7月14日の日記
2012年7月14日●御岳山登山
仕事の谷間を見計らって、御岳山と日の出山に行った。
8:20新宿発の中央線で青梅線に入り、御嶽駅からバスに乗って
ケーブルカーの駅に10時くらいに到着する。
バス停からケーブルカー乗り場までがけっこうな坂で、さっそく疲れた。
ケーブルカーでさっくり上がると、筑波山の上みたいな感じで売店が
立ち並び、見晴らし台もあってけっこう開けている。
ここから舗装された平らな道を歩いて行くと、宿場町というのか、
参拝客用の宿が並ぶ小さい集落に入る。神代からのケヤキの下を通り、
長い石段をぜーぜー言いながら登って御嶽神社に到着。
ヤマトタケルノミコトを助けた犬を祀っているとのことで、
犬を連れた客も少し見かけた。
ただ、高尾山並みに開けた印象のわりには、高尾山より圧倒的に
人がいない。土日は混むのかな?
参道に並んだ土産屋で味噌パンを買った時に、ラジオから
サカナクションの「僕と花」が流れてきた。
サカナクションって表参道26時でレーザー飛び交うみたいな、
すごく都会的なイメージだから、この風景とあまりにも
そぐわなくて面白かった。
お参りのあと11:30くらいに日の出山への道をたどり始める。
静かな杉林の木漏れ日の中を行く、なだらかな歩きやすい道で、
気温も涼しくてすばらしく快適なハイキングなんだけど、
高尾山のようなところどころで休める広場やベンチ的なものが
ないのでひたすら歩き続けるか、立って休むことしかできない。
だいぶ飽きてきたころに日の出山頂に着き、あずまやで昼ご飯。
ガスバーナーでラーメン作ってるおじさんたちがいた。
私はいつものようにおにぎり2個とゆで卵とチーズ。あとチョコと
味噌パンとホット麦茶とポカリスエット。
13時前くらいに出発して、あとは温泉目指して下るだけ。
「熊に注意」という看板があり、「またまたぁ、どうせ古い看板
なんでしょ?」と思ったら2012年6月20日と書いてあり、超最近。
「ツキノワグマの目撃情報が多発しているので、熊よけの鈴か
音を出したラジオを持って歩きましょう」とあるが、こんな
山の上で言われても鈴なんか持ってないよー。
この山頂に鈴売り場を作ったら売れそう。
しばらく調子よく下り続けるとY字路があって、私がYの字の
上片方からやってきたと思いねえ。
そしたら目指す温泉はY字のもう片方の上だという道しるべがあり、
明らかに上に戻っている。
あわてて地図を見直すと、日の出山頂から下るときに降りる道を
一本間違えていたらしい。仕方がないので道しるべに従って進み、
せっかく下ってきたのにまたひとしきり登る。
しかもこの道はほとんど使われていないらしく、狭くて
クモの糸がしょっちゅう道を横断している。
人通りもこのところまったくないので、本格的に熊が出そうな
雰囲気になってきて、怖いので即興の歌を歌いながら
息を切らして歩いた。
なんとか当初下るべきだった道に合流できた。ガイド本によると
「温泉の看板に従って行けば迷わない」と書いてあるんだが、
看板の文字がほとんど消えかけててわかりにくかった。
途中、赤土の滑りやすいところもあったけどおおむね歩きやすく、
しかし休憩するところがないのでひたすら歩き続けて、どこまで
行ってもふもとにつく気配がないぞと心配しかけたころ、
舗装道路について気温も上がり、最後の上り坂をこえて15時前に
「つるつる温泉」にたどりついたときには、温泉入ってきたのかと
思うくらい上気して汗だくになってた。
入口に「入場制限中」という看板をいつでも出せるような
準備がされていたから、すごく混むこともあるんだろうけど
今日は空いてた。露天風呂もあった。
肌がつるつるになるから「つるつる温泉」っていう名前らしく、
浸かっていたら確かにすごくつるつるになったので、洗面器に
ガバッと顔をつけたかったけど、すごく怪しいからやめといた。
翌日のシャワーの時にも肌の手触りが全然違ってびっくりした。
あの温泉に通ったらめちゃめちゃつるつるになると思う。
サッパリして、16:15のバスで武蔵五日市に出て、18時くらいに帰宅。
高尾山に比べると交通費もかかるし遠いけど、人が少なくて
標高が少し高い分涼しいのがいい。あのあたりは山だらけだから
またつるつる温泉を終点に歩いてみてもいいと思った。
●TOTALFAT
昨日は奥多摩、今日は千葉と、東西の移動距離が大きい。
千葉LOOKのツアー初日ワンマンに行った。
かなり狭くて、新宿ロフトくらいだろうか。
やる気勢の若者がみっちり詰まって、最初から暴れまくり、
ライブを見るというよりライブの客を見に来た感じ。
私はできるだけぶつからないように右後ろ隅にいたけど、
ステージが低いので彼らの顔がちょっと見えるくらい。
MCのタイミングで後ろの外につながるドアが開き、ものすごく
涼しい風が吹きこんできて生き返った。
最後のほうでちょっと休めるタイミングがあったけど、
全体としては全力疾走。
ダイバーが次から次へと転がっていたけど、ステージ前で
受け止める係の人がラストのOVERDRIVEを口ずさんでいて
ちょっと感動した。
しかし、私はそんなに暴れたい派ではないので(体力も
ないしだいたい眼鏡かけてるしね)、ステージが全然
見えないライブはちょっときつい。
●エジプト展 森アーツセンターギャラリー
六本木ヒルズのエジプト展へ。
やっぱり4000年も昔の紙や布が、きれいな彩色のままこんなに
きれいな状態で残っているというのはつくづくすごい。
色が付いているのは、古代エジプト美術の大きな魅力だと思う。
ヒエログリフも黒赤使い分けられていた。
目玉の37メートルあるパピルスは確かに見ごたえがあり、
解説もわかりやすかった。
布をかぶって目と足だけが出ている謎のキャラクターが、かなり
不気味可愛い感じで、一体何なのかは解明されてないらしい。
気になる。
あと、死後の世界に入る時に「42条の否定告白」ってのがあって
「私は盗みをしていません」とか言うんだけど、42条の中に3回も
「他人を攻撃していない」が出てくるし、「詐欺をしていない」も
2回出てくる。「さっきも聞いたけど、本当に?本当にやってない?」
って何度も聞かれるんだろうか。
あと「会話中に言葉を増やす」ってのも罪らしい。難しい……。
会場内がやたら寒かったのと、基本的にヒエログリフばっかり
延々と続くので好きじゃないと飽きるかもしれないが、
見るものがたくさんあって面白かった。
そのまま下のレストラン街に行って野菜レストランでヘルシーランチ、
ジョエル・ロブションのパンを買って帰ってきた。
仕事の谷間を見計らって、御岳山と日の出山に行った。
8:20新宿発の中央線で青梅線に入り、御嶽駅からバスに乗って
ケーブルカーの駅に10時くらいに到着する。
バス停からケーブルカー乗り場までがけっこうな坂で、さっそく疲れた。
ケーブルカーでさっくり上がると、筑波山の上みたいな感じで売店が
立ち並び、見晴らし台もあってけっこう開けている。
ここから舗装された平らな道を歩いて行くと、宿場町というのか、
参拝客用の宿が並ぶ小さい集落に入る。神代からのケヤキの下を通り、
長い石段をぜーぜー言いながら登って御嶽神社に到着。
ヤマトタケルノミコトを助けた犬を祀っているとのことで、
犬を連れた客も少し見かけた。
ただ、高尾山並みに開けた印象のわりには、高尾山より圧倒的に
人がいない。土日は混むのかな?
参道に並んだ土産屋で味噌パンを買った時に、ラジオから
サカナクションの「僕と花」が流れてきた。
サカナクションって表参道26時でレーザー飛び交うみたいな、
すごく都会的なイメージだから、この風景とあまりにも
そぐわなくて面白かった。
お参りのあと11:30くらいに日の出山への道をたどり始める。
静かな杉林の木漏れ日の中を行く、なだらかな歩きやすい道で、
気温も涼しくてすばらしく快適なハイキングなんだけど、
高尾山のようなところどころで休める広場やベンチ的なものが
ないのでひたすら歩き続けるか、立って休むことしかできない。
だいぶ飽きてきたころに日の出山頂に着き、あずまやで昼ご飯。
ガスバーナーでラーメン作ってるおじさんたちがいた。
私はいつものようにおにぎり2個とゆで卵とチーズ。あとチョコと
味噌パンとホット麦茶とポカリスエット。
13時前くらいに出発して、あとは温泉目指して下るだけ。
「熊に注意」という看板があり、「またまたぁ、どうせ古い看板
なんでしょ?」と思ったら2012年6月20日と書いてあり、超最近。
「ツキノワグマの目撃情報が多発しているので、熊よけの鈴か
音を出したラジオを持って歩きましょう」とあるが、こんな
山の上で言われても鈴なんか持ってないよー。
この山頂に鈴売り場を作ったら売れそう。
しばらく調子よく下り続けるとY字路があって、私がYの字の
上片方からやってきたと思いねえ。
そしたら目指す温泉はY字のもう片方の上だという道しるべがあり、
明らかに上に戻っている。
あわてて地図を見直すと、日の出山頂から下るときに降りる道を
一本間違えていたらしい。仕方がないので道しるべに従って進み、
せっかく下ってきたのにまたひとしきり登る。
しかもこの道はほとんど使われていないらしく、狭くて
クモの糸がしょっちゅう道を横断している。
人通りもこのところまったくないので、本格的に熊が出そうな
雰囲気になってきて、怖いので即興の歌を歌いながら
息を切らして歩いた。
なんとか当初下るべきだった道に合流できた。ガイド本によると
「温泉の看板に従って行けば迷わない」と書いてあるんだが、
看板の文字がほとんど消えかけててわかりにくかった。
途中、赤土の滑りやすいところもあったけどおおむね歩きやすく、
しかし休憩するところがないのでひたすら歩き続けて、どこまで
行ってもふもとにつく気配がないぞと心配しかけたころ、
舗装道路について気温も上がり、最後の上り坂をこえて15時前に
「つるつる温泉」にたどりついたときには、温泉入ってきたのかと
思うくらい上気して汗だくになってた。
入口に「入場制限中」という看板をいつでも出せるような
準備がされていたから、すごく混むこともあるんだろうけど
今日は空いてた。露天風呂もあった。
肌がつるつるになるから「つるつる温泉」っていう名前らしく、
浸かっていたら確かにすごくつるつるになったので、洗面器に
ガバッと顔をつけたかったけど、すごく怪しいからやめといた。
翌日のシャワーの時にも肌の手触りが全然違ってびっくりした。
あの温泉に通ったらめちゃめちゃつるつるになると思う。
サッパリして、16:15のバスで武蔵五日市に出て、18時くらいに帰宅。
高尾山に比べると交通費もかかるし遠いけど、人が少なくて
標高が少し高い分涼しいのがいい。あのあたりは山だらけだから
またつるつる温泉を終点に歩いてみてもいいと思った。
●TOTALFAT
昨日は奥多摩、今日は千葉と、東西の移動距離が大きい。
千葉LOOKのツアー初日ワンマンに行った。
かなり狭くて、新宿ロフトくらいだろうか。
やる気勢の若者がみっちり詰まって、最初から暴れまくり、
ライブを見るというよりライブの客を見に来た感じ。
私はできるだけぶつからないように右後ろ隅にいたけど、
ステージが低いので彼らの顔がちょっと見えるくらい。
MCのタイミングで後ろの外につながるドアが開き、ものすごく
涼しい風が吹きこんできて生き返った。
最後のほうでちょっと休めるタイミングがあったけど、
全体としては全力疾走。
ダイバーが次から次へと転がっていたけど、ステージ前で
受け止める係の人がラストのOVERDRIVEを口ずさんでいて
ちょっと感動した。
しかし、私はそんなに暴れたい派ではないので(体力も
ないしだいたい眼鏡かけてるしね)、ステージが全然
見えないライブはちょっときつい。
●エジプト展 森アーツセンターギャラリー
六本木ヒルズのエジプト展へ。
やっぱり4000年も昔の紙や布が、きれいな彩色のままこんなに
きれいな状態で残っているというのはつくづくすごい。
色が付いているのは、古代エジプト美術の大きな魅力だと思う。
ヒエログリフも黒赤使い分けられていた。
目玉の37メートルあるパピルスは確かに見ごたえがあり、
解説もわかりやすかった。
布をかぶって目と足だけが出ている謎のキャラクターが、かなり
不気味可愛い感じで、一体何なのかは解明されてないらしい。
気になる。
あと、死後の世界に入る時に「42条の否定告白」ってのがあって
「私は盗みをしていません」とか言うんだけど、42条の中に3回も
「他人を攻撃していない」が出てくるし、「詐欺をしていない」も
2回出てくる。「さっきも聞いたけど、本当に?本当にやってない?」
って何度も聞かれるんだろうか。
あと「会話中に言葉を増やす」ってのも罪らしい。難しい……。
会場内がやたら寒かったのと、基本的にヒエログリフばっかり
延々と続くので好きじゃないと飽きるかもしれないが、
見るものがたくさんあって面白かった。
そのまま下のレストラン街に行って野菜レストランでヘルシーランチ、
ジョエル・ロブションのパンを買って帰ってきた。
6月15日の日記
2012年6月15日5/5の日記で書いてるゴーメンガースト三部作、すごい長いことかかって
やっと全3巻を読み終わった。
第二部「ゴーメンガースト」は特に終盤がかなり面白く、
いろんな主要キャラが死んでタイタスの幼年期の終わりと故郷からの出奔で
きれいにまとまって終わったので、もう続きいらないんじゃないかと思った。
訳者があとがきでスティアパイクが嫌いだと言ってるんだけど、
彼は悪役としては相当カッコいいと思う。何しろ才覚があるだけでなく
努力家で、「野望のためにできることがあるなら、それがどんなに
つらくてしんどいことだろうが、やるのが当然すぎるほど当然」という
姿勢が素晴らしい。一介の台所見習いから人々を利用して成り上がり、
今までの悪事がばれて完全に追い詰められた瞬間にもなお、生き延びるため
死に物狂いで策を弄する精神の強さに惚れ惚れする。
第三部は病床で書かれただけあって、支離滅裂とまではいかないけど
フラフラした展開が、子どもの頃何度か挑戦したけどどうしても最後まで
読みとおすことができなかった「北風のうしろの国」を思い出させた。
第二部でやっぱり終わっておけばよかったかも……。
ファンタジーだと思ってたら突然ヘリとかレーザー銃とか出てくるし。
あと主人公が行く先々で美女にひと目ぼれされるのはなんなの?
やっと全3巻を読み終わった。
第二部「ゴーメンガースト」は特に終盤がかなり面白く、
いろんな主要キャラが死んでタイタスの幼年期の終わりと故郷からの出奔で
きれいにまとまって終わったので、もう続きいらないんじゃないかと思った。
訳者があとがきでスティアパイクが嫌いだと言ってるんだけど、
彼は悪役としては相当カッコいいと思う。何しろ才覚があるだけでなく
努力家で、「野望のためにできることがあるなら、それがどんなに
つらくてしんどいことだろうが、やるのが当然すぎるほど当然」という
姿勢が素晴らしい。一介の台所見習いから人々を利用して成り上がり、
今までの悪事がばれて完全に追い詰められた瞬間にもなお、生き延びるため
死に物狂いで策を弄する精神の強さに惚れ惚れする。
第三部は病床で書かれただけあって、支離滅裂とまではいかないけど
フラフラした展開が、子どもの頃何度か挑戦したけどどうしても最後まで
読みとおすことができなかった「北風のうしろの国」を思い出させた。
第二部でやっぱり終わっておけばよかったかも……。
ファンタジーだと思ってたら突然ヘリとかレーザー銃とか出てくるし。
あと主人公が行く先々で美女にひと目ぼれされるのはなんなの?
5月27日の日記
2012年5月27日●少年社中「ハムレットォ!!」あうるすぽっと
客席への諸注意を群唱でやったりするツカミが面白い。
「どちらから来ましたか?」と客に聞いて、「火星」と答える
最前列のお客さん、「え?何?どう対処すんの?」と戸惑う客席の
空気、うまいこといなす長谷川さんもナイス。
最初、久々に難しい構成の脚本きた!と思った。
この人にはこの幽霊キャラが見えてるけどその人には見えてない、とか
劇団の芝居と本物の出来事が時系列ごっちゃに混ざったりするから、
芝居に慣れてない人はわからないのでは……と勝手に心配していた。
終演後に後ろの方で「まさか2時間休憩がないとは……」って
お客さんの声が聞こえたし。
死にそうになりながら頑張る、という井俣さんの力押しでラストの
感動まで無理やり持ってった感じはあるけど、ハムレットがちゃんと
ハムレットの話のまま喜劇になっていて、登場人物それぞれに
心温まるオチもついていた。
好き好きだと思うけど、シリアスな場面の中に小刻みに笑いを
入れてくるのが、「笑っていいのか?」って一瞬迷うのであまり
好きじゃない。ゲラゲラ笑った後、突然シーンとなるギャップが
激しいほうが好きかな。
とはいえ全編通して笑いに溢れていてとても楽しかった。
DVDとかグッズを買ったら、今回の公演で使ったお金が計2万円に。
かなりの出費だけど、某プリキュアとかにハマって遠征しまくってる
人にしてみれば「安すぎ!」って感じなのかな。
ポスターがついてきたので、物販に出ていた劇団員のお二人に
サインを頂いた。毎回来ればサイン全部集まるけどさすがに無理。
あと8月の次回作に唐橋さんが出るらしいのですごく楽しみ。
いつもよりちょっと高いせいかチケットが売れてないようだったので
お勧めしておきたい。31日まで池袋で公演中。
客席への諸注意を群唱でやったりするツカミが面白い。
「どちらから来ましたか?」と客に聞いて、「火星」と答える
最前列のお客さん、「え?何?どう対処すんの?」と戸惑う客席の
空気、うまいこといなす長谷川さんもナイス。
最初、久々に難しい構成の脚本きた!と思った。
この人にはこの幽霊キャラが見えてるけどその人には見えてない、とか
劇団の芝居と本物の出来事が時系列ごっちゃに混ざったりするから、
芝居に慣れてない人はわからないのでは……と勝手に心配していた。
終演後に後ろの方で「まさか2時間休憩がないとは……」って
お客さんの声が聞こえたし。
死にそうになりながら頑張る、という井俣さんの力押しでラストの
感動まで無理やり持ってった感じはあるけど、ハムレットがちゃんと
ハムレットの話のまま喜劇になっていて、登場人物それぞれに
心温まるオチもついていた。
好き好きだと思うけど、シリアスな場面の中に小刻みに笑いを
入れてくるのが、「笑っていいのか?」って一瞬迷うのであまり
好きじゃない。ゲラゲラ笑った後、突然シーンとなるギャップが
激しいほうが好きかな。
とはいえ全編通して笑いに溢れていてとても楽しかった。
DVDとかグッズを買ったら、今回の公演で使ったお金が計2万円に。
かなりの出費だけど、某プリキュアとかにハマって遠征しまくってる
人にしてみれば「安すぎ!」って感じなのかな。
ポスターがついてきたので、物販に出ていた劇団員のお二人に
サインを頂いた。毎回来ればサイン全部集まるけどさすがに無理。
あと8月の次回作に唐橋さんが出るらしいのですごく楽しみ。
いつもよりちょっと高いせいかチケットが売れてないようだったので
お勧めしておきたい。31日まで池袋で公演中。
5月27日の日記
2012年5月27日
最近の出来事続き
●セザンヌ展 国立新美術館
朝イチで行ったけどかなり混んでいた。
セザンヌというと、全体的に荒削りで静物画とサント・ヴィクトワール山の
絵しか描いてないというイメージがあってあまり興味がなかったが、
説明によると以後の絵画の諸要素を試している「時代の先駆け」だそうで、
そう言われると「このへんキュービスムっぽい」とかわかる。
静物画の中に出てくる瓶などの本物が見られるのは面白い。
チラシのメインになっているオレンジとリンゴの静物画は、ごく普通の
静物画なんだけど実際に見ると色鮮やかでバランスも良く、さまざまな
角度の視点が破綻なくまとまっていて静物画の中でも格が違う感じ。
それにしてもいい絵はほとんどオルセーから来ている気がする。
そのあとミッドタウンのオシャレカフェでランチしていたら、
みるみる暗雲が立ち込めて雷と強風と雨になり、テラスのステキな
パラソルの下のテーブルでは、店内満席のため中に入れない
ゆるふわ系OLの皆さんがブランケットにくるまりながら
ベビーリーフサラダが風にさらわれないよう必死になっていた。
セザンヌ展とコラボの、オレンジとリンゴのタルト(写真)をお土産に。
リンゴが思ったよりシャキシャキしていておいしかった。
●ボストン美術館展 国立博物館
これも朝だったけどすごい混雑。
一室と二室に分かれていて、二室から見始めると多少空いているし、
大きな襖絵などが多いので後ろからでも見やすい。
やはり若冲と蕭白(両方とも一発で漢字変換された)が見事。
アニメっぽい動きもある、ちょっと困り顔の巨大な龍とか、
ああいう迫力のある襖絵はどういう建物にあったんだろう?
普通の部屋にあったらものすごく落ち着かないと思う。
一室のほうは仏画などが多く、古くて発色も悪い上に照明が暗くて
ほとんど見えない。さらに絵巻物のコーナーで人の流れが止まってしまう。
しかたないので上のほうにあるダイジェストのパネルだけ見たが、
吉備真備の大冒険絵巻は内容がやたらと面白かった。
やったことのない囲碁の勝負を挑まれて、格子天井で練習したうえ
碁石を腹の中に呑み込むというイカサマで勝利。疑われて下剤を
飲まされたが、「超能力で我慢」するという超展開。
●高尾山
リハビリ的にしばらくぶりの登山。
小仏バス停から出発して景信→高尾のルートで行こうと思っていたが、
電車が遅れて一時間に一本のバスに間に合わなかったので、去年と同じ
高尾→景信ルートになった。6号路を登るのも前と同じ。
前は9時に登り始めて16時にバス停に着いたけど、今回は9時半-15時。
暑さが違ったので休憩時間が短くて済んだ。
エネルギー源はおにぎり2個(計250グラム)、ゆで卵と三角チーズ、
ソイジョイ1本、マカダミアナッツチョコひと箱、キャラメル半箱、
ポカリスエット500ml、ホット麦茶350ml。
遠足の子供たちが、6号路の最後の長い階段を上がったところで
口々に「休みたい」と騒ぐのに対し、引率の先生は「もう少しで頂上
だから休まない!水は飲んでいいけど飴はダメ!もう食べちゃった?
そういう子はおやつ全部取り上げ!!」と怒りながら無理やり子供たちを
引っ張っていった。
私が階段を上がりきった広場のベンチに座っておにぎりを食べていたら、
そのわきを通り過ぎながらこっちをじーっと見て「いいないいなー、
休めていいなー」と子供たちが言っていた。
景信からの下りで考え事をしながら歩いていたら転んでしまった。
一瞬のことで、「え?」と思ったらもうストーンと尻餅をついていて
「痛っ!?」という感じだった。
けっこう泥がついてしまったのと、翌日筋肉痛になった。
次は御岳山に行って、高尾陣馬縦走ができるくらいまで鍛えて、
山小屋一泊で富士山に登れるところまで行きたい。
●セザンヌ展 国立新美術館
朝イチで行ったけどかなり混んでいた。
セザンヌというと、全体的に荒削りで静物画とサント・ヴィクトワール山の
絵しか描いてないというイメージがあってあまり興味がなかったが、
説明によると以後の絵画の諸要素を試している「時代の先駆け」だそうで、
そう言われると「このへんキュービスムっぽい」とかわかる。
静物画の中に出てくる瓶などの本物が見られるのは面白い。
チラシのメインになっているオレンジとリンゴの静物画は、ごく普通の
静物画なんだけど実際に見ると色鮮やかでバランスも良く、さまざまな
角度の視点が破綻なくまとまっていて静物画の中でも格が違う感じ。
それにしてもいい絵はほとんどオルセーから来ている気がする。
そのあとミッドタウンのオシャレカフェでランチしていたら、
みるみる暗雲が立ち込めて雷と強風と雨になり、テラスのステキな
パラソルの下のテーブルでは、店内満席のため中に入れない
ゆるふわ系OLの皆さんがブランケットにくるまりながら
ベビーリーフサラダが風にさらわれないよう必死になっていた。
セザンヌ展とコラボの、オレンジとリンゴのタルト(写真)をお土産に。
リンゴが思ったよりシャキシャキしていておいしかった。
●ボストン美術館展 国立博物館
これも朝だったけどすごい混雑。
一室と二室に分かれていて、二室から見始めると多少空いているし、
大きな襖絵などが多いので後ろからでも見やすい。
やはり若冲と蕭白(両方とも一発で漢字変換された)が見事。
アニメっぽい動きもある、ちょっと困り顔の巨大な龍とか、
ああいう迫力のある襖絵はどういう建物にあったんだろう?
普通の部屋にあったらものすごく落ち着かないと思う。
一室のほうは仏画などが多く、古くて発色も悪い上に照明が暗くて
ほとんど見えない。さらに絵巻物のコーナーで人の流れが止まってしまう。
しかたないので上のほうにあるダイジェストのパネルだけ見たが、
吉備真備の大冒険絵巻は内容がやたらと面白かった。
やったことのない囲碁の勝負を挑まれて、格子天井で練習したうえ
碁石を腹の中に呑み込むというイカサマで勝利。疑われて下剤を
飲まされたが、「超能力で我慢」するという超展開。
●高尾山
リハビリ的にしばらくぶりの登山。
小仏バス停から出発して景信→高尾のルートで行こうと思っていたが、
電車が遅れて一時間に一本のバスに間に合わなかったので、去年と同じ
高尾→景信ルートになった。6号路を登るのも前と同じ。
前は9時に登り始めて16時にバス停に着いたけど、今回は9時半-15時。
暑さが違ったので休憩時間が短くて済んだ。
エネルギー源はおにぎり2個(計250グラム)、ゆで卵と三角チーズ、
ソイジョイ1本、マカダミアナッツチョコひと箱、キャラメル半箱、
ポカリスエット500ml、ホット麦茶350ml。
遠足の子供たちが、6号路の最後の長い階段を上がったところで
口々に「休みたい」と騒ぐのに対し、引率の先生は「もう少しで頂上
だから休まない!水は飲んでいいけど飴はダメ!もう食べちゃった?
そういう子はおやつ全部取り上げ!!」と怒りながら無理やり子供たちを
引っ張っていった。
私が階段を上がりきった広場のベンチに座っておにぎりを食べていたら、
そのわきを通り過ぎながらこっちをじーっと見て「いいないいなー、
休めていいなー」と子供たちが言っていた。
景信からの下りで考え事をしながら歩いていたら転んでしまった。
一瞬のことで、「え?」と思ったらもうストーンと尻餅をついていて
「痛っ!?」という感じだった。
けっこう泥がついてしまったのと、翌日筋肉痛になった。
次は御岳山に行って、高尾陣馬縦走ができるくらいまで鍛えて、
山小屋一泊で富士山に登れるところまで行きたい。
5月27日の日記
2012年5月27日●another sunnydayライブ渋谷O-WEST
始まる直前に入ったけど右端寄り前から5列目くらいに入れた。
対バンのクアトロのことは全然知らなかったけど、思ったより
キャッチーで明るい音楽だった。ボーカルがシャツのボタンを
一番上までとめてて前髪パッツンでベボベっぽいと思った。
MCのうしろでギターがBGMを弾き始め、「何してんの?
ああ、アーティストっぽいやつね。やってやって」とボーカルが
言いつつ喋っていると、バンジョーも入ってきてやたら陽気なムードに。
フェスでほかにかぶってるバンドがなかったら見に行くのは確実。
アナサニのほうは、伊藤さんがマイクを持つ左手が表情豊かで、
けっこうこっち側を見ながら歌ってることも多くて、素晴らしい。
中山さんが息を切らしながら長いことMCを喋るのがうれしい。
酔っぱらってハイチュウ食った食わないで大喧嘩したとか。
誕生日祝いがAKBグッズばっかりだったとか。
へこんでる中山さんに伊藤さんが「Time for Healingですよ」って言ったとか。
ツアー回って「バンド感」が増してきたという話。
でも先日出た伊藤さんのソロアルバム「frienemy」もかなり良かった。
3、4のバンド曲はデビューしたてのバンドみたいな初々しさがあるが、
疾走感のあるアレンジの1、2はアナサニより好きかも。
アナサニでアレンジしてやってくれたらいいのになー。
始まる直前に入ったけど右端寄り前から5列目くらいに入れた。
対バンのクアトロのことは全然知らなかったけど、思ったより
キャッチーで明るい音楽だった。ボーカルがシャツのボタンを
一番上までとめてて前髪パッツンでベボベっぽいと思った。
MCのうしろでギターがBGMを弾き始め、「何してんの?
ああ、アーティストっぽいやつね。やってやって」とボーカルが
言いつつ喋っていると、バンジョーも入ってきてやたら陽気なムードに。
フェスでほかにかぶってるバンドがなかったら見に行くのは確実。
アナサニのほうは、伊藤さんがマイクを持つ左手が表情豊かで、
けっこうこっち側を見ながら歌ってることも多くて、素晴らしい。
中山さんが息を切らしながら長いことMCを喋るのがうれしい。
酔っぱらってハイチュウ食った食わないで大喧嘩したとか。
誕生日祝いがAKBグッズばっかりだったとか。
へこんでる中山さんに伊藤さんが「Time for Healingですよ」って言ったとか。
ツアー回って「バンド感」が増してきたという話。
でも先日出た伊藤さんのソロアルバム「frienemy」もかなり良かった。
3、4のバンド曲はデビューしたてのバンドみたいな初々しさがあるが、
疾走感のあるアレンジの1、2はアナサニより好きかも。
アナサニでアレンジしてやってくれたらいいのになー。
5月5日の日記
2012年5月5日JAPAN JAM2012に行ったメモ。
CDJの時に先行で3日1万円のチケットを買っていたが、昨年・一昨年に
比べるとはるかに規模縮小していて、先行を買ってなかったら
まず行ってなかったと思う。
5/3 1日目
出場順はWebに載っている通りかと深く考えずに3時過ぎに到着、先行特典のTシャツを引き替えていたら聞き覚えのあるフレーズがフロアから聞こえ、雅がトップバッターだとわかって駆け込む。ソイルとキルビルのテーマをやったがアレンジが激しすぎてわからず。そのあと日本を代表するベース4人とのセッション、ひなっちが最初に登場。一番音がぼわぼわしていて、この4人の中ではさすがのひなっちも霞んでしまう。ザゼンの人はキッパリした音で、掛け合いの時にやや空気を読まない?空白が入る。ハマはやっぱり安定で、いつもはやらないようなパフォーマンス分多め。最後がRIZEのKenKen(スラッシュに似てる、終わった後ロビーのドリンクコーナーに普通にいてびっくりした)、出てきたときひなっちが「すっげー!」か「やっべー!」か、素で叫んでた。ベースの音域帯が音でいっぱいになり4人がメインで弾く担当を譲り合う。ひなっちとハマが右側だったので近くてよく見えたし、かなり踊って、今日の分の元はとった。
次のスネオヘアーは後ろの壁ぎわに座ってちょっと寝てた。ほんわかバラードみたいのより、情熱サイドのやや暗いバンドサウンドのほうがかっこいい。声がきれいによく伸びて、歌がかなり上手いと知った。
このあとグッズ売り場を見に行ったらヒダカトオルのブースが閉まってたので、それなら次がヒダカトオルだろうから聞いていこうと思ったら、出てきたのが髭だったので帰った。
5/4 2日目
3時前、雨が本降りになる直前に会場入り。出場順を開会挨拶で確認。
中田裕二って全然チェックしてなかったけど、椿屋の人だと歌声を聞いてわかった。最初だけオリジナルで2曲めから懐メロづくし、ジュリー以外はみんな知ってた。「若い子は知らないよね」って流れで「10代の人?」と手を挙げさせたらけっこう少なかった。その流れで20代、30代って聞いて行くのかと思ったらそれで終わりだった。歌い方にも合ってる曲ばかりだしアレンジもかっこよく、面白かった。
向井+星野は1人ずつ交互にしーんとした感じで始まる。2人の曲の長さが全然違う。互いの曲をやるのは面白い。さわやかな透明少女とか。劇中曲の変な歌もレアだし、SAKEROCKはニャーニャー言いながらもカッコ良くて面白かった。最後のYUIで盛り上がるドラマ性のあるステージだった。
GOOD 4 NOTHINGはほとんど知らなかったけどTFN19と客かぶってそう。関西弁のうまいスコット・マーフィーが乾杯をやり、世良公則は白い長いマイクスタンドを振り回したり投げたりして派手。去年見た藤井フミヤもそうだけどあの年代の歌手はマイクパフォーマンスで女の子をキャーキャー言わせていたんだろうか。最後に終わると見せかけてもうワンコーラス、というのを天丼的に何度も繰り返して笑った。
一応今日のメイン、TOTALFAT×Northern19。先にTOTALFATが3曲、Good Fight & Promise Youで客に歌わせずにすぐ終わる。Northern19は去年のJAPAN JAMで聞いたきりなので、そういやこんなだったなと思い出す。曲を知らない上にドラムがひたすら打ちまくるのでのりにくい。7人になってのWorld of GloryとSummer Frequenceで超テンションあがった。STAY YOUTH FOREVERを客に歌わせて締め、アンコール待ちでもそれを歌い、アンコールのGood Fight & Promise Youを全力で歌いながら右手挙げてピョンピョン跳ねてもあまり息が切れなくて、自分まだ若いじゃんと思った。前方左右でサークルが回ってて、禁止のはずのダイバーもいた。すごい盛り上がったラストだったが、フロアを見渡したらすごく人が少なくてもったいない。これじゃやっぱり来年はなさそうだな……。イベントとしてはすごくいいんだけど。
5/5 3日目
12人も出る大勢のセッションがきっと最後だろうから、それを聞かないで帰れば今日も早く帰れるなと思いつつ3時に着いたら、それが最初だった。デビロックの時にもこの人合わないなあと思ってたDJがずっとしゃべっててうざかったから外に出て、快晴の日陰の椅子でのんびり風に吹かれつつ本読んでた。
THE NOVEMBERSは後ろで座ってた。tacicaとのイベントで初めて聞いたときは絶叫してるだけという印象で曲が全然わかんなかったけど、今日は音響よかったせいか、ちゃんと聞こえてまあまあいいなと思った。アートスクールに近いかも?でもゲストの曲やりだしたら急に飽きてきて、携帯でこのメモをポチポチと書き始める。
終わりの1曲前で外に出て屋台のケバブサンド。香辛料の味がほとんどしなくて食べやすい味だったけどあまりトルコっぽさはない。
TRICERATOPS は“姫”が出て一気に大人な雰囲気が上がり、帽子でキャバレー風?に目を隠したり三角の布を広げてクルクル回ったり、杏子かっこいいし若い、ジャズも超うまい。貫禄と風格。
最後のOKAMOTO’SはCDJで初めて見たときと比べてMCもライブ運びもこなれた感じ。ハマの安定感って上手いスタジオミュージシャンぽい。φ(゜゜)ノ゜ドラムは見た目変だけどしっかりしてる。ボーカルはうまいとは言えないけどワイルドな一生懸命さが合ってる。
ぽっちゃりした白い肌にオーバーオールを着たダブルギターが天国への階段をズットズレテルズ入場との繋ぎに弾き始めたんだけどかなりつたない感じで、これって笑うところなのか?と迷う。ズットズレテルズは格好が変で、リズム隊はむろんしっかりしてるしダブルボーカルもなかなかうまいけどなんか学芸会ふうのムードが漂ってる、なんというか……本人たちは楽しんでるけど……って感じかな。曲もあんまり好みじゃなかったので2曲聞いて帰った。
CDJの時に先行で3日1万円のチケットを買っていたが、昨年・一昨年に
比べるとはるかに規模縮小していて、先行を買ってなかったら
まず行ってなかったと思う。
5/3 1日目
出場順はWebに載っている通りかと深く考えずに3時過ぎに到着、先行特典のTシャツを引き替えていたら聞き覚えのあるフレーズがフロアから聞こえ、雅がトップバッターだとわかって駆け込む。ソイルとキルビルのテーマをやったがアレンジが激しすぎてわからず。そのあと日本を代表するベース4人とのセッション、ひなっちが最初に登場。一番音がぼわぼわしていて、この4人の中ではさすがのひなっちも霞んでしまう。ザゼンの人はキッパリした音で、掛け合いの時にやや空気を読まない?空白が入る。ハマはやっぱり安定で、いつもはやらないようなパフォーマンス分多め。最後がRIZEのKenKen(スラッシュに似てる、終わった後ロビーのドリンクコーナーに普通にいてびっくりした)、出てきたときひなっちが「すっげー!」か「やっべー!」か、素で叫んでた。ベースの音域帯が音でいっぱいになり4人がメインで弾く担当を譲り合う。ひなっちとハマが右側だったので近くてよく見えたし、かなり踊って、今日の分の元はとった。
次のスネオヘアーは後ろの壁ぎわに座ってちょっと寝てた。ほんわかバラードみたいのより、情熱サイドのやや暗いバンドサウンドのほうがかっこいい。声がきれいによく伸びて、歌がかなり上手いと知った。
このあとグッズ売り場を見に行ったらヒダカトオルのブースが閉まってたので、それなら次がヒダカトオルだろうから聞いていこうと思ったら、出てきたのが髭だったので帰った。
5/4 2日目
3時前、雨が本降りになる直前に会場入り。出場順を開会挨拶で確認。
中田裕二って全然チェックしてなかったけど、椿屋の人だと歌声を聞いてわかった。最初だけオリジナルで2曲めから懐メロづくし、ジュリー以外はみんな知ってた。「若い子は知らないよね」って流れで「10代の人?」と手を挙げさせたらけっこう少なかった。その流れで20代、30代って聞いて行くのかと思ったらそれで終わりだった。歌い方にも合ってる曲ばかりだしアレンジもかっこよく、面白かった。
向井+星野は1人ずつ交互にしーんとした感じで始まる。2人の曲の長さが全然違う。互いの曲をやるのは面白い。さわやかな透明少女とか。劇中曲の変な歌もレアだし、SAKEROCKはニャーニャー言いながらもカッコ良くて面白かった。最後のYUIで盛り上がるドラマ性のあるステージだった。
GOOD 4 NOTHINGはほとんど知らなかったけどTFN19と客かぶってそう。関西弁のうまいスコット・マーフィーが乾杯をやり、世良公則は白い長いマイクスタンドを振り回したり投げたりして派手。去年見た藤井フミヤもそうだけどあの年代の歌手はマイクパフォーマンスで女の子をキャーキャー言わせていたんだろうか。最後に終わると見せかけてもうワンコーラス、というのを天丼的に何度も繰り返して笑った。
一応今日のメイン、TOTALFAT×Northern19。先にTOTALFATが3曲、Good Fight & Promise Youで客に歌わせずにすぐ終わる。Northern19は去年のJAPAN JAMで聞いたきりなので、そういやこんなだったなと思い出す。曲を知らない上にドラムがひたすら打ちまくるのでのりにくい。7人になってのWorld of GloryとSummer Frequenceで超テンションあがった。STAY YOUTH FOREVERを客に歌わせて締め、アンコール待ちでもそれを歌い、アンコールのGood Fight & Promise Youを全力で歌いながら右手挙げてピョンピョン跳ねてもあまり息が切れなくて、自分まだ若いじゃんと思った。前方左右でサークルが回ってて、禁止のはずのダイバーもいた。すごい盛り上がったラストだったが、フロアを見渡したらすごく人が少なくてもったいない。これじゃやっぱり来年はなさそうだな……。イベントとしてはすごくいいんだけど。
5/5 3日目
12人も出る大勢のセッションがきっと最後だろうから、それを聞かないで帰れば今日も早く帰れるなと思いつつ3時に着いたら、それが最初だった。デビロックの時にもこの人合わないなあと思ってたDJがずっとしゃべっててうざかったから外に出て、快晴の日陰の椅子でのんびり風に吹かれつつ本読んでた。
THE NOVEMBERSは後ろで座ってた。tacicaとのイベントで初めて聞いたときは絶叫してるだけという印象で曲が全然わかんなかったけど、今日は音響よかったせいか、ちゃんと聞こえてまあまあいいなと思った。アートスクールに近いかも?でもゲストの曲やりだしたら急に飽きてきて、携帯でこのメモをポチポチと書き始める。
終わりの1曲前で外に出て屋台のケバブサンド。香辛料の味がほとんどしなくて食べやすい味だったけどあまりトルコっぽさはない。
TRICERATOPS は“姫”が出て一気に大人な雰囲気が上がり、帽子でキャバレー風?に目を隠したり三角の布を広げてクルクル回ったり、杏子かっこいいし若い、ジャズも超うまい。貫禄と風格。
最後のOKAMOTO’SはCDJで初めて見たときと比べてMCもライブ運びもこなれた感じ。ハマの安定感って上手いスタジオミュージシャンぽい。φ(゜゜)ノ゜ドラムは見た目変だけどしっかりしてる。ボーカルはうまいとは言えないけどワイルドな一生懸命さが合ってる。
ぽっちゃりした白い肌にオーバーオールを着たダブルギターが天国への階段をズットズレテルズ入場との繋ぎに弾き始めたんだけどかなりつたない感じで、これって笑うところなのか?と迷う。ズットズレテルズは格好が変で、リズム隊はむろんしっかりしてるしダブルボーカルもなかなかうまいけどなんか学芸会ふうのムードが漂ってる、なんというか……本人たちは楽しんでるけど……って感じかな。曲もあんまり好みじゃなかったので2曲聞いて帰った。
5月5日の日記
2012年5月5日ゴーメンガースト三部作を、昔から読むべき読むべきと思い続けて
今まで来てしまい、ついに「タイタス・グローン」を読み始めたが
描写が濃すぎて読み終わるまでにたっぷり3週間もかかってしまった。
最近は文字の級数も大きくてサクサク読めるエッセイとか軽い文章ばかり
読んでたからリハビリが必要だと思った。
例を挙げると、
「闇夜に稲光が光った」
↓
「そこに訪れたのだ。日光よりも眩しい光――剃刀を思わす光が。石細工、柱や塔、草の葉や小石の構造の最も微細な点まで見せたに留まらず、それらを手品の様に何も無い処から作り出した。前にはそんな物は無く――虚空が、光の排除によるあらゆる物の不在があるばかりだったが――電気の炎が点を奔るや目も眩む凄絶な栄光に包まれて万物が君臨したのだ」
「夕焼けがきれいだった」
↓
「周囲の空はくすんだ薔薇色で雪花石膏の如く半透明でありながら人の肌の如く華麗。そして熟れていた。柔肌やたわわな果実の如く熟れていた。これは漠然とした光輝を用いての青臭い実験などではない――手で触れる事の叶わぬこれは無上の夕焼けであり、かの赤い目が初めて瞬きした時から始まった地球の古代の夕焼け総ての子供であった」
万事がわりとこの調子で書かれているので、真面目に読まないと何が
起きてるのかよくわからなかったりする。かなりキャラも立ってるし
話自体はなかなか面白いんだけどね……。
今まで来てしまい、ついに「タイタス・グローン」を読み始めたが
描写が濃すぎて読み終わるまでにたっぷり3週間もかかってしまった。
最近は文字の級数も大きくてサクサク読めるエッセイとか軽い文章ばかり
読んでたからリハビリが必要だと思った。
例を挙げると、
「闇夜に稲光が光った」
↓
「そこに訪れたのだ。日光よりも眩しい光――剃刀を思わす光が。石細工、柱や塔、草の葉や小石の構造の最も微細な点まで見せたに留まらず、それらを手品の様に何も無い処から作り出した。前にはそんな物は無く――虚空が、光の排除によるあらゆる物の不在があるばかりだったが――電気の炎が点を奔るや目も眩む凄絶な栄光に包まれて万物が君臨したのだ」
「夕焼けがきれいだった」
↓
「周囲の空はくすんだ薔薇色で雪花石膏の如く半透明でありながら人の肌の如く華麗。そして熟れていた。柔肌やたわわな果実の如く熟れていた。これは漠然とした光輝を用いての青臭い実験などではない――手で触れる事の叶わぬこれは無上の夕焼けであり、かの赤い目が初めて瞬きした時から始まった地球の古代の夕焼け総ての子供であった」
万事がわりとこの調子で書かれているので、真面目に読まないと何が
起きてるのかよくわからなかったりする。かなりキャラも立ってるし
話自体はなかなか面白いんだけどね……。
4月9日の日記
2012年4月9日tacicaの「newtour」渋谷O-EASTに行ったメモ。
・髪長くなってキャップをかぶり、ベースを弾きながら
やや猫背でぴょんぴょん飛び跳ねる小西さんがサトマに激似。
・歌を前方に丁寧に置いていくように歌う、というか、あえてなのか
自然になのかわからないけど所々テンポをひきずるのにリズム隊も
合わせるので、時々モタつくのが気になる。
・メトロは超久しぶりに聞いたなー。
孵化のアウトロがすっごくかっこよかった。
なんで神様の椅子やらないんだろう。アルバムにも入ってないし。
・HEROでの終わりがいまいち盛り上がらなかった。昔は
観客がずっと大人しくて、HEROだけ大暴れという感じだったけど、
さすがに5年前の曲となると知らない人が増えてきたのか、当社比2/3
くらいの盛り上がりだった。バクのほうが盛り上がってたまである。
・会場に入る時にスタッフがさんざん「前に詰めてください」と
やっていた。そんなに詰まってなかったふうだけど具合悪くなってる
人が多かった印象。やはりtacicaは繊細なファンが多いのか……。
・髪長くなってキャップをかぶり、ベースを弾きながら
やや猫背でぴょんぴょん飛び跳ねる小西さんがサトマに激似。
・歌を前方に丁寧に置いていくように歌う、というか、あえてなのか
自然になのかわからないけど所々テンポをひきずるのにリズム隊も
合わせるので、時々モタつくのが気になる。
・メトロは超久しぶりに聞いたなー。
孵化のアウトロがすっごくかっこよかった。
なんで神様の椅子やらないんだろう。アルバムにも入ってないし。
・HEROでの終わりがいまいち盛り上がらなかった。昔は
観客がずっと大人しくて、HEROだけ大暴れという感じだったけど、
さすがに5年前の曲となると知らない人が増えてきたのか、当社比2/3
くらいの盛り上がりだった。バクのほうが盛り上がってたまである。
・会場に入る時にスタッフがさんざん「前に詰めてください」と
やっていた。そんなに詰まってなかったふうだけど具合悪くなってる
人が多かった印象。やはりtacicaは繊細なファンが多いのか……。
3月31日の日記
2012年3月30日3月17日の「ファンタジーロックフェス」レポート
7000円と高かったが値段以上の価値のあるイベントだった。
ただ、だいぶ時間が経ってしまったので書きたかったことを忘れてる……。
↓セットリスト
http://www.famitsu.com/news/201203/23011804.html
ストレンジ・デイズ後援なので物販にプログレ関連商品がある。
2階正面の見やすい良席。
○IMERUAT
浜渦さんのバンド。
奇妙な楽器を持ったボーカルが、なんとなくインドの人かな?とか
思いながら見ていたらムックリを弾き始めてアイヌだとわかった。
アイヌ語の歌やアイヌ紋様の映像なども入る。
音は浜渦さんらしいけど、曲はワールド&アンビエント系。
1曲目で一気に引き込まれて、写真を連ねた映像もきれいで
すごい集中力をもって見た。大音量に包まれるのが素晴らしい。
気に入ってCD買ったけど、雑魚CDプレイヤーで聞くと
すごくねむい音楽だった……。
最後にFF13の閃光とChoose to Fightをボーナス的にやった。
閃光はさすがにバイオリンの高音の伸びが違う。
Choose to Fightは最後に声が入るところのカタルシスがたまらない。
○TEKARU
無限回廊の曲の人のバンド。
赤いジャージでキーボード主体の、キャッチーなロック寄りの
プログレ。MCが唐突にビデオで入り、一切喋らない演出なのかと
思わせておいて、あとから主催者との挨拶で普通に喋ってた。
曲そのものがかなりよくて、CD買った。
背後の映像がプレイ動画で、相当うまいので見入った。
ラストの曲でいきなり歌い出したのにはびっくりした。
○霜月はるか
最初にアトリエのワンコーラスメドレーみたいなのをやった。
背後のムービーが、とてもアトリエシリーズとは思えない、
世界を救うみたいな話に見える。
音源と響き方が違うからか、激似のカラオケみたいに聞こえる。
そのあと、ピアノ伴奏でFFのボーカルコレクション2曲。懐かしい。
○谷山浩子
すごい昔からPCでゲームをやってきた話とか、今もパズル&
ドラゴンにハマっているとか、MCが非常に面白く手慣れている。
昔と声が全然変わってなくてすごい。
演奏もいちいちすごい。さすがの貫禄。年季が違う。
FF6のサントラで、ケフカの曲が一番好きだっていうのがいかにも。
「まっくら森の歌」を聞けたのはうれしかったし、「王国」の
別世界ぶりもすごかった。
このあとの休憩時間で、谷山浩子ブースのCDが飛ぶように売れていた。
○EARTHBOUND PAPAS
ここまででもすでにおなかいっぱいなんだけど、休憩後いよいよ
メインディッシュとなる植松さんのバンド。
コーラス隊が出てきてセフィロス(FF7AC版は歌詞が違う?)と
ロストオデッセイのお経をやって、「じゃあちょっと休憩」とか
言って豪華にビッグブリッヂやって、FF7のボス戦と妖星乱舞と
最後にFF6のオペラやって、盛りだくさんすぎる。
植松さんの指まわってなさそうなところが時々ハラハラした。
どれもテンション高くて素晴らしかったけどオペラのマリア役の
人がソウル調?っていうか、英語なまりみたいな歌い方するのが、
ロックオペラだからそういうものなのかもしれないけど、セリスの
イメージにも合わないし残念だった。ほかの人はわりとオペラっぽいのに。
一番出番が少ないバスの男の人が一番客を煽るのが面白い。
時間がないので即アンコールになって、楽しそうなハイウェイスター。
そのあと会場全員に配られたペットボトルの綾鷹で乾杯した。
来年もあったらぜひ行きたい。
7000円と高かったが値段以上の価値のあるイベントだった。
ただ、だいぶ時間が経ってしまったので書きたかったことを忘れてる……。
↓セットリスト
http://www.famitsu.com/news/201203/23011804.html
ストレンジ・デイズ後援なので物販にプログレ関連商品がある。
2階正面の見やすい良席。
○IMERUAT
浜渦さんのバンド。
奇妙な楽器を持ったボーカルが、なんとなくインドの人かな?とか
思いながら見ていたらムックリを弾き始めてアイヌだとわかった。
アイヌ語の歌やアイヌ紋様の映像なども入る。
音は浜渦さんらしいけど、曲はワールド&アンビエント系。
1曲目で一気に引き込まれて、写真を連ねた映像もきれいで
すごい集中力をもって見た。大音量に包まれるのが素晴らしい。
気に入ってCD買ったけど、雑魚CDプレイヤーで聞くと
すごくねむい音楽だった……。
最後にFF13の閃光とChoose to Fightをボーナス的にやった。
閃光はさすがにバイオリンの高音の伸びが違う。
Choose to Fightは最後に声が入るところのカタルシスがたまらない。
○TEKARU
無限回廊の曲の人のバンド。
赤いジャージでキーボード主体の、キャッチーなロック寄りの
プログレ。MCが唐突にビデオで入り、一切喋らない演出なのかと
思わせておいて、あとから主催者との挨拶で普通に喋ってた。
曲そのものがかなりよくて、CD買った。
背後の映像がプレイ動画で、相当うまいので見入った。
ラストの曲でいきなり歌い出したのにはびっくりした。
○霜月はるか
最初にアトリエのワンコーラスメドレーみたいなのをやった。
背後のムービーが、とてもアトリエシリーズとは思えない、
世界を救うみたいな話に見える。
音源と響き方が違うからか、激似のカラオケみたいに聞こえる。
そのあと、ピアノ伴奏でFFのボーカルコレクション2曲。懐かしい。
○谷山浩子
すごい昔からPCでゲームをやってきた話とか、今もパズル&
ドラゴンにハマっているとか、MCが非常に面白く手慣れている。
昔と声が全然変わってなくてすごい。
演奏もいちいちすごい。さすがの貫禄。年季が違う。
FF6のサントラで、ケフカの曲が一番好きだっていうのがいかにも。
「まっくら森の歌」を聞けたのはうれしかったし、「王国」の
別世界ぶりもすごかった。
このあとの休憩時間で、谷山浩子ブースのCDが飛ぶように売れていた。
○EARTHBOUND PAPAS
ここまででもすでにおなかいっぱいなんだけど、休憩後いよいよ
メインディッシュとなる植松さんのバンド。
コーラス隊が出てきてセフィロス(FF7AC版は歌詞が違う?)と
ロストオデッセイのお経をやって、「じゃあちょっと休憩」とか
言って豪華にビッグブリッヂやって、FF7のボス戦と妖星乱舞と
最後にFF6のオペラやって、盛りだくさんすぎる。
植松さんの指まわってなさそうなところが時々ハラハラした。
どれもテンション高くて素晴らしかったけどオペラのマリア役の
人がソウル調?っていうか、英語なまりみたいな歌い方するのが、
ロックオペラだからそういうものなのかもしれないけど、セリスの
イメージにも合わないし残念だった。ほかの人はわりとオペラっぽいのに。
一番出番が少ないバスの男の人が一番客を煽るのが面白い。
時間がないので即アンコールになって、楽しそうなハイウェイスター。
そのあと会場全員に配られたペットボトルの綾鷹で乾杯した。
来年もあったらぜひ行きたい。
3月12日の日記
2012年3月12日日比谷公園の3・11イベントに行った。
といってもアジカンのゴッチとOAUのステージを見るのが目的。
演奏が12時からなので11時過ぎに着き、ステージでやっている
いろいろな団体のアピールを見る。用事がなかったら
15時からの反原発デモにも参加してみたいなあと思った。
去年の、いちばん最初に開催されたhinataboccoライブと同じか
それ以上にステージとの距離が近くて、あのときもひょっこりと
出てきたゴッチを「小さっ!」と思った記憶がある。
パーカー姿で、確かに楽屋で警備員に止められそうなオーラ……。
司会者が「撮影禁止です」と言った後で、本人が「いいよ撮って、
でもカッコよく写ってるのをアップしてね」と言ってた。
あんな近さでアーティストの写真を撮れる機会なんてカメラマンに
ならない限りないから、カメラ持って行ったらよかったかも。
「迷子犬」「転がる岩」をギター一本でやり、フューチャータイムスの
紹介をして、hinatabocco以来の「砂の上」と、こないだの武道館でも
聞いた「夜を越えて」をやった。
新聞が「歩かないデモ」ってのはいいよね。
武道館とかでは言いづらそうなMCをハッキリ言っても場の空気に
しっくりあっててよかったなと思ったけど、なんか斜にかまえた
「ロックミュージシャン」っぽい言い方をするなとも思った。
そのあとOAUのステージ。
マーティンが出てくるなり「続いてはモンキーマジックです」って
言うツカミは、どこかで聞いた気がする……。
1曲目がいきなりかなりパンチの利いたカバー曲?だったんだけど
元ネタがわからない。
にぎやかな音楽が続いて、おおむね皆おとなしく手拍子とかして
聞いている中、一部の客(私も含めて)がノリノリだった。
やっぱりOAUは音源よりライブは10倍良い。迫力があるし
パーカッションも見てて面白いし、生き生きしている。
しかしやっぱりOAUを聞くのに一番ふさわしい場所はホビット村の
酒場みたいなところで、ジョッキをテーブルに叩きつけてリズムを
取ったり、若者が勢い余ってカウンターの上で踊りだしたりする
ようなのがいい。あるいは野外フェスの芝生で宴会でもいいけど。
ステージ裏でノリノリだったり笑顔で拍手しているゴッチが
見られて可愛かった。
夢の跡のイントロに乗せたトシローのMCも、笑いを織り交ぜつつ
重みがあって素晴らしかった。
といってもアジカンのゴッチとOAUのステージを見るのが目的。
演奏が12時からなので11時過ぎに着き、ステージでやっている
いろいろな団体のアピールを見る。用事がなかったら
15時からの反原発デモにも参加してみたいなあと思った。
去年の、いちばん最初に開催されたhinataboccoライブと同じか
それ以上にステージとの距離が近くて、あのときもひょっこりと
出てきたゴッチを「小さっ!」と思った記憶がある。
パーカー姿で、確かに楽屋で警備員に止められそうなオーラ……。
司会者が「撮影禁止です」と言った後で、本人が「いいよ撮って、
でもカッコよく写ってるのをアップしてね」と言ってた。
あんな近さでアーティストの写真を撮れる機会なんてカメラマンに
ならない限りないから、カメラ持って行ったらよかったかも。
「迷子犬」「転がる岩」をギター一本でやり、フューチャータイムスの
紹介をして、hinatabocco以来の「砂の上」と、こないだの武道館でも
聞いた「夜を越えて」をやった。
新聞が「歩かないデモ」ってのはいいよね。
武道館とかでは言いづらそうなMCをハッキリ言っても場の空気に
しっくりあっててよかったなと思ったけど、なんか斜にかまえた
「ロックミュージシャン」っぽい言い方をするなとも思った。
そのあとOAUのステージ。
マーティンが出てくるなり「続いてはモンキーマジックです」って
言うツカミは、どこかで聞いた気がする……。
1曲目がいきなりかなりパンチの利いたカバー曲?だったんだけど
元ネタがわからない。
にぎやかな音楽が続いて、おおむね皆おとなしく手拍子とかして
聞いている中、一部の客(私も含めて)がノリノリだった。
やっぱりOAUは音源よりライブは10倍良い。迫力があるし
パーカッションも見てて面白いし、生き生きしている。
しかしやっぱりOAUを聞くのに一番ふさわしい場所はホビット村の
酒場みたいなところで、ジョッキをテーブルに叩きつけてリズムを
取ったり、若者が勢い余ってカウンターの上で踊りだしたりする
ようなのがいい。あるいは野外フェスの芝生で宴会でもいいけど。
ステージ裏でノリノリだったり笑顔で拍手しているゴッチが
見られて可愛かった。
夢の跡のイントロに乗せたトシローのMCも、笑いを織り交ぜつつ
重みがあって素晴らしかった。
2月29日の日記
2012年2月29日「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」2日間に行ってきた日記。
去年も行ったんだけど、去年の会場はさいたまスーパーアリーナで、入るときにドリンク代を取られてペットボトル持ち込み禁止だったことと、昼休みに謎のプロレスイベントをやってたこと以外はなかなか良いイベントだった。
今年は最後ということで、場所を幕張メッセに移しステージ4つで2日間開催とフェスなみの大きさになり、メンバーも豪華だったので行った。2日通し券13,000円。
2月25日(土)1日目
12:00スタートの10-FEETか、12:30のMONOBRIGHTに間に合ったらいいなくらいの気持ちで、11:30に海浜幕張に到着。
CDJと比べるとハーフパンツにタイツといった軽装の若者客が多く、暴れる気満々という雰囲気が漂う。
会場へ向かう道を歩き始めるとすぐに「リストバンド交換列最後尾」という札を持ってやってくるスタッフとすれ違う。まだここからメッセまで相当距離があるのに、なんでそんな札がいるんだ!?とガクブルしながら、誘導に従って橋を渡り、9-11ホールに近づいて行くと、橋の途中で人波が止まる。そこからぎっしりと行列ができている模様。なんだこれ……。
行列の長さは橋を渡り終えてから1-8ホールのほうまでずーっと伸び(列の幅は6メートルくらい)、ホール入り口手前で折り返してまたずーっと伸び、最後に階段を下りて11ホールの端でリストバンド交換して入るようになっている。現時点で1キロは確実にあり、あとからあとから人が押し寄せて最後は3キロくらいの列になったらしい。
また、リストバンド交換の列とは別に、9-11ホールの壁沿いにも列ができていて、こっちの最後尾は1-8ホールの階段下(CDJにおける場外グッズ売り場)にあるのだが、こっちは駅から橋を渡らずに1-8ホール方面に直進した人たちのリストバンド交換列だった。
開場は11時のはずで、たまに少しだけ列が動くので一応中に入ってはいるようだが、このペースで進んでいたら中に入るのに1時間はかかるだろう。明らかに間に合わない10-FEETファンが気の毒だ。
スタッフがたまにいるんだけど特に何もしていなくて、この列に並んでいるとこのあとどうなるのかとかがわからず不安が募る。ただ、雨がやんでいたのだけは救いだった。
エモいバンドを聞きにきているわりにはみんなおとなしく列に並んでいて、根は真面目な日本人らしい。
列の長さ的にはコミケに比べたらどうってことないが、コミケの1/10しか人がいないのに、動線誘導のレベルはコミケの1/10。
列が1-8ホール前で折り返したあたりで突然列の進むスピードが速くなり、走りながら進む。階段を下りると入り口前にずらっと低い柵が並び、「傘置き場」と張り紙がしてある。柵にぎっしり傘がかけてあって、回収するときにどれが誰のだか絶対わからない状態になっていた。私は折り畳み傘だったので関係なかったけど。
あとで知ったが、リストバンド交換列がすごい長さになっていたのは、入り口で係員が一人一人にリストバンドを巻いていたかららしい。アルバイトの女の子が殺気立った人波に泣きそうになりながら必死でバンドを巻いていたかと思うとかわいそうになってくる。
途中からリストバンドをただ渡すだけにしたら列の進みが速くなった模様。
会場に入れたのは12:30くらい。
9-11ホール外の駐車場にクロークが設置されていて、ホールの中から大ステージで10-FEETが演奏しているのが聞こえてくる。
クロークも大混雑で列がどこなのかもよくわからないので、ひとまずホールの中に入って会場の様子を確認。
外の行列がまだまだ長いので中はガラガラなんじゃないかと思ったが、10-FEETはほぼぎっしり人が入っていた。大ステージの収容人数はおよそ2万人くらいかと思われるが、明らかにイベント全体の収容人数より客の数が多すぎる気がする。
大ステージの後ろにある物販とフードのエリアはむちゃくちゃに混み合っていて、階段を登りながら見下ろしたときの人の頭で真っ黒な光景は、コミケの東西通路から西館に出て、一番混雑しているタイミングで西館1階ロビーを見下ろした時みたいだった(比喩がわかりにくいw)。
階段がやたら暗くて足元がおぼつかなく、CDJだったら絶対こういうところに照明があるのにな……と思う。CDJの気配りを感じた。
いったん9-11ホールの2階に上がり、建物の外に出て1-8ホールまで橋を渡る。中ステージがホール1にあり、小ステージ2つがホール3にあり、真ん中のホール2が物販とフードエリアになっている。
この、大ステージから小・中ステージまでの移動距離がかなり長い。日曜の8ホールだけバトスピの関東エリア大会で使われていて、それ以外のホールはどこも使われていなかったので、せめて1-3ホールじゃなくて4-6ホールを使ってくれていれば、もう少し移動距離が短くて済んだのに……というか、最初から1-8ホールだけ押さえればなんの問題もなかったのに。
1-8ホールの廊下にあるコインロッカーを全部見て回ったが空きがなかったので、仕方なく入り口まで戻ってクロークに荷物を預けることにする。さっきよりずっと列が長くなっていたが仕方がない。
1000円払って黒い袋をもらう。無駄にジップロックがついているロゴ入りの立派な袋だが、黒いから引き取るときに中身がわからなくて間違えやすいし、サイズも小さくて荷物を一杯入れるとせっかくのジップロックが閉まらない。CDJの25リットルごみ袋でいいのに……。
荷物を入れて、2階廊下にあったクローク棚へ預けに向かう。
廊下をふさぐ形で行列ができていて、1-8ホールへ向かう人が後ろの狭いすき間をすり抜けていくのがなかなかの惨状。
クロークの作りは見た目CDJと似ているが、やり方が大きく違う。
CDJでは、受付時に袋と番号札をくれる。袋に荷物を詰めるのと合わせて番号札に自分の名前と電話番号を書き、番号札と同じ番号の棚に行って荷物を預ける。名前と電話番号を書いた札は袋に張り付け、番号だけを引換証として受け取る。
荷物を引き取るときは、同じ棚に引換証を持って行く。係員に名前と電話番号を伝えると、袋に書いてあるものと照合したうえで袋を返してくれる。
今回デビロックでは、受付時にくれるのは袋だけ。なので、袋に詰めたら適当に手近な棚の前に並ぶことになるので、混雑度にムラができる。しかも、荷物を預ける際に一人ずつ番号札に名前と電話番号を書かされる。そこでまた時間がよけいにかかる。その番号札は複写式になっていて、係員は一方を袋に貼り、もう一方を引換証として渡してくれる。つまり引換証には名前と電話番号が書き込まれた状態になっている。
荷物を引き取る際には、引換証と同じ番号の袋を返してもらうだけ。
つまり、もしこの引換証を会場で落とし、誰か悪意のある人が拾った場合、他人の荷物を持ち帰ることが簡単にできる。悪意がなくても、終演後の混雑の中で違う袋を渡されるなどし、荷物が行方不明になったという例が実際にあったらしい。これは本当にありえない。
受付時に袋と一緒に番号札を渡すことも、荷物の受け取り時に本人確認をすることも、ごく簡単なことなのになぜやらないのか?
スタッフのうち誰一人としてCDJに行ったことがないわけはないだろう。どうして「CDJと同じやり方にしましょう」とならなかったのか?理解できない。
ともあれしばらくクロークの列に並んでいると、奥のからっぽで誰もいない棚のあたりにスタッフが何人もやってきて、円陣を組んで何やら話している。「何やってんだ? 反省会か? いいから早く受付増やせよ! この行列見えてんだろうが!!」と思う。
そして、新しい受付が増えそうだと見るや、行列の客がどっと横滑りしていく。また、手前のほうのテーブルでは「これ以上並ばれても受付できません! あと5人くらいしか空きがないです!」と係員が叫んでおり、そこに我慢強く並んでいた客たちが「(°Д°)ハァ?」って顔をしながら新しくできた受付の方に流れ、また列を作る。
というわけで、クロークもなかなかの惨状だったがひとまず荷物を預け終わり、大ホールに戻ってきたのは13:30。
入場が遅れたので10-FEETが30分押しで始まったらしく、さらに演奏中に最前列の柵が壊れて中断するというトラブルもあって、13:20開始予定だったLOW IQ 01もまだ始まる気配がない。
後ろのほうで座って待つ。会場内がけっこう寒く、長袖Tシャツにアウトドア用パーカーを着ていてもうすら寒かった。
20分遅れくらいでLOW IQ 01が始まる。
「俺は生中継やるよ!」みたいなMCをしていて、なんのこっちゃと思ったが、10-FEETなど多くのバンドは「アーティストの都合で」スカパー中継がなかったことをあとで知った。ホルモンやACIDMANやHIATUSなどかなりのバンドが放映されなかったらしいので、スカパーの前に正座して待ってた人にとってはガッカリだろうが、無料放送ならそんなものだろう。
会場内のスクリーンの画質がかなり良くて、曲が始まるたびに中継用に曲名が出るのが良かった。
10-FEETよりは圧倒的に空いていた。ってかこのイベントだったらTOTALFATが大ステージでLOW IQ 01は中ステージでもよかったんじゃ……。
見終わってから、中ステージのほうへ移動。
わかってはいたけど、クロークにコートを預けた後で建物の外を通らなきゃいけないのはかなり厳しい。半袖1枚の人とか、氷の入った飲み物を飲みながら歩いてる人とかいたけど、すごいなぁ。
フードエリアが大混雑でとても食べられそうにないので、2階通路の途中にあったメッセの売店で唐揚げ串200円、チュリトス300円、おにぎり150円を買って食べる。ペットボトルが300円という暴利にびっくりした。CDJのときに200円でも高いと思ってたのに……。
15時過ぎ、すでに始まっていた中ステージのMAN WITH A MISSIONに入る。前方は入場規制がかかってたけど後方は大丈夫。それでもかなり人が入ってた。
狼のマスクをかぶってて最近人気急上昇のバンドということくらいしか知らなかったんだけど、思ったよりキャッチーな曲でかなり好感触。「Smells Like Teen Spirit」がノリノリだった。
あのマスクはビークルのお面みたいなもので、最初だけつけてて演奏中は暑いから脱ぐんだろうと思ってたら、律儀に最後までずっとかぶっていた。
ただスクリーンに顔を映せないらしく、スクリーンには常に下が見切れた状態の狼のアップか、ギターの首から下か、ドラムの背中くらいしか写っていなくて、シュールだった。
続いて今日の本命、16時からのTOTALFATを待つ。
中ステージには転換の間にDJがいて大音量で音楽をかけているので、会話はしづらいけど、退屈せずに待っていられるのはいい。
最初は真ん中へんにいたけど、前方ブロックの客が出て行ったらガラガラになったのでそっちに移動する。
このステージの客入れ替えの動線もやや疑問で、両端にある狭い通路だけを通って出入りしなければならず、必然的にノロノロした行列になり、行儀の悪い客がどんどん柵を飛び越えていくから危ない。一方、中央には広い横長の空間ががらんとあいている。最初は通路だと思っていたがよく見たら立ち入り禁止で、何のためのスペースなのか不明。
CDJのときもアースステージを出るときはそこそこ渋滞になるけど、それでもあれだけの人数をスムーズに出し入れしているのって、実は相当すごいことなのだなと気付いた。デビロックと比較してCDJ(というか運営のロッキン・オン)のすごさが浮き彫りになった。
あと、会場内がやたら汚いのも違いを感じるところ。清掃スタッフがいないのかゴミ箱が少ないのかそもそも客の質が違うのか、あちこちにゴミや水のこぼれた跡がある。
禁止なのにステージの写真を撮ってる客がやたら多いところを見ると、客の質が大きいのかも……。
やっぱり少し押してTOTALFATが始まった。
最初からOVERDRIVEで飛ばし、頭をからっぽにして思い切り歌って踊って楽しめる音楽だった。満足。
サマーフリークエンスでタオルを投げるのがすごい好きなんだけど、あんまり投げてる人いなかった。それどころじゃないのだろうか。下手に投げるとタオルなくしそうになるしな……。
大ホールのホルモンへ民族大移動。CDJではホルモンでアースが入場規制になったので今回も入れなくなるんじゃないかと思っていたが、後ろの方なら大丈夫だった。ただ、最後方ブロックはエコーがひどくて音が二重になるし、MCで何言ってるかよく聞き取れない。「ムックとワンオクにデブが挟まれて、汚しに来ました」とか言ってた。
いつも思うけどみんなで頭を振ってる光景は、ライティングが赤いせいもあって非常に宗教っぽい。
このあとワンオク、ブラフマンと続くので見たい気持ちもあったけど、会場に入るときのあれこれでくたびれてしまったし、どっちかというと明日が本番なので、今日は大事を取って18:30くらいで引き上げることに。
2月26日(日)2日目
今日はスムーズに中に入れたが、昨日よりかなり客の数自体が少ない。
クロークの袋が昨日と一緒だったので、流用すれば1000円浮くかと思ったが、昨日貼られた番号札をきれいにはがすことができなかったので、あきらめて新しい袋を買い、2階に預ける。
12時からのBirthdayを後ろの方で待つ。
最初に挨拶も何もなく、時間ぴったりに唐突に始まった。
ライジングサンのときにピザを食べながら聞いてたのを覚えているが、相変わらずやたら渋くてカッコイイ。
続いてストレイテナー。やっぱり全体的に人が少なめなので前のブロックに行く。昨日はありえない列だったトイレも、このときはほとんど並ばなかった。
左から人が入ってくるから右は空いてて、ホリエ側の前方5列目くらいに行く。ホリエさん「オレ人気ないな」と思うだろうか……。
キングメイカーはライブで初めて聴いたがかなりカッコ良かった。
最近聞いてないディスコグラフィとイノセントをやってくれてうれしかった。やはり名曲。
最後にメロストとバーサーカーで締めるのは定番で「いやーよかったねー」という感じで終われるのはいいけど、いつまでもこれらの古い曲に頼っていてはいけないという説も。
近かったのでホリエさんが絶唱してるのがよく見えたし、OJも楽しそうに煽りに来てくれた。満足。
次は9mmだけど、フェスでいつも見てるし新規発掘ということで、中ステージのPay money To my Painに行く。ちなみにミリも知らない。
外見はかなりパンクっぽい。ボーカルがキャップかぶっててマイクを下向きに持って、腕全体と首回りにびっしり刺青がある。喉仏に刺青入れるなんてすごく大変そうだ。
その外見イメージにふさわしいデス調のやかましい中に、美メロが入ってきて雰囲気が変わる。Picturesという曲が特に美メロ。
続いてNCISなのでそのまま待つんだけど、この時のDJが喋りっぱなしでめちゃめちゃうるさかった。客が入れ替えで出ていくときに「行きたい奴は行けばいいけどさ」みたいなことを言ったり、「レゲエもノレるんだぜ、全然知らない曲でもイイと思える奴は手を挙げろ」とか「音楽がなかったら生きていけないって奴はどこにいるんだ」とか、ひっきりなしに客に呼びかけているのが押しつけがましく、いちいち無視するのにもストレスがたまる。とにかくいちいち喋らないで曲だけかけててくれよという感じ。
待ちくたびれた頃に少し押してNCISが始まる。
うぶギターの音量が大きくてボーカルが小さく、バランスが悪い気がした。CDJでもそうだったので、みんなギターが聞きたいってことなんだろうけど……。
相変わらずおにいのドラムは正確で安定感がある。NCISは演奏は文句なくうまいし歌も太い声で力があり、曲もそこそこキャッチー。なのにどうしていつまでも中ステージ、ギャラクシーステージサイズなのだろうか。もっと売れてもいいのに、というかELLEファンが流れてきてたらもっと客は多いはずなのに流れてきてないのはなぜだろう。
このあとご飯タイム。小中ホールの方はあまりめぼしいものがなくて、パスタにした。明太子800円。ゆでてある麺を湯通ししてソースをつけるだけで、冷凍パスタみたいな味。まずくはないけど、せいぜい400円ってところ。800円払うなら、一切れ300円のピザを2つ食べるのが正解だったかも。
次のUNISON SQUARE GARDENが始まるまで小ステージの反対側でやっているTHE MACKSHOWというバンドを聞きながら待つ。リーゼントにサングラスに黒い革ジャンを着たスリーピースで、音楽はロカビリー。そこそこ年季の入ったベテランっぽくて、声もいいし演奏もうまくてノリノリ。最前列にいるお姉さんも黒い革ジャン着てる。
15分押しでUNISONが始まる。「俺たち浮いてない?」というMC。このボーカルの、高音を操る歌のうまさはシリアルのトツに並ぶ。さわやか系だがかなり盛り上がっていた。
18:20からスペアザが始まるので、出口付近で様子を見ながら25分くらいに中ステージに移動。前方は規制で後ろの方にしか入れなかった。
AIMSで始まったが、こんなに回りが盛り上がってないAIMSは初めてで、やっぱりアウェーなんだなと思った。また、人が多くて服に吸い込まれるのか音がやたらとモワモワしていた。
アドリブを差し挟みながらPBをやって、「コラボイヤーはもう終わったんですけど、せっかく最後なので」とオオキ・ホリエを呼ぶ。ハンドマイクで二人似たような帽子をかぶっている。
音がとりづらそうで耳を押さえて歌っていた。聞けたのは貴重だし嬉しかったんだけど全体的に音がこもっていて残念。
次にモンゴル800のキヨサクの曲をしみじみとやって4曲で終了。
そのあとDJの鹿野さんが飛び出してきて「東京マラソン4時間半で走り終えてから来ました!ランナーズハイです!」と言ってて、すげーなと思った。
大ステージへ行こうとホールを出るとき、小ステージから「スペシャルゲスト、TK」って声が聞こえて、「TKって誰だよ、小室哲哉かよwww」時雨のTKならまだありえるけど、まぁ聞き間違いだろうって笑ってたら、帰ってからツイッターで本当に小室哲哉が来ていたと知って驚愕した。カイキゲッショクのステージに白塗りメイクして出てたらしい。今ってそんなこともしてんのか。
20時からのACIDMANは右横前方で見た。曲名の字幕が出なくなってた。放送しないからか?
オープニングの手拍子で迎え入れる演出はかっこいい。
インストや知らない曲をやり、ちょっと珍しいセットリスト。
「終わりがあれば必ず始まりがあります、でもACIDMANは終わらないので……今日のライブは1回終わりますけど」とか、「まだまだやめるつもりはないんで」とか、2回も言った。そんなにベスト盤を出すと解散するって思われるのか?
次が最後のHIATUSだけど、その前にクロークに荷物を取りに行き、中くらいの位置に戻ってくる。21:20スタートと時間が遅いのでけっこう帰る人も多く、フロアに余裕がある。
21:30過ぎに始まり、客席からの「大丈夫?」的な呼びかけに答えたMCで「バレてんのか、じゃあしょうがないな。おとといくらいに全然声が出なくなっちゃって。星のめぐりって言うのか、こういう大事なときに一番いいコンディションでライブできる人もいれば俺みたいに全然ダメな人もいて」と言ってて、そう言われれば声の調子が悪そうだった。ただMCのかすれ具合よりは歌ってる時のほうが平気そう。「俺のこと大嫌いって奴もいるだろうけど、今日だけ力を貸してほしい、一緒に歌ってくれたら嬉しい」と言い、最後のほうで「みんな歌ってくれてありがとう。お返しに、お前たちがなんか困ったことがあったら俺が絶対助けるからな!」的なすごい頼もしい発言があって、ファンの心をつかむのがうまいなぁと思った。
苦しそうながらも美しい歌を必死に歌い続ける姿が、24時間テレビでボロボロになりながらゴールへ向かうマラソンじみて、謎の感動を生みだす。
私も広い空間に両腕を伸ばし、空に向かってエネルギーを送りだすように歌う。
どんなバンドも目の前で見れば感動するものだけど(目の前で見てもダメなレベルのライブを見に行くことはない)、これだけステージから距離が離れていても打ちのめされる圧倒的なバンドはHIATUSと東京事変だけ。
「東京に出てきてから友達って言える人は5、6人しかいないけど、遠藤さんはそのうちの一人で兄貴のように慕ってて」といったMCがあり、アンコールで一人だけ出てきたときに「アニキぃ……」と言いながら崩れ落ち、袖から出てきた遠藤さんに支えられて2回も抱き合うという名場面があって、涙をぬぐいながら「今日が人生で一番カッコ悪いことになっちゃってもいーや」と言って西門の昧爽のアコースティックバージョンを歌った。すごいきれいだったけど、音源探しても見つからなかった。DVDとかに入ってるんじゃないかと思ったが、DVD自体新しいのが出てないっぽい?
ダブルアンコールにこたえて遠藤さんが出てきて「(細美さんは)もう歌えないと思います」と言ってから、「今まで15年ありがとう」みたいな挨拶をした。
今回のイベントではいろんなバンドがしきりに「遠藤さんありがとう」と持ち上げていたけど、だったら責任者としてウェブサイトのトップに謝罪文を出すなり、2日目冒頭のステージで喋るなり、お客さんにいろいろ迷惑をかけたことに対して何らかの誠意を見せてほしかった。この挨拶でも特にそういったコメントはなく、たぶんアーティストたちに対しては世話も焼いているだろうしいい人なんだろうけど、お客の楽しさとか快適さとかはろくに考えてないんだろうなあ、と思った。私はこの人がどういう人かもよく知らないで適当に言ってるけど。
2日目は客が少なかったので1日目のことが嘘のように快適だったし、そもそも大規模野外フェスとかだったら1日目のゴタゴタなんて目じゃないくらい過酷なんだろうし、これで最後なんだから別にいいっちゃいいけど、面子やライブそのものが良かっただけに運営が本当にもったいなかった。CDJの快適さに慣れすぎているなぁと思った。
去年も行ったんだけど、去年の会場はさいたまスーパーアリーナで、入るときにドリンク代を取られてペットボトル持ち込み禁止だったことと、昼休みに謎のプロレスイベントをやってたこと以外はなかなか良いイベントだった。
今年は最後ということで、場所を幕張メッセに移しステージ4つで2日間開催とフェスなみの大きさになり、メンバーも豪華だったので行った。2日通し券13,000円。
2月25日(土)1日目
12:00スタートの10-FEETか、12:30のMONOBRIGHTに間に合ったらいいなくらいの気持ちで、11:30に海浜幕張に到着。
CDJと比べるとハーフパンツにタイツといった軽装の若者客が多く、暴れる気満々という雰囲気が漂う。
会場へ向かう道を歩き始めるとすぐに「リストバンド交換列最後尾」という札を持ってやってくるスタッフとすれ違う。まだここからメッセまで相当距離があるのに、なんでそんな札がいるんだ!?とガクブルしながら、誘導に従って橋を渡り、9-11ホールに近づいて行くと、橋の途中で人波が止まる。そこからぎっしりと行列ができている模様。なんだこれ……。
行列の長さは橋を渡り終えてから1-8ホールのほうまでずーっと伸び(列の幅は6メートルくらい)、ホール入り口手前で折り返してまたずーっと伸び、最後に階段を下りて11ホールの端でリストバンド交換して入るようになっている。現時点で1キロは確実にあり、あとからあとから人が押し寄せて最後は3キロくらいの列になったらしい。
また、リストバンド交換の列とは別に、9-11ホールの壁沿いにも列ができていて、こっちの最後尾は1-8ホールの階段下(CDJにおける場外グッズ売り場)にあるのだが、こっちは駅から橋を渡らずに1-8ホール方面に直進した人たちのリストバンド交換列だった。
開場は11時のはずで、たまに少しだけ列が動くので一応中に入ってはいるようだが、このペースで進んでいたら中に入るのに1時間はかかるだろう。明らかに間に合わない10-FEETファンが気の毒だ。
スタッフがたまにいるんだけど特に何もしていなくて、この列に並んでいるとこのあとどうなるのかとかがわからず不安が募る。ただ、雨がやんでいたのだけは救いだった。
エモいバンドを聞きにきているわりにはみんなおとなしく列に並んでいて、根は真面目な日本人らしい。
列の長さ的にはコミケに比べたらどうってことないが、コミケの1/10しか人がいないのに、動線誘導のレベルはコミケの1/10。
列が1-8ホール前で折り返したあたりで突然列の進むスピードが速くなり、走りながら進む。階段を下りると入り口前にずらっと低い柵が並び、「傘置き場」と張り紙がしてある。柵にぎっしり傘がかけてあって、回収するときにどれが誰のだか絶対わからない状態になっていた。私は折り畳み傘だったので関係なかったけど。
あとで知ったが、リストバンド交換列がすごい長さになっていたのは、入り口で係員が一人一人にリストバンドを巻いていたかららしい。アルバイトの女の子が殺気立った人波に泣きそうになりながら必死でバンドを巻いていたかと思うとかわいそうになってくる。
途中からリストバンドをただ渡すだけにしたら列の進みが速くなった模様。
会場に入れたのは12:30くらい。
9-11ホール外の駐車場にクロークが設置されていて、ホールの中から大ステージで10-FEETが演奏しているのが聞こえてくる。
クロークも大混雑で列がどこなのかもよくわからないので、ひとまずホールの中に入って会場の様子を確認。
外の行列がまだまだ長いので中はガラガラなんじゃないかと思ったが、10-FEETはほぼぎっしり人が入っていた。大ステージの収容人数はおよそ2万人くらいかと思われるが、明らかにイベント全体の収容人数より客の数が多すぎる気がする。
大ステージの後ろにある物販とフードのエリアはむちゃくちゃに混み合っていて、階段を登りながら見下ろしたときの人の頭で真っ黒な光景は、コミケの東西通路から西館に出て、一番混雑しているタイミングで西館1階ロビーを見下ろした時みたいだった(比喩がわかりにくいw)。
階段がやたら暗くて足元がおぼつかなく、CDJだったら絶対こういうところに照明があるのにな……と思う。CDJの気配りを感じた。
いったん9-11ホールの2階に上がり、建物の外に出て1-8ホールまで橋を渡る。中ステージがホール1にあり、小ステージ2つがホール3にあり、真ん中のホール2が物販とフードエリアになっている。
この、大ステージから小・中ステージまでの移動距離がかなり長い。日曜の8ホールだけバトスピの関東エリア大会で使われていて、それ以外のホールはどこも使われていなかったので、せめて1-3ホールじゃなくて4-6ホールを使ってくれていれば、もう少し移動距離が短くて済んだのに……というか、最初から1-8ホールだけ押さえればなんの問題もなかったのに。
1-8ホールの廊下にあるコインロッカーを全部見て回ったが空きがなかったので、仕方なく入り口まで戻ってクロークに荷物を預けることにする。さっきよりずっと列が長くなっていたが仕方がない。
1000円払って黒い袋をもらう。無駄にジップロックがついているロゴ入りの立派な袋だが、黒いから引き取るときに中身がわからなくて間違えやすいし、サイズも小さくて荷物を一杯入れるとせっかくのジップロックが閉まらない。CDJの25リットルごみ袋でいいのに……。
荷物を入れて、2階廊下にあったクローク棚へ預けに向かう。
廊下をふさぐ形で行列ができていて、1-8ホールへ向かう人が後ろの狭いすき間をすり抜けていくのがなかなかの惨状。
クロークの作りは見た目CDJと似ているが、やり方が大きく違う。
CDJでは、受付時に袋と番号札をくれる。袋に荷物を詰めるのと合わせて番号札に自分の名前と電話番号を書き、番号札と同じ番号の棚に行って荷物を預ける。名前と電話番号を書いた札は袋に張り付け、番号だけを引換証として受け取る。
荷物を引き取るときは、同じ棚に引換証を持って行く。係員に名前と電話番号を伝えると、袋に書いてあるものと照合したうえで袋を返してくれる。
今回デビロックでは、受付時にくれるのは袋だけ。なので、袋に詰めたら適当に手近な棚の前に並ぶことになるので、混雑度にムラができる。しかも、荷物を預ける際に一人ずつ番号札に名前と電話番号を書かされる。そこでまた時間がよけいにかかる。その番号札は複写式になっていて、係員は一方を袋に貼り、もう一方を引換証として渡してくれる。つまり引換証には名前と電話番号が書き込まれた状態になっている。
荷物を引き取る際には、引換証と同じ番号の袋を返してもらうだけ。
つまり、もしこの引換証を会場で落とし、誰か悪意のある人が拾った場合、他人の荷物を持ち帰ることが簡単にできる。悪意がなくても、終演後の混雑の中で違う袋を渡されるなどし、荷物が行方不明になったという例が実際にあったらしい。これは本当にありえない。
受付時に袋と一緒に番号札を渡すことも、荷物の受け取り時に本人確認をすることも、ごく簡単なことなのになぜやらないのか?
スタッフのうち誰一人としてCDJに行ったことがないわけはないだろう。どうして「CDJと同じやり方にしましょう」とならなかったのか?理解できない。
ともあれしばらくクロークの列に並んでいると、奥のからっぽで誰もいない棚のあたりにスタッフが何人もやってきて、円陣を組んで何やら話している。「何やってんだ? 反省会か? いいから早く受付増やせよ! この行列見えてんだろうが!!」と思う。
そして、新しい受付が増えそうだと見るや、行列の客がどっと横滑りしていく。また、手前のほうのテーブルでは「これ以上並ばれても受付できません! あと5人くらいしか空きがないです!」と係員が叫んでおり、そこに我慢強く並んでいた客たちが「(°Д°)ハァ?」って顔をしながら新しくできた受付の方に流れ、また列を作る。
というわけで、クロークもなかなかの惨状だったがひとまず荷物を預け終わり、大ホールに戻ってきたのは13:30。
入場が遅れたので10-FEETが30分押しで始まったらしく、さらに演奏中に最前列の柵が壊れて中断するというトラブルもあって、13:20開始予定だったLOW IQ 01もまだ始まる気配がない。
後ろのほうで座って待つ。会場内がけっこう寒く、長袖Tシャツにアウトドア用パーカーを着ていてもうすら寒かった。
20分遅れくらいでLOW IQ 01が始まる。
「俺は生中継やるよ!」みたいなMCをしていて、なんのこっちゃと思ったが、10-FEETなど多くのバンドは「アーティストの都合で」スカパー中継がなかったことをあとで知った。ホルモンやACIDMANやHIATUSなどかなりのバンドが放映されなかったらしいので、スカパーの前に正座して待ってた人にとってはガッカリだろうが、無料放送ならそんなものだろう。
会場内のスクリーンの画質がかなり良くて、曲が始まるたびに中継用に曲名が出るのが良かった。
10-FEETよりは圧倒的に空いていた。ってかこのイベントだったらTOTALFATが大ステージでLOW IQ 01は中ステージでもよかったんじゃ……。
見終わってから、中ステージのほうへ移動。
わかってはいたけど、クロークにコートを預けた後で建物の外を通らなきゃいけないのはかなり厳しい。半袖1枚の人とか、氷の入った飲み物を飲みながら歩いてる人とかいたけど、すごいなぁ。
フードエリアが大混雑でとても食べられそうにないので、2階通路の途中にあったメッセの売店で唐揚げ串200円、チュリトス300円、おにぎり150円を買って食べる。ペットボトルが300円という暴利にびっくりした。CDJのときに200円でも高いと思ってたのに……。
15時過ぎ、すでに始まっていた中ステージのMAN WITH A MISSIONに入る。前方は入場規制がかかってたけど後方は大丈夫。それでもかなり人が入ってた。
狼のマスクをかぶってて最近人気急上昇のバンドということくらいしか知らなかったんだけど、思ったよりキャッチーな曲でかなり好感触。「Smells Like Teen Spirit」がノリノリだった。
あのマスクはビークルのお面みたいなもので、最初だけつけてて演奏中は暑いから脱ぐんだろうと思ってたら、律儀に最後までずっとかぶっていた。
ただスクリーンに顔を映せないらしく、スクリーンには常に下が見切れた状態の狼のアップか、ギターの首から下か、ドラムの背中くらいしか写っていなくて、シュールだった。
続いて今日の本命、16時からのTOTALFATを待つ。
中ステージには転換の間にDJがいて大音量で音楽をかけているので、会話はしづらいけど、退屈せずに待っていられるのはいい。
最初は真ん中へんにいたけど、前方ブロックの客が出て行ったらガラガラになったのでそっちに移動する。
このステージの客入れ替えの動線もやや疑問で、両端にある狭い通路だけを通って出入りしなければならず、必然的にノロノロした行列になり、行儀の悪い客がどんどん柵を飛び越えていくから危ない。一方、中央には広い横長の空間ががらんとあいている。最初は通路だと思っていたがよく見たら立ち入り禁止で、何のためのスペースなのか不明。
CDJのときもアースステージを出るときはそこそこ渋滞になるけど、それでもあれだけの人数をスムーズに出し入れしているのって、実は相当すごいことなのだなと気付いた。デビロックと比較してCDJ(というか運営のロッキン・オン)のすごさが浮き彫りになった。
あと、会場内がやたら汚いのも違いを感じるところ。清掃スタッフがいないのかゴミ箱が少ないのかそもそも客の質が違うのか、あちこちにゴミや水のこぼれた跡がある。
禁止なのにステージの写真を撮ってる客がやたら多いところを見ると、客の質が大きいのかも……。
やっぱり少し押してTOTALFATが始まった。
最初からOVERDRIVEで飛ばし、頭をからっぽにして思い切り歌って踊って楽しめる音楽だった。満足。
サマーフリークエンスでタオルを投げるのがすごい好きなんだけど、あんまり投げてる人いなかった。それどころじゃないのだろうか。下手に投げるとタオルなくしそうになるしな……。
大ホールのホルモンへ民族大移動。CDJではホルモンでアースが入場規制になったので今回も入れなくなるんじゃないかと思っていたが、後ろの方なら大丈夫だった。ただ、最後方ブロックはエコーがひどくて音が二重になるし、MCで何言ってるかよく聞き取れない。「ムックとワンオクにデブが挟まれて、汚しに来ました」とか言ってた。
いつも思うけどみんなで頭を振ってる光景は、ライティングが赤いせいもあって非常に宗教っぽい。
このあとワンオク、ブラフマンと続くので見たい気持ちもあったけど、会場に入るときのあれこれでくたびれてしまったし、どっちかというと明日が本番なので、今日は大事を取って18:30くらいで引き上げることに。
2月26日(日)2日目
今日はスムーズに中に入れたが、昨日よりかなり客の数自体が少ない。
クロークの袋が昨日と一緒だったので、流用すれば1000円浮くかと思ったが、昨日貼られた番号札をきれいにはがすことができなかったので、あきらめて新しい袋を買い、2階に預ける。
12時からのBirthdayを後ろの方で待つ。
最初に挨拶も何もなく、時間ぴったりに唐突に始まった。
ライジングサンのときにピザを食べながら聞いてたのを覚えているが、相変わらずやたら渋くてカッコイイ。
続いてストレイテナー。やっぱり全体的に人が少なめなので前のブロックに行く。昨日はありえない列だったトイレも、このときはほとんど並ばなかった。
左から人が入ってくるから右は空いてて、ホリエ側の前方5列目くらいに行く。ホリエさん「オレ人気ないな」と思うだろうか……。
キングメイカーはライブで初めて聴いたがかなりカッコ良かった。
最近聞いてないディスコグラフィとイノセントをやってくれてうれしかった。やはり名曲。
最後にメロストとバーサーカーで締めるのは定番で「いやーよかったねー」という感じで終われるのはいいけど、いつまでもこれらの古い曲に頼っていてはいけないという説も。
近かったのでホリエさんが絶唱してるのがよく見えたし、OJも楽しそうに煽りに来てくれた。満足。
次は9mmだけど、フェスでいつも見てるし新規発掘ということで、中ステージのPay money To my Painに行く。ちなみにミリも知らない。
外見はかなりパンクっぽい。ボーカルがキャップかぶっててマイクを下向きに持って、腕全体と首回りにびっしり刺青がある。喉仏に刺青入れるなんてすごく大変そうだ。
その外見イメージにふさわしいデス調のやかましい中に、美メロが入ってきて雰囲気が変わる。Picturesという曲が特に美メロ。
続いてNCISなのでそのまま待つんだけど、この時のDJが喋りっぱなしでめちゃめちゃうるさかった。客が入れ替えで出ていくときに「行きたい奴は行けばいいけどさ」みたいなことを言ったり、「レゲエもノレるんだぜ、全然知らない曲でもイイと思える奴は手を挙げろ」とか「音楽がなかったら生きていけないって奴はどこにいるんだ」とか、ひっきりなしに客に呼びかけているのが押しつけがましく、いちいち無視するのにもストレスがたまる。とにかくいちいち喋らないで曲だけかけててくれよという感じ。
待ちくたびれた頃に少し押してNCISが始まる。
うぶギターの音量が大きくてボーカルが小さく、バランスが悪い気がした。CDJでもそうだったので、みんなギターが聞きたいってことなんだろうけど……。
相変わらずおにいのドラムは正確で安定感がある。NCISは演奏は文句なくうまいし歌も太い声で力があり、曲もそこそこキャッチー。なのにどうしていつまでも中ステージ、ギャラクシーステージサイズなのだろうか。もっと売れてもいいのに、というかELLEファンが流れてきてたらもっと客は多いはずなのに流れてきてないのはなぜだろう。
このあとご飯タイム。小中ホールの方はあまりめぼしいものがなくて、パスタにした。明太子800円。ゆでてある麺を湯通ししてソースをつけるだけで、冷凍パスタみたいな味。まずくはないけど、せいぜい400円ってところ。800円払うなら、一切れ300円のピザを2つ食べるのが正解だったかも。
次のUNISON SQUARE GARDENが始まるまで小ステージの反対側でやっているTHE MACKSHOWというバンドを聞きながら待つ。リーゼントにサングラスに黒い革ジャンを着たスリーピースで、音楽はロカビリー。そこそこ年季の入ったベテランっぽくて、声もいいし演奏もうまくてノリノリ。最前列にいるお姉さんも黒い革ジャン着てる。
15分押しでUNISONが始まる。「俺たち浮いてない?」というMC。このボーカルの、高音を操る歌のうまさはシリアルのトツに並ぶ。さわやか系だがかなり盛り上がっていた。
18:20からスペアザが始まるので、出口付近で様子を見ながら25分くらいに中ステージに移動。前方は規制で後ろの方にしか入れなかった。
AIMSで始まったが、こんなに回りが盛り上がってないAIMSは初めてで、やっぱりアウェーなんだなと思った。また、人が多くて服に吸い込まれるのか音がやたらとモワモワしていた。
アドリブを差し挟みながらPBをやって、「コラボイヤーはもう終わったんですけど、せっかく最後なので」とオオキ・ホリエを呼ぶ。ハンドマイクで二人似たような帽子をかぶっている。
音がとりづらそうで耳を押さえて歌っていた。聞けたのは貴重だし嬉しかったんだけど全体的に音がこもっていて残念。
次にモンゴル800のキヨサクの曲をしみじみとやって4曲で終了。
そのあとDJの鹿野さんが飛び出してきて「東京マラソン4時間半で走り終えてから来ました!ランナーズハイです!」と言ってて、すげーなと思った。
大ステージへ行こうとホールを出るとき、小ステージから「スペシャルゲスト、TK」って声が聞こえて、「TKって誰だよ、小室哲哉かよwww」時雨のTKならまだありえるけど、まぁ聞き間違いだろうって笑ってたら、帰ってからツイッターで本当に小室哲哉が来ていたと知って驚愕した。カイキゲッショクのステージに白塗りメイクして出てたらしい。今ってそんなこともしてんのか。
20時からのACIDMANは右横前方で見た。曲名の字幕が出なくなってた。放送しないからか?
オープニングの手拍子で迎え入れる演出はかっこいい。
インストや知らない曲をやり、ちょっと珍しいセットリスト。
「終わりがあれば必ず始まりがあります、でもACIDMANは終わらないので……今日のライブは1回終わりますけど」とか、「まだまだやめるつもりはないんで」とか、2回も言った。そんなにベスト盤を出すと解散するって思われるのか?
次が最後のHIATUSだけど、その前にクロークに荷物を取りに行き、中くらいの位置に戻ってくる。21:20スタートと時間が遅いのでけっこう帰る人も多く、フロアに余裕がある。
21:30過ぎに始まり、客席からの「大丈夫?」的な呼びかけに答えたMCで「バレてんのか、じゃあしょうがないな。おとといくらいに全然声が出なくなっちゃって。星のめぐりって言うのか、こういう大事なときに一番いいコンディションでライブできる人もいれば俺みたいに全然ダメな人もいて」と言ってて、そう言われれば声の調子が悪そうだった。ただMCのかすれ具合よりは歌ってる時のほうが平気そう。「俺のこと大嫌いって奴もいるだろうけど、今日だけ力を貸してほしい、一緒に歌ってくれたら嬉しい」と言い、最後のほうで「みんな歌ってくれてありがとう。お返しに、お前たちがなんか困ったことがあったら俺が絶対助けるからな!」的なすごい頼もしい発言があって、ファンの心をつかむのがうまいなぁと思った。
苦しそうながらも美しい歌を必死に歌い続ける姿が、24時間テレビでボロボロになりながらゴールへ向かうマラソンじみて、謎の感動を生みだす。
私も広い空間に両腕を伸ばし、空に向かってエネルギーを送りだすように歌う。
どんなバンドも目の前で見れば感動するものだけど(目の前で見てもダメなレベルのライブを見に行くことはない)、これだけステージから距離が離れていても打ちのめされる圧倒的なバンドはHIATUSと東京事変だけ。
「東京に出てきてから友達って言える人は5、6人しかいないけど、遠藤さんはそのうちの一人で兄貴のように慕ってて」といったMCがあり、アンコールで一人だけ出てきたときに「アニキぃ……」と言いながら崩れ落ち、袖から出てきた遠藤さんに支えられて2回も抱き合うという名場面があって、涙をぬぐいながら「今日が人生で一番カッコ悪いことになっちゃってもいーや」と言って西門の昧爽のアコースティックバージョンを歌った。すごいきれいだったけど、音源探しても見つからなかった。DVDとかに入ってるんじゃないかと思ったが、DVD自体新しいのが出てないっぽい?
ダブルアンコールにこたえて遠藤さんが出てきて「(細美さんは)もう歌えないと思います」と言ってから、「今まで15年ありがとう」みたいな挨拶をした。
今回のイベントではいろんなバンドがしきりに「遠藤さんありがとう」と持ち上げていたけど、だったら責任者としてウェブサイトのトップに謝罪文を出すなり、2日目冒頭のステージで喋るなり、お客さんにいろいろ迷惑をかけたことに対して何らかの誠意を見せてほしかった。この挨拶でも特にそういったコメントはなく、たぶんアーティストたちに対しては世話も焼いているだろうしいい人なんだろうけど、お客の楽しさとか快適さとかはろくに考えてないんだろうなあ、と思った。私はこの人がどういう人かもよく知らないで適当に言ってるけど。
2日目は客が少なかったので1日目のことが嘘のように快適だったし、そもそも大規模野外フェスとかだったら1日目のゴタゴタなんて目じゃないくらい過酷なんだろうし、これで最後なんだから別にいいっちゃいいけど、面子やライブそのものが良かっただけに運営が本当にもったいなかった。CDJの快適さに慣れすぎているなぁと思った。
2月22日の日記
2012年2月22日アジカン武道館行ってきた日記。
※セットリストのネタバレ等を気にする方は読まないでください。
アリーナ中央の一番後ろで荷物をロープのところに置いてのんびり。
ナム・ジュン・パイク風ともいえるブラウン管テレビを並べ、
大画面でもそのテレビがつながっているように見せる演出がかなり
おもしろかった。テレビ全部を同期させたりバラバラにしたり、
小さく区切られていた画面が最後にどーんと大画面に広がるカタルシスも。
海岸通りの最初の照明が、オレンジ色の光条の向こう側の暗闇に
客電の小さい明かりがぽつぽつと見えて、夕焼け空に星が輝いている
みたいですごくきれいだった。
ベスト盤のツアーのわりには、ベストヒットじゃないだろって曲の
ゾーンもあったけど、わりとマニアックな選曲をするのは
いつものことのような気がする。
「真冬のダンス」にそれほど思い入れがあったとは知らなかった。
正直、曲としてはけっこう平凡だと思うんだけど……。
やらないだろうけどやってほしかった曲ベスト3は、
「青空と黒い猫」「ひかり」「嘘とワンダーランド」。
しかし「サイレン」をやらないと思わなかった。
昔MCで「或る街の群青」は難しいからあまりやりたくないという
ようなことを言ってた記憶があるんだけど、サイレンも難しいとか
やりたくない理由があるんだろうか?
新曲「カボスで鯛を蒸しやがれ」(笑)は、リズムとかがちょっと
マーチングバンドの続編っぽい感じだったけど、マーチングバンド
よりはるかにいい曲だと思った。
あとはアフターダークのドラムがやたらかっこよかったのと、
惑星を久々に聞けて嬉しかったのと、アンコールの終わり方が
ワールドワールドワールドツアーを思い出して懐かしかった。
過去のジャケイラストがサブリミナルみたいに入る映像も
出来が良くてかっこよかった。
※※※
演出という面では、今回は今まで見たライブのベスト5には入りそう。
1位はサカナクションの武道館かな……レーザーがすごかった。
あとはこないだのRADWIMPSのZEPPのオープニングのシルエットも
印象的だったし、the pillowsの20周年の大画面も感動的だったなぁ。
テナー幕張メッセのでっかい扇風機とかもあったなぁ……。
※セットリストのネタバレ等を気にする方は読まないでください。
アリーナ中央の一番後ろで荷物をロープのところに置いてのんびり。
ナム・ジュン・パイク風ともいえるブラウン管テレビを並べ、
大画面でもそのテレビがつながっているように見せる演出がかなり
おもしろかった。テレビ全部を同期させたりバラバラにしたり、
小さく区切られていた画面が最後にどーんと大画面に広がるカタルシスも。
海岸通りの最初の照明が、オレンジ色の光条の向こう側の暗闇に
客電の小さい明かりがぽつぽつと見えて、夕焼け空に星が輝いている
みたいですごくきれいだった。
ベスト盤のツアーのわりには、ベストヒットじゃないだろって曲の
ゾーンもあったけど、わりとマニアックな選曲をするのは
いつものことのような気がする。
「真冬のダンス」にそれほど思い入れがあったとは知らなかった。
正直、曲としてはけっこう平凡だと思うんだけど……。
やらないだろうけどやってほしかった曲ベスト3は、
「青空と黒い猫」「ひかり」「嘘とワンダーランド」。
しかし「サイレン」をやらないと思わなかった。
昔MCで「或る街の群青」は難しいからあまりやりたくないという
ようなことを言ってた記憶があるんだけど、サイレンも難しいとか
やりたくない理由があるんだろうか?
新曲「カボスで鯛を蒸しやがれ」(笑)は、リズムとかがちょっと
マーチングバンドの続編っぽい感じだったけど、マーチングバンド
よりはるかにいい曲だと思った。
あとはアフターダークのドラムがやたらかっこよかったのと、
惑星を久々に聞けて嬉しかったのと、アンコールの終わり方が
ワールドワールドワールドツアーを思い出して懐かしかった。
過去のジャケイラストがサブリミナルみたいに入る映像も
出来が良くてかっこよかった。
※※※
演出という面では、今回は今まで見たライブのベスト5には入りそう。
1位はサカナクションの武道館かな……レーザーがすごかった。
あとはこないだのRADWIMPSのZEPPのオープニングのシルエットも
印象的だったし、the pillowsの20周年の大画面も感動的だったなぁ。
テナー幕張メッセのでっかい扇風機とかもあったなぁ……。
2月16日の日記
2012年2月15日国立博物館の「北京故宮博物院200選」に行ってきた。
会期終わりも近いので、昼に行ったら20分待ちで大層混んでいた。
順路に従って進んだ場合、最初にずらーっと書のコーナーがあって、
後半戦に入ると衣装や工芸品や絵巻物が出てくるんだけど、
最初から真面目に見ていたら絶対途中で疲れてどうでもよくなって、
面白い後半を見逃してしまうと思う。どうせすごく人がたまってて
よく見えないし、前半戦はスルーが吉。
カワセミの羽を貼り付けた装飾品の鮮やかな青色や、ウォーリー
なみに絵柄が細かくて一人ひとりが見ていて楽しい絵巻物など、
全体的に色が綺麗な品物が多いと思った。
あと乾隆帝はスゲー!ということもよくわかった。
会期終わりも近いので、昼に行ったら20分待ちで大層混んでいた。
順路に従って進んだ場合、最初にずらーっと書のコーナーがあって、
後半戦に入ると衣装や工芸品や絵巻物が出てくるんだけど、
最初から真面目に見ていたら絶対途中で疲れてどうでもよくなって、
面白い後半を見逃してしまうと思う。どうせすごく人がたまってて
よく見えないし、前半戦はスルーが吉。
カワセミの羽を貼り付けた装飾品の鮮やかな青色や、ウォーリー
なみに絵柄が細かくて一人ひとりが見ていて楽しい絵巻物など、
全体的に色が綺麗な品物が多いと思った。
あと乾隆帝はスゲー!ということもよくわかった。
カウントダウンジャパン1112
2012年1月2日簡易記録的なもの。
12/28 1日目
3万円のチケットを持ち、コミケの裏で4日間のフェスへ。
※ステージは大きいほうからアース、ギャラクシー、コスモ、ムーン、アストロ
14:30コスモ another sunnyday
かなり空いてた。新曲のピタッと止まるところでOJが帽子に手をかけて止まってたのがカッコよかった。
15:30ムーン 高橋優
初めて聞いた「想いよ届け」は「早く別れてー!!」などと叫びながらタオルを振りまわすのがかなり楽しかった。
15:30アース フジファブリック
2年前に、誰もいないステージと過去映像のスクリーンを見ながら拳を振り上げてた場所とほとんど同じ立ち位置に。
総君は白いシャツにパーカー着てるだけなのに、凛とした佇まいで王子っぽい。ダイちゃんはシルクハットにマントで、伯爵というかサーカス団長みたい。
総君の声がすごい出てて完全にフロントマンとしてちゃんとやってて、2年前と同じ場所から見上げるステージにこうやって戻ってきたんだということがすごい嬉しい。
決して志村がいなくてもよかったってわけじゃないし、今のフジファブリックは別の世界線のバンドというか、第二期だと思うけど、私にとっては全然アリだし好きだ。
16:20アストロ DE DE MOUSE
中央にターンテーブル、左右にサックスやドラムの演奏つき。大音量でのアンビエントはいいものだ。
16:45アース 木村カエラ
中盤のバタフライを聞き終わると出ていく人がいっぱいいた。もったいない。
18:30コスモ 雅
ドラムが、さっきフジファブリックのサポートに入っていたBOBOだった。どうりでどっかで見たことあると思ったんだ。フジファブリックでは前に出ないで「なんかいい人そう」くらいの雰囲気だったけど、こっちでは野性的でパワフルだった。
雅はバチバチした低音で弾くのでスゲー!とびっくりするのだが、ずっと聞いてるとだんだん飽きてくる……。
客を煽るがあまり反応がなかった時に「Oh, Fuckin’ Japanese guys...」って言ってた。あんたも日本人でしょーがと思ったが、MCを英語交じりで言ってたし海外のほうが受けがよさそう。
19:00ムーン WEAVER
後ろで適当に見る。さわやかだがあまり知ってる曲もなく眠かった。
19:30ギャラクシー BIGMAMA
女の子が白いミニスカートで、片足をモニターにかけてバイオリン弾いてる時、下着なのかショートパンツなのか黒いのが中から見えてて気になった。場内映像にスカートの中が映らないように引きで撮ったり上半身だけ映したりしてた。
客はやたら盛り上がっていて、最後にダイブはしないが肩車で煽ってる人がいた。
20:30アース サカナクション
かなり人は多くて、ステージが見えにくい柱の後ろまで入ってるように見えた。
RSRのときと同様に、サングラスつけて5人でシーケンサーを操作するドキュメンタリーのアドリブをやったんだけど、前よりずっとカッコ良かった。最後は煙は出るわレーザーは出るわで派手で盛り上がった。
12/29 2日目
「朝礼」で、コスモとムーンのステージを少し広げたことと、クロークの利用率が年々上がっているので収容数を16000に増やしたということを言っていた。
13:00アース アジカン
フラッシュバックで始まり、聞いたことあるけど曲名がわからない地味な古い曲が多くて、終わって隣の人が「えっこれで終わり?」ってなってた。私もアジカンはフェスで地味な曲をやる傾向があるのかなーと思っていたが、あとでツイッター見たら君繋ファイブエム全曲演奏だった。
14:15アース Base Ball Bear
夜明け前と十字架You&Iくらいしか知らないが、曲の展開が複雑でサカナクションっぽいなと思った。ギターが突然踊りながら脱いだりし始めて面白かった。
15:30アース チャットモンチー
2人しかいないのにすごいパワフル。ギターとドラムがメインだけど、途中でベースボーカル+ドラムキーボードになったり、2人ギターになってバラードやったり、手だけで踊ったりもして、見ていて面白い。
「まだやったことない新曲をやります。おふろのうたです」と可愛く言って、ほんわかした曲なのかなーと思ったらドラムのイントロでハードな出だしで、やたらカッコいい曲だった。歌詞は「今日はいつもよりゆっくりお風呂に入ろう」とか言ってるんだけど終わりもバシっと決まって鳥肌。すごい。
17:00ムーン miwa
特に見るものもないので行った程度。
18:25ギャラクシー SHAKALABBITS
新しいベースはギターの人の実弟という紹介がある。そんないい人材が身近にいたとは。
12/30 3日目
13:00アース 9mm
朝礼で、過去最高の動員数38500人を達成したと言っていた。
昔はギターとベースが暴れまわってボーカルは中央で淡々と弾いてたのに、最近はボーカルも一緒に暴れ始めるようになってきた。
14:15アース ストレイテナー
ノブが金色スパンコールで出てきてびっくりする。telephones今回出てないのに何しに……というか踊りに来ただけ。
セットリストに大満足だけど、マンライククリーチャーだけは何度聞いてもテンポが安定せず聞いててハラハラする。突然YES,SIRが来て「イェッサー!!」って絶叫したら前に立ってた人に苦笑された。汗かいた。
15:00ムーン OAU
いきなり「Across the Universe」のカバーで始まる。インストの曲もやったりしてバイオリンが素晴らしくなかなか豪華だが、時間大丈夫か?と思っていると長いMC。
「今年はトシローが実は面白いってことがわかった」→「苦労が多くて下の毛に白髪ができたけど今日見たらなくなってて、見つけた人には一升瓶の酒と換えます」とか「内緒なんだけど先輩バンドと喧嘩したりフェスでダイブして怒られたりした」とか、でもそこから被災地の現状をリアルに語り始め、MC長いとは誰も言えない雰囲気に。やっぱ匂いの話とかされると、本当に現地にいる人の言葉の重みを感じる。そのまま最後に夢の跡をやったが、10分くらい押してた。
15:30アース THE BAWDIES
ジムがソロの時に右手に走って行って、ギターのコードがひっかかったのか、ズテーンとずっこけ、そこから代わりのギターが来てコードがつながるまでしばらく手ぶらでモニターの上で踊ったりしてたのが貴重なショットだった。
17:20ギャラクシー LOW IQ 01 & MASTER LOW
一番後ろで休憩気味。
18:00アース マキシマム ザ ホルモン
ギャラクシーを途中で出て移動したが、すでに入り口まで人がぎっしり。始まったのを角から覗いてみるが、こんなに人の入ってるアースは6年間で初めて見た。
ろくに見えないので諦めてアストロへ行こうとするとアースの入り口に柵ができ、コンコースからしか入れなくなっていて、その後そっちも入場規制がかかったらしい。
18:20アストロ DJハヤシ
動きはハヤシだが声が違うなと思っていたらカラオケの当て振り状態だった。古い戦隊メドレーをやったり、すごいフリーダム。あずさ二号やまた会う日までがかかった。
19:15アース ACIDMAN
アースに入るとホルモンの湿気がやばい。
去年と同じように腕を広げて音に浸かる。
去年、ALMAのイントロのベースの音がひずんでてミスったっぽいと日記に書いてたんだけど、今年も同じ音だった。あれで合ってたらしい。
20:10アストロ DJホリエ
まったりしたミドルテンポの曲が多い。ほかのメンバーは出て来なさそうだし、混みあう前にと21:00に出てロッカーを開けていたらOJが来て踊っていた。
12/31 4日目
16:10ギャラクシー 怒髪天
RSRのときの会場一体となった盛り上がりに比べると、怒髪天のことを知らない客が多いようだったが、まあそれは当然か。
MCで「今年はほんといろんな悲しいことがあって、一番は言わなくてもわかると思うけど……島田紳助がね」とかしゃべりがうまくて面白かった。
16:40アース SEKAI NO OWARI
ゲネラルパウゼに「神様、人類を滅ぼしてください」って囁いちゃうような中二病が全開爆発。ボーカルのヤンデレっぷりにも磨きがかかってきた。
新曲のサビの歌詞が後ろの3本線になったスクリーンに表示されるんだけど、その文字の大きさが一文字ずつバラバラで、うわー2000年代のセンス!!と思って悶えた。
さらに、フロイトに始まり甲本ヒロトやONE PIECEにいたるまで、いろんな著名人の生と死にまつわる格言がスクリーンに流れた後、不死鳥という曲をやり、シャボン玉がいっぱい出た。ここまで突き抜ければいっそすがすがしい。
幻の命のピアノの間奏はアースが静まり返り、外の笑い声とかがよく聞こえた。
17:55アース ONE OK ROCK
赤い照明のままなかなか始まらないのが、カッコつけてるのかトラブルなのかよくわからずにいたら機材トラブルだった。曲順を変えてスタートし、途中からは中断せずにやりきった。いつの間にアース級になったんだってくらい急に売れたバンドだけど、大舞台に映える貫禄がある。
18:45ギャラクシー UNISON SQUARE GARDEN
ワンオクからの客が途中から流れていくと、「人増えたよね?」とMC。「残念でした、僕らは一曲目に完全感覚ドリーマーをやったんです」。全然知らなかったんだけど明るくてポップ。
19:40ギャラクシー SPECIAL OTHERS
今回はゲストが来そう、特にこのあとステージがあるからKJは絶対来るだろうとのことでやや前方へ行く。酒のカップを持ってる客が多い。
ローレンテックのイントロでギターのチューニングが合ってなくて止まった。「一番やばいのはヤギがこれでいけるだろうと思ってたこと」。
「KJは来ませんよ、我々のために喉を使わせるなんておこがましい」とMCが入り、普通にAIMSで終わった。JAPAN JAMに期待するしかないのか。
20:35アース the HIATUS
オーケストラアレンジの新曲もけっこうやったけど難しそうだった。
途中「こういうこと言うとまたいろいろ書かれるんだよな、“細美は観客に問うた。ロックとは何か”みたな(笑)」というMCが始まり、「ステージを指さすあの動きってなんなの?みんなも意味わかってないと思うんだけど……とにかく右へならえをやめよう」という話をして、客が指さしを封印された!2曲後には復活したけど。
私はステージを指さすというより、一本指を立てるのには「一番」という意味が込められてて、だからあまり多用するものではないという意識を漠然と持っていた。確かに、身体を動かさずに腕だけ規則正しく振ってるのはちょっと気持ち悪いとは思う。
22:00アース 岡村靖幸
すいてる。年齢層が高め。
スーツに眼鏡で登場、きびきびした動きで踊り出す。最初の曲が「どぉなっちゃってんだよ」だということに、曲の半分くらいまで気付かなかった。ベースとバスドラの低音だけが強すぎて曲の輪郭が全然わからないうえ、ボーカルもずれまくってる。耳をふさいで聞くとやっと曲の輪郭がわかる感じ。
22:45コスモ MONOBRIGHT
この時間帯、ここしかステージやってないのでかなり混んでた。ブルース・リーの衣装で、最後は龍のかぶりもののまま歌ってた。
23:25アース Dragon Ash
年越しは一番大きいステージが華やかだろうということでアースへ。ギャラクシーには天井に風船の詰まった風船が吊るしてあったし、コスモの天井にもそれっぽい黒い包みがあったけどアースには何もなく、年越しの瞬間はカウントダウンののち銀テープがバーンと出てくるだけだった。
24:40ギャラクシー NCIS
みんな中川翔子に流れたと見えてけっこうすいてて、4人ともよく見えた。ひなっちの服が緑色のバスローブみたいで変だった。
おにいのドラムがすごくいいなーと実感。いろんなドラマーの中でも一番好きかも。中山さんは人として好きだけどドラムはムラがある。常に安定してて難しいフレーズでも変にひっかからないような叩き方をする職人芸。
25:20アストロ DJやつい
入場規制でかなり列ができていて、中のホールいっぱいで踊ってて壮観。サークルがいくつもできたり、とにかく見てて面白い空間だった。
サバイバルダンスの「休憩」とか、チョコレイト・ディスコを振りつけ完璧に踊ったりとか、いつものような感じ。みんな湘南の風の合いの手とかよく覚えてるなあ。
次のDJがバンプのスノースマイルをかけるといかにもエンディングって感じで、みんなゾロゾロと出ていく。
リクライニングエリアは満杯で、閉まったシャッター前や廊下の寒い場所にゴロゴロ転がって寝ている人がいっぱいいる。私はアストロで30分くらい寝る。
26:10ギャラクシー TOTALFAT
だいぶ眠くてやや気持ち悪いが、ステージ上は明るくてテンションが高く、曲が流れると勝手にぴょんぴょん跳ねてしまう。コーラスがきれいで名曲が多く、いいバンドだなーという印象。
終わったあとは意外と元気で、5:40前の電車に乗って、7時前には帰ってきて寝た。
今回のベストアクト
1.フジファブリック
2.TOTALFAT
3チャットモンチー
12/28 1日目
3万円のチケットを持ち、コミケの裏で4日間のフェスへ。
※ステージは大きいほうからアース、ギャラクシー、コスモ、ムーン、アストロ
14:30コスモ another sunnyday
かなり空いてた。新曲のピタッと止まるところでOJが帽子に手をかけて止まってたのがカッコよかった。
15:30ムーン 高橋優
初めて聞いた「想いよ届け」は「早く別れてー!!」などと叫びながらタオルを振りまわすのがかなり楽しかった。
15:30アース フジファブリック
2年前に、誰もいないステージと過去映像のスクリーンを見ながら拳を振り上げてた場所とほとんど同じ立ち位置に。
総君は白いシャツにパーカー着てるだけなのに、凛とした佇まいで王子っぽい。ダイちゃんはシルクハットにマントで、伯爵というかサーカス団長みたい。
総君の声がすごい出てて完全にフロントマンとしてちゃんとやってて、2年前と同じ場所から見上げるステージにこうやって戻ってきたんだということがすごい嬉しい。
決して志村がいなくてもよかったってわけじゃないし、今のフジファブリックは別の世界線のバンドというか、第二期だと思うけど、私にとっては全然アリだし好きだ。
16:20アストロ DE DE MOUSE
中央にターンテーブル、左右にサックスやドラムの演奏つき。大音量でのアンビエントはいいものだ。
16:45アース 木村カエラ
中盤のバタフライを聞き終わると出ていく人がいっぱいいた。もったいない。
18:30コスモ 雅
ドラムが、さっきフジファブリックのサポートに入っていたBOBOだった。どうりでどっかで見たことあると思ったんだ。フジファブリックでは前に出ないで「なんかいい人そう」くらいの雰囲気だったけど、こっちでは野性的でパワフルだった。
雅はバチバチした低音で弾くのでスゲー!とびっくりするのだが、ずっと聞いてるとだんだん飽きてくる……。
客を煽るがあまり反応がなかった時に「Oh, Fuckin’ Japanese guys...」って言ってた。あんたも日本人でしょーがと思ったが、MCを英語交じりで言ってたし海外のほうが受けがよさそう。
19:00ムーン WEAVER
後ろで適当に見る。さわやかだがあまり知ってる曲もなく眠かった。
19:30ギャラクシー BIGMAMA
女の子が白いミニスカートで、片足をモニターにかけてバイオリン弾いてる時、下着なのかショートパンツなのか黒いのが中から見えてて気になった。場内映像にスカートの中が映らないように引きで撮ったり上半身だけ映したりしてた。
客はやたら盛り上がっていて、最後にダイブはしないが肩車で煽ってる人がいた。
20:30アース サカナクション
かなり人は多くて、ステージが見えにくい柱の後ろまで入ってるように見えた。
RSRのときと同様に、サングラスつけて5人でシーケンサーを操作するドキュメンタリーのアドリブをやったんだけど、前よりずっとカッコ良かった。最後は煙は出るわレーザーは出るわで派手で盛り上がった。
12/29 2日目
「朝礼」で、コスモとムーンのステージを少し広げたことと、クロークの利用率が年々上がっているので収容数を16000に増やしたということを言っていた。
13:00アース アジカン
フラッシュバックで始まり、聞いたことあるけど曲名がわからない地味な古い曲が多くて、終わって隣の人が「えっこれで終わり?」ってなってた。私もアジカンはフェスで地味な曲をやる傾向があるのかなーと思っていたが、あとでツイッター見たら君繋ファイブエム全曲演奏だった。
14:15アース Base Ball Bear
夜明け前と十字架You&Iくらいしか知らないが、曲の展開が複雑でサカナクションっぽいなと思った。ギターが突然踊りながら脱いだりし始めて面白かった。
15:30アース チャットモンチー
2人しかいないのにすごいパワフル。ギターとドラムがメインだけど、途中でベースボーカル+ドラムキーボードになったり、2人ギターになってバラードやったり、手だけで踊ったりもして、見ていて面白い。
「まだやったことない新曲をやります。おふろのうたです」と可愛く言って、ほんわかした曲なのかなーと思ったらドラムのイントロでハードな出だしで、やたらカッコいい曲だった。歌詞は「今日はいつもよりゆっくりお風呂に入ろう」とか言ってるんだけど終わりもバシっと決まって鳥肌。すごい。
17:00ムーン miwa
特に見るものもないので行った程度。
18:25ギャラクシー SHAKALABBITS
新しいベースはギターの人の実弟という紹介がある。そんないい人材が身近にいたとは。
12/30 3日目
13:00アース 9mm
朝礼で、過去最高の動員数38500人を達成したと言っていた。
昔はギターとベースが暴れまわってボーカルは中央で淡々と弾いてたのに、最近はボーカルも一緒に暴れ始めるようになってきた。
14:15アース ストレイテナー
ノブが金色スパンコールで出てきてびっくりする。telephones今回出てないのに何しに……というか踊りに来ただけ。
セットリストに大満足だけど、マンライククリーチャーだけは何度聞いてもテンポが安定せず聞いててハラハラする。突然YES,SIRが来て「イェッサー!!」って絶叫したら前に立ってた人に苦笑された。汗かいた。
15:00ムーン OAU
いきなり「Across the Universe」のカバーで始まる。インストの曲もやったりしてバイオリンが素晴らしくなかなか豪華だが、時間大丈夫か?と思っていると長いMC。
「今年はトシローが実は面白いってことがわかった」→「苦労が多くて下の毛に白髪ができたけど今日見たらなくなってて、見つけた人には一升瓶の酒と換えます」とか「内緒なんだけど先輩バンドと喧嘩したりフェスでダイブして怒られたりした」とか、でもそこから被災地の現状をリアルに語り始め、MC長いとは誰も言えない雰囲気に。やっぱ匂いの話とかされると、本当に現地にいる人の言葉の重みを感じる。そのまま最後に夢の跡をやったが、10分くらい押してた。
15:30アース THE BAWDIES
ジムがソロの時に右手に走って行って、ギターのコードがひっかかったのか、ズテーンとずっこけ、そこから代わりのギターが来てコードがつながるまでしばらく手ぶらでモニターの上で踊ったりしてたのが貴重なショットだった。
17:20ギャラクシー LOW IQ 01 & MASTER LOW
一番後ろで休憩気味。
18:00アース マキシマム ザ ホルモン
ギャラクシーを途中で出て移動したが、すでに入り口まで人がぎっしり。始まったのを角から覗いてみるが、こんなに人の入ってるアースは6年間で初めて見た。
ろくに見えないので諦めてアストロへ行こうとするとアースの入り口に柵ができ、コンコースからしか入れなくなっていて、その後そっちも入場規制がかかったらしい。
18:20アストロ DJハヤシ
動きはハヤシだが声が違うなと思っていたらカラオケの当て振り状態だった。古い戦隊メドレーをやったり、すごいフリーダム。あずさ二号やまた会う日までがかかった。
19:15アース ACIDMAN
アースに入るとホルモンの湿気がやばい。
去年と同じように腕を広げて音に浸かる。
去年、ALMAのイントロのベースの音がひずんでてミスったっぽいと日記に書いてたんだけど、今年も同じ音だった。あれで合ってたらしい。
20:10アストロ DJホリエ
まったりしたミドルテンポの曲が多い。ほかのメンバーは出て来なさそうだし、混みあう前にと21:00に出てロッカーを開けていたらOJが来て踊っていた。
12/31 4日目
16:10ギャラクシー 怒髪天
RSRのときの会場一体となった盛り上がりに比べると、怒髪天のことを知らない客が多いようだったが、まあそれは当然か。
MCで「今年はほんといろんな悲しいことがあって、一番は言わなくてもわかると思うけど……島田紳助がね」とかしゃべりがうまくて面白かった。
16:40アース SEKAI NO OWARI
ゲネラルパウゼに「神様、人類を滅ぼしてください」って囁いちゃうような中二病が全開爆発。ボーカルのヤンデレっぷりにも磨きがかかってきた。
新曲のサビの歌詞が後ろの3本線になったスクリーンに表示されるんだけど、その文字の大きさが一文字ずつバラバラで、うわー2000年代のセンス!!と思って悶えた。
さらに、フロイトに始まり甲本ヒロトやONE PIECEにいたるまで、いろんな著名人の生と死にまつわる格言がスクリーンに流れた後、不死鳥という曲をやり、シャボン玉がいっぱい出た。ここまで突き抜ければいっそすがすがしい。
幻の命のピアノの間奏はアースが静まり返り、外の笑い声とかがよく聞こえた。
17:55アース ONE OK ROCK
赤い照明のままなかなか始まらないのが、カッコつけてるのかトラブルなのかよくわからずにいたら機材トラブルだった。曲順を変えてスタートし、途中からは中断せずにやりきった。いつの間にアース級になったんだってくらい急に売れたバンドだけど、大舞台に映える貫禄がある。
18:45ギャラクシー UNISON SQUARE GARDEN
ワンオクからの客が途中から流れていくと、「人増えたよね?」とMC。「残念でした、僕らは一曲目に完全感覚ドリーマーをやったんです」。全然知らなかったんだけど明るくてポップ。
19:40ギャラクシー SPECIAL OTHERS
今回はゲストが来そう、特にこのあとステージがあるからKJは絶対来るだろうとのことでやや前方へ行く。酒のカップを持ってる客が多い。
ローレンテックのイントロでギターのチューニングが合ってなくて止まった。「一番やばいのはヤギがこれでいけるだろうと思ってたこと」。
「KJは来ませんよ、我々のために喉を使わせるなんておこがましい」とMCが入り、普通にAIMSで終わった。JAPAN JAMに期待するしかないのか。
20:35アース the HIATUS
オーケストラアレンジの新曲もけっこうやったけど難しそうだった。
途中「こういうこと言うとまたいろいろ書かれるんだよな、“細美は観客に問うた。ロックとは何か”みたな(笑)」というMCが始まり、「ステージを指さすあの動きってなんなの?みんなも意味わかってないと思うんだけど……とにかく右へならえをやめよう」という話をして、客が指さしを封印された!2曲後には復活したけど。
私はステージを指さすというより、一本指を立てるのには「一番」という意味が込められてて、だからあまり多用するものではないという意識を漠然と持っていた。確かに、身体を動かさずに腕だけ規則正しく振ってるのはちょっと気持ち悪いとは思う。
22:00アース 岡村靖幸
すいてる。年齢層が高め。
スーツに眼鏡で登場、きびきびした動きで踊り出す。最初の曲が「どぉなっちゃってんだよ」だということに、曲の半分くらいまで気付かなかった。ベースとバスドラの低音だけが強すぎて曲の輪郭が全然わからないうえ、ボーカルもずれまくってる。耳をふさいで聞くとやっと曲の輪郭がわかる感じ。
22:45コスモ MONOBRIGHT
この時間帯、ここしかステージやってないのでかなり混んでた。ブルース・リーの衣装で、最後は龍のかぶりもののまま歌ってた。
23:25アース Dragon Ash
年越しは一番大きいステージが華やかだろうということでアースへ。ギャラクシーには天井に風船の詰まった風船が吊るしてあったし、コスモの天井にもそれっぽい黒い包みがあったけどアースには何もなく、年越しの瞬間はカウントダウンののち銀テープがバーンと出てくるだけだった。
24:40ギャラクシー NCIS
みんな中川翔子に流れたと見えてけっこうすいてて、4人ともよく見えた。ひなっちの服が緑色のバスローブみたいで変だった。
おにいのドラムがすごくいいなーと実感。いろんなドラマーの中でも一番好きかも。中山さんは人として好きだけどドラムはムラがある。常に安定してて難しいフレーズでも変にひっかからないような叩き方をする職人芸。
25:20アストロ DJやつい
入場規制でかなり列ができていて、中のホールいっぱいで踊ってて壮観。サークルがいくつもできたり、とにかく見てて面白い空間だった。
サバイバルダンスの「休憩」とか、チョコレイト・ディスコを振りつけ完璧に踊ったりとか、いつものような感じ。みんな湘南の風の合いの手とかよく覚えてるなあ。
次のDJがバンプのスノースマイルをかけるといかにもエンディングって感じで、みんなゾロゾロと出ていく。
リクライニングエリアは満杯で、閉まったシャッター前や廊下の寒い場所にゴロゴロ転がって寝ている人がいっぱいいる。私はアストロで30分くらい寝る。
26:10ギャラクシー TOTALFAT
だいぶ眠くてやや気持ち悪いが、ステージ上は明るくてテンションが高く、曲が流れると勝手にぴょんぴょん跳ねてしまう。コーラスがきれいで名曲が多く、いいバンドだなーという印象。
終わったあとは意外と元気で、5:40前の電車に乗って、7時前には帰ってきて寝た。
今回のベストアクト
1.フジファブリック
2.TOTALFAT
3チャットモンチー
12月21日の日記
2011年12月21日森ビルの歌川国芳展に行ってきた。
会期スタート直後の平日朝ならさすがに空いてるだろうと思ったら
展示が細かくてたくさんあるので、けっこう人が詰まっている場所もあった。
とにかく点数が多くて書き込みも細かいので見ごたえがある。
当時の風俗が伝わってくるものもいいし、動物の描写も素晴らしい。
妖怪は一体一体名前をつけたいくらいかわいくて見入った。
あと福岡に行く用事があって、ついでに前から見たいと思っていた
大宰府の九州国立博物館に行ってきた。
大宰府天満宮は外国人の観光客でにぎわっていたが、博物館のほうは
ほとんど人がいなかった。小学生の団体がガイドにつれられて
勉強して回っていたくらい。
建物が立派で広くて見やすくて金がかかっていた。
入口のエスカレーターは宇宙ふうでMOA美術館を思い出させた。
特別展の谷間で常設展しか見られなかったんだけど、大きな部屋3つが
展示替えで閉まっていたのが残念だった。1/4くらいのスペースに
入れないってことだから、料金下げてくれてもいいレベル。
個人的にはもっと解説が欲しい。見つかった場所だけじゃなくて
材質が何なのかとか年代とか知りたい。
ガイドがやたらたくさんいるので、聞けってことなのかもしれないが。
埴輪ゾーンと、ハイビジョンの16倍の解像度だというシアター、あと
1階の子ども用ゾーンにいろんな民族楽器があったのが面白かった。
会期スタート直後の平日朝ならさすがに空いてるだろうと思ったら
展示が細かくてたくさんあるので、けっこう人が詰まっている場所もあった。
とにかく点数が多くて書き込みも細かいので見ごたえがある。
当時の風俗が伝わってくるものもいいし、動物の描写も素晴らしい。
妖怪は一体一体名前をつけたいくらいかわいくて見入った。
あと福岡に行く用事があって、ついでに前から見たいと思っていた
大宰府の九州国立博物館に行ってきた。
大宰府天満宮は外国人の観光客でにぎわっていたが、博物館のほうは
ほとんど人がいなかった。小学生の団体がガイドにつれられて
勉強して回っていたくらい。
建物が立派で広くて見やすくて金がかかっていた。
入口のエスカレーターは宇宙ふうでMOA美術館を思い出させた。
特別展の谷間で常設展しか見られなかったんだけど、大きな部屋3つが
展示替えで閉まっていたのが残念だった。1/4くらいのスペースに
入れないってことだから、料金下げてくれてもいいレベル。
個人的にはもっと解説が欲しい。見つかった場所だけじゃなくて
材質が何なのかとか年代とか知りたい。
ガイドがやたらたくさんいるので、聞けってことなのかもしれないが。
埴輪ゾーンと、ハイビジョンの16倍の解像度だというシアター、あと
1階の子ども用ゾーンにいろんな民族楽器があったのが面白かった。
10月14日の日記
2011年10月14日ぐるっとパス日記
忙しくなってきたがパスの締め切りも迫ってきたので合間を縫って。
2か月ってあっという間だなー。
○古代オリエント博物館
前行った時は特別展ですごく混んでたけど、今回はほぼ常設展だったので
空いていて、やや古い感じだった。展示の説明がけっこう細かいのと、
あのあたりの遺物に描かれた絵のデザインには大変見事なものが多いので
狭いわりに見ごたえはあったと思う。
ハンムラビ法典の石碑のレプリカがあって、「目には目を」のくだりを
囲んで示してあったけどまったく読めないから「へー」って感じ。
ついでに池袋でいろいろ買い物。
今使っている手帳はハンズのオリジナル商品なので、来年用も継続して
買おうと思ったら今使ってるB6バーチカルがなくなり、B6はレフト型で
バーチカルだとA5しか選べなくなっていた。
以下の条件にすべて当てはまるものが意外と見つからない。
・B6
・バーチカル
・土日均等
・ウィークリーページにメモ欄が多い
・表紙とかが可愛くて見るとテンションあがる
○神代植物公園
調布からバスで行くのはやや不便なので、あまり行くことはなさそう。
ちょうどダリアとバラが見ごろで素晴らしかった。
花の写真を撮るのに単焦点レンズが活躍した。
ダリアの重なった花びらの中に隠れていたカマキリが、飛んできた
蝶を捕まえて食べているところに出くわした。しばらくして
やってきたおばさんが「まあ、ちょうちょ助けてあげなくちゃ」と
言ってカマキリからもぎとったが、もちろん蝶は死んでいた。
カマキリもいい迷惑だろう。
バラ園の藤棚の下でおにぎりとドーナツを食べた。
あと温室が予想外に面白かった。見たこともない珍しい植物が
いろいろあるし、バナナやカカオの実がなっているところを
見ることも普通はないから興味深い。
洋ランは形がすごすぎて、綺麗を通り越して気持ち悪いのもある。
最後の球根ベゴニアのコーナーが豪華絢爛ですごく手がかかってそう。
新宿御苑の温室っていつできるんだっけ?できたら絶対行こう。
帰りに深大寺へ寄ったら、参道周辺のお店がやたらにぎやかで、
深大寺そばのお店も林立していた。
なんでこんなに栄えてるのか不思議だったんだけど、
「ゲゲゲの女房」効果なんだね。知らなかった。
みたらし団子がおいしかった。
忙しくなってきたがパスの締め切りも迫ってきたので合間を縫って。
2か月ってあっという間だなー。
○古代オリエント博物館
前行った時は特別展ですごく混んでたけど、今回はほぼ常設展だったので
空いていて、やや古い感じだった。展示の説明がけっこう細かいのと、
あのあたりの遺物に描かれた絵のデザインには大変見事なものが多いので
狭いわりに見ごたえはあったと思う。
ハンムラビ法典の石碑のレプリカがあって、「目には目を」のくだりを
囲んで示してあったけどまったく読めないから「へー」って感じ。
ついでに池袋でいろいろ買い物。
今使っている手帳はハンズのオリジナル商品なので、来年用も継続して
買おうと思ったら今使ってるB6バーチカルがなくなり、B6はレフト型で
バーチカルだとA5しか選べなくなっていた。
以下の条件にすべて当てはまるものが意外と見つからない。
・B6
・バーチカル
・土日均等
・ウィークリーページにメモ欄が多い
・表紙とかが可愛くて見るとテンションあがる
○神代植物公園
調布からバスで行くのはやや不便なので、あまり行くことはなさそう。
ちょうどダリアとバラが見ごろで素晴らしかった。
花の写真を撮るのに単焦点レンズが活躍した。
ダリアの重なった花びらの中に隠れていたカマキリが、飛んできた
蝶を捕まえて食べているところに出くわした。しばらくして
やってきたおばさんが「まあ、ちょうちょ助けてあげなくちゃ」と
言ってカマキリからもぎとったが、もちろん蝶は死んでいた。
カマキリもいい迷惑だろう。
バラ園の藤棚の下でおにぎりとドーナツを食べた。
あと温室が予想外に面白かった。見たこともない珍しい植物が
いろいろあるし、バナナやカカオの実がなっているところを
見ることも普通はないから興味深い。
洋ランは形がすごすぎて、綺麗を通り越して気持ち悪いのもある。
最後の球根ベゴニアのコーナーが豪華絢爛ですごく手がかかってそう。
新宿御苑の温室っていつできるんだっけ?できたら絶対行こう。
帰りに深大寺へ寄ったら、参道周辺のお店がやたらにぎやかで、
深大寺そばのお店も林立していた。
なんでこんなに栄えてるのか不思議だったんだけど、
「ゲゲゲの女房」効果なんだね。知らなかった。
みたらし団子がおいしかった。
9月30日の日記
2011年9月30日ぐるっとパス日記
●ニューオータニ美術館
富嶽三十六景とエッフェル塔三十六景を両方全部並べるという展示。
エッフェル塔のほうは地味な色ながらかなり構図などもカッコよく
どんなに遠景でもエッフェル塔の存在感がある。
富嶽三十六景のほうは全部まとめて見られるというのはいいんだけど
以前太田記念美術館で見たのに比べると赤系がかなり褪色している
気がした。
美術館が館内のどこにあるのかわからなくてニューオータニの中を
長距離突っ切ったんだけど、そこかしこに老舗っぽい貫禄が。
カフェでモンブランセット2000円って……。
●上野動物園
やっとパンダ見た!
本物のパンダを見たのは小学校以来。
そんなに混んでなかったけど、係員が二人がかりで「写真を
1枚撮ったら先へ移動してください」のように誘導していた。
シンシンは寝てたけど、リーリーは台の上にボテッとパンダ座りして
両手に笹を持ってバクバク食べてて、「漫画と一緒だ!!」と思った。
帰りにもう一回寄ったら、二匹とも寝てたけどものすごい
だらしない感じのグデーッとした寝相で、パンダらしかった。
あとは前回ちゃんと見なかったあたりを中心に。
ハダカデバネズミが「寝室」に何十匹も押し合いへしあいして
小さい赤ん坊がつぶされかけている様子がすばらしく「キモかった」。
●未来科学館
久々にプラネタリウム。
レイ・ハラカミ追悼で、「見えない光の波長」をフィーチャーした
昔の番組を再演していた。
ちゃんとレイ・ハラカミの曲聞いたのは初めてかも。
ここのプラネタリウムは星がぼわーっと光って見えるので微妙だなと
思うけど、実際の夜空の見え方に近いのは確か。
あとジオコスモスの正面のあたりにタッチパネルでいろんな画像が
見られる設備が増えていて、かなり興味深かった。
3月11日の津波がぶわっと発生して一気に洋上の小さな島々を超え、
太平洋を横断してチリ沿岸にたどりつく赤色のさざなみのように
表現されるのとか、ビジュアルの力はすごい。
●船の科学館
9/30で閉館なので、羊蹄丸のお別れイベントを見に行った。
さすがにカメラを持った男性率の異常に高いイベントだった。
出航の際の船員のやりとりを再現し、船名符字の旗を掲げたり
するのをいろいろ解説していた。
最後に船の上から紙テープを投げたのはきれいだった。
テレビによく映る、金のシルクハットに金の扇子を持った
名物お爺さんが乗っていた。
そこまで思い入れがあるってわけでもないのに、汽笛が鳴るだけで
(´;ω ;`)ブワッ
ってなるのはなぜだろうか。
以前来たときにほんとに人がいなくてすごくさびしく、
蝋人形のいっぱいあるあたりは怖いほどだったので、
これだけ客がたくさん来ていて良かったなーと思った。
混みすぎの観光地は嫌いだけど、人がいなさすぎる観光地と
いうのも悲しい気持ちになる。難しい。
●ニューオータニ美術館
富嶽三十六景とエッフェル塔三十六景を両方全部並べるという展示。
エッフェル塔のほうは地味な色ながらかなり構図などもカッコよく
どんなに遠景でもエッフェル塔の存在感がある。
富嶽三十六景のほうは全部まとめて見られるというのはいいんだけど
以前太田記念美術館で見たのに比べると赤系がかなり褪色している
気がした。
美術館が館内のどこにあるのかわからなくてニューオータニの中を
長距離突っ切ったんだけど、そこかしこに老舗っぽい貫禄が。
カフェでモンブランセット2000円って……。
●上野動物園
やっとパンダ見た!
本物のパンダを見たのは小学校以来。
そんなに混んでなかったけど、係員が二人がかりで「写真を
1枚撮ったら先へ移動してください」のように誘導していた。
シンシンは寝てたけど、リーリーは台の上にボテッとパンダ座りして
両手に笹を持ってバクバク食べてて、「漫画と一緒だ!!」と思った。
帰りにもう一回寄ったら、二匹とも寝てたけどものすごい
だらしない感じのグデーッとした寝相で、パンダらしかった。
あとは前回ちゃんと見なかったあたりを中心に。
ハダカデバネズミが「寝室」に何十匹も押し合いへしあいして
小さい赤ん坊がつぶされかけている様子がすばらしく「キモかった」。
●未来科学館
久々にプラネタリウム。
レイ・ハラカミ追悼で、「見えない光の波長」をフィーチャーした
昔の番組を再演していた。
ちゃんとレイ・ハラカミの曲聞いたのは初めてかも。
ここのプラネタリウムは星がぼわーっと光って見えるので微妙だなと
思うけど、実際の夜空の見え方に近いのは確か。
あとジオコスモスの正面のあたりにタッチパネルでいろんな画像が
見られる設備が増えていて、かなり興味深かった。
3月11日の津波がぶわっと発生して一気に洋上の小さな島々を超え、
太平洋を横断してチリ沿岸にたどりつく赤色のさざなみのように
表現されるのとか、ビジュアルの力はすごい。
●船の科学館
9/30で閉館なので、羊蹄丸のお別れイベントを見に行った。
さすがにカメラを持った男性率の異常に高いイベントだった。
出航の際の船員のやりとりを再現し、船名符字の旗を掲げたり
するのをいろいろ解説していた。
最後に船の上から紙テープを投げたのはきれいだった。
テレビによく映る、金のシルクハットに金の扇子を持った
名物お爺さんが乗っていた。
そこまで思い入れがあるってわけでもないのに、汽笛が鳴るだけで
(´;ω ;`)ブワッ
ってなるのはなぜだろうか。
以前来たときにほんとに人がいなくてすごくさびしく、
蝋人形のいっぱいあるあたりは怖いほどだったので、
これだけ客がたくさん来ていて良かったなーと思った。
混みすぎの観光地は嫌いだけど、人がいなさすぎる観光地と
いうのも悲しい気持ちになる。難しい。
9月25日の日記
2011年9月25日
しばらく仕事が忙しかったり天気が悪かったりもろもろで
行ってなかったぐるっとパス日記。
●庭園美術館「皇帝が愛したガラス」
最終日だし日曜なんで混んでるだろうと覚悟して行ったが
そこまでひどくはなかった。狭い部屋は外まで行列してたけど。
相変わらずここの展覧会はセンスがいい。
全体的に、洗練のフランスとイタリア、野暮ったくてビールのグラスが
異常に大きいドイツ、装飾華美なロシアという差がよく出ていた。
絢爛豪華なシャンデリアや燭台が素晴らしくて優雅な気持ちになれた。
カタログを見るとすごい細部までよく映っているため「こんなグラス
展示してあったっけ?」と思うほどだが、紙面ではサイズ感が
わからないのでやたらでかい花器の存在感や、小さくて繊細で
壊れそうな感じとかは実際に見ないとわからないなと思った。
●松岡美術館
「西洋絵画の中の人々」は、いろんな行動をしている人物画が
面白くてなかなかよかった。
特にベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー「北ウェールズの穏やかな午後」
はすごく好き。いま画像検索かけたらほかの絵もかなり好きだった。
それ以外はあんまり前来た時と変わってない。
「青いうつわ」だけ集めたコーナーは似かよってて微妙……。
行ってなかったぐるっとパス日記。
●庭園美術館「皇帝が愛したガラス」
最終日だし日曜なんで混んでるだろうと覚悟して行ったが
そこまでひどくはなかった。狭い部屋は外まで行列してたけど。
相変わらずここの展覧会はセンスがいい。
全体的に、洗練のフランスとイタリア、野暮ったくてビールのグラスが
異常に大きいドイツ、装飾華美なロシアという差がよく出ていた。
絢爛豪華なシャンデリアや燭台が素晴らしくて優雅な気持ちになれた。
カタログを見るとすごい細部までよく映っているため「こんなグラス
展示してあったっけ?」と思うほどだが、紙面ではサイズ感が
わからないのでやたらでかい花器の存在感や、小さくて繊細で
壊れそうな感じとかは実際に見ないとわからないなと思った。
●松岡美術館
「西洋絵画の中の人々」は、いろんな行動をしている人物画が
面白くてなかなかよかった。
特にベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー「北ウェールズの穏やかな午後」
はすごく好き。いま画像検索かけたらほかの絵もかなり好きだった。
それ以外はあんまり前来た時と変わってない。
「青いうつわ」だけ集めたコーナーは似かよってて微妙……。
9月5日の日記
2011年9月5日ぐるっとパス日記
○東京都写真美術館
子どもの写真を集めた展覧会を見た。
最初はダゲレオタイプとかの、撮るのに長時間かかる写真機の
不自然に硬直した記念写真ばかりなんだけど、次の部屋に
入った途端に技術が進化してすごい芸術的な写真が並んでいて
びっくりした。
写真機の進化ぶりや撮影のやり方など説明が多くてよかった。
最後に写真屋さんっぽい椅子と背景布と照明で写真を撮ってくれる
サービスがあって、カメラを持って行けばよかったなと思った。
○文化学園服飾博物館
「暑さと衣服」という展示で、暑い地域の昔ながらの民族衣装を
たくさん集めて分類してある。
民族衣装は大好きだし、それぞれその土地の天候に合わせて
暑さを防ぐ機能があるという理由などもわかって大変面白い。
日常着というより晴れ着が多く、刺繍や色合いなども素晴らしい。
体調が悪くてあまり集中して見られなかったのが勿体なかった。
クールビズとスーパークールビズと麻の着物の3パターンで
暑さを分析した実験の記録が面白かった。
実は着物はかなり涼しいらしい(ただし浴衣は綿なので暑い)。
○東京都写真美術館
子どもの写真を集めた展覧会を見た。
最初はダゲレオタイプとかの、撮るのに長時間かかる写真機の
不自然に硬直した記念写真ばかりなんだけど、次の部屋に
入った途端に技術が進化してすごい芸術的な写真が並んでいて
びっくりした。
写真機の進化ぶりや撮影のやり方など説明が多くてよかった。
最後に写真屋さんっぽい椅子と背景布と照明で写真を撮ってくれる
サービスがあって、カメラを持って行けばよかったなと思った。
○文化学園服飾博物館
「暑さと衣服」という展示で、暑い地域の昔ながらの民族衣装を
たくさん集めて分類してある。
民族衣装は大好きだし、それぞれその土地の天候に合わせて
暑さを防ぐ機能があるという理由などもわかって大変面白い。
日常着というより晴れ着が多く、刺繍や色合いなども素晴らしい。
体調が悪くてあまり集中して見られなかったのが勿体なかった。
クールビズとスーパークールビズと麻の着物の3パターンで
暑さを分析した実験の記録が面白かった。
実は着物はかなり涼しいらしい(ただし浴衣は綿なので暑い)。
9月2日の日記
2011年9月2日
ちょっと前に筑波山に登った日記。
朝7:20くらいに家を出て、朝ご飯はウィダーインゼリー。
秋葉原から初めてつくばエクスプレスに乗る。大江戸線なみに深い。
9時前につくばに到着。
ネットで、筑波山行きのバスはA4出口を出た1番乗り場からだと
調べてあったんだけど、改札のところに「筑波山行きはA3を出た
3番乗り場からです」としっかり矢印が示してある。
乗り場が変わったのかな?と思いそこへ行くと「筑波山行き」と
書いたバスが待っていたので乗りこむ。すぐに出発した。
……バス料金は700円のはずなのに、「筑波山入口まで400円」
って書いてある。なんか違う。よく見たら私が行きたいのは
「筑波山神社入口」で、このバスが行くのはそれよりずっと
下の「筑波山入口」までだった。
あわててバスから降ろしてもらい、1番乗り場まで走る。
やはりそっちが正しいバスだった。つくばエクスプレスに騙されたw
バスで40分ほど走りつつ蒸しパンを半分食べ、神社入り口に着く。
女の子グループの記念写真のシャッターを押してあげる。
まず神社で「怪我なく登れますように」とお参り。
そのまま大きい通りを進むとケーブルカーのある方へ行くが、
そっちではなくて裏道っぽい方へ進み、白雲橋コースというのを
10:10に登り始める。
ここでストックをリュックから外そうとしたら、ストックの
てっぺんにトンボがとまっていた。
日差しが強くて暑いが、すぐにうっそうとした森の中に入り、
たちまち涼しくなる。ほとんど人とも会わなくてとても快適。
幅が広く、細かく岩や木で段が切ってあるのでかなり歩きやすい
道をしばらく登って行く。
ちょうど1時間登ったところで、中央に大きな木が立っている
開けたところに出たので、休んでドライフルーツを食べる。
涼しい風で汗が乾いて気持ちいい。
そこからは巨大な岩がごろごろして歩きにくいところが
ところどころ出てくる。また、ずっとついてくる黄色い大きな
蜂がいた。最初は「そのうちどっか行くだろう」と気にして
いなかったが、いつまでもついてくる上だんだん羽音が耳元に
近づいてきて、走って逃げてみたりタオルやストックを振り回して
「あっちいけー」とやっても全然逃げなくて、無駄に体力を
消耗してしまった。ずーっと右後方から重低音の羽音を
聴いてるとけっこう気が狂いそうにならない?
11:50に弁慶茶屋跡という広場に到着。一応バス停からここまでの
時間の目安が2時間と地図にあったのでおおむね標準通り。
私の歩くペースは相当遅いが、そのかわりずっと同じペースを
守ってほとんど休まないというスタイルなので、平均すると
一般的なタイムなのかも?
ここではつつじヶ丘コースから登ってきた人たちが合流する、
ちょっと見晴らしのきく広場で、木陰のベンチに座って昼食。
しそちりめんおにぎりと、鮭わかめおにぎりと、三角チーズと
ゆで卵と、あったかいお茶。
30分休んで、12:20に出発。
ここからは奇岩があちこちにある面白いコース。
今にも落っこちそうな巨岩の下をくぐり抜ける「弁慶の七戻り」は、
さすがの弁慶でもびびって7回戻ったらしい。
時々すごく歩きにくい岩場とかもあるが、人は増えてくる。
上から、ピンクのパンプスを履いて、ビジューがいっぱい
ついたピンクのミニのチャイナドレスみたいなのを着た
中国人の女性が、すごい岩場を降りて来てびっくりした。
3人連れできゃっきゃ言いながら降りて来て、すごいなーと
思いながらすれ違ったら、その中の男の人に「疲れるね?」
と話しかけられて「そ、そうですね……」と返事した。
コース標準時間50分と書いてある通り、13:10に女体山頂上に
到着。不安定な岩場の先のほうに立つと、すっごい眺望。
周囲200度くらいの関東平野が一望でき、地平線の丸さがわかる。
ここだけはパノラマ撮影ができるカメラが欲しい。
しばし堪能して、今度は筑波山山頂を目指す。
ロープウェーの駅がちょうど女体山頂上にあるので、
このへんはお年寄りや普通の観光客も多い。
そこそこなだらかな道で、カエルの頭の形をした「ガマ岩」
とかを見ながら13:40に筑波山頂上に着く。
ここにはケーブルカーの駅があって、広場に茶屋が何軒も
並び、とても町っぽい。
つくばうどん900円とかおしるこ400円とか食べたいが我慢。
まだリュックに残っている蒸しパン半分とマカダミアナッツ
チョコを、日陰の岩に腰掛けて食べる。
蒸しパン1個も、マカダミアナッツ10粒も500kcalくらい
あるからな……登山でもないと絶対食べられない高カロリー。
ちょうどこの時、党首選の結果発表をテレビでやっている
音声が茶屋の中から漏れ聞こえて、自然のただ中から
急に人界に降りてきた感じがした。
まだ時間と余力はあるので、近くの男体山の頂上まで登って
ケーブルカーで下るか、あるいはもう登らずに徒歩で
ケーブルカー沿いの道を下るか、考える。
なんとなく、イザナギとイザナミを祀った山なのに、片方に
しかお参りしないのはパワースポット的にどうなんだろうと
思ったので、男体山に登ることにする。
けっこうな岩場を乗り越えて、14:30くらいに頂上のほこらに
着いたが、あまり人もいないし女体山に比べると眺めも
そこまでではないので印象が薄い。
降りる途中、サンダル履きで登ろうとしていた二人連れに
「どれくらい距離ありますか」と聞かれたので、「距離的には
15分くらいですけど、けっこう急な岩場があって、サンダルでも
登って登れなくはないと思いますが、下りがちょっと滑って
怖いかもですね」と伝えたら、引き返していった。
まぁでもピンクのパンプスでも登れるっちゃ登れるけどね……。
14:40くらいにケーブルカーの切符を買って、15:00に出発。
あっという間に下に着いた。お土産屋を冷やかしながら
バス停に戻ったら、バスの時間なんてまったく気にして
いなかったのに、1時間に1本しかないバスがすぐ来た。
ラッキー。
15:10発のバスで16時前につくば駅に着いたら、なんと秋葉原
行きの快速がちょうど16:00だった。それを逃すと次は16:50。
またまたラッキー。
バスでも電車でも座って熟睡しているうちに帰ってきた。
翌朝、頭は起きてるけど身体がグッタリ疲れている状態で寝坊。
距離と体力度的には、こないだの高尾~景信縦走と同じくらい
らしい。次は御岳山を目指したい。
そろそろ山小屋泊まりとか、ガスバーナーでお湯わかして
カップヌードル食べるのにも憧れるなー。
朝7:20くらいに家を出て、朝ご飯はウィダーインゼリー。
秋葉原から初めてつくばエクスプレスに乗る。大江戸線なみに深い。
9時前につくばに到着。
ネットで、筑波山行きのバスはA4出口を出た1番乗り場からだと
調べてあったんだけど、改札のところに「筑波山行きはA3を出た
3番乗り場からです」としっかり矢印が示してある。
乗り場が変わったのかな?と思いそこへ行くと「筑波山行き」と
書いたバスが待っていたので乗りこむ。すぐに出発した。
……バス料金は700円のはずなのに、「筑波山入口まで400円」
って書いてある。なんか違う。よく見たら私が行きたいのは
「筑波山神社入口」で、このバスが行くのはそれよりずっと
下の「筑波山入口」までだった。
あわててバスから降ろしてもらい、1番乗り場まで走る。
やはりそっちが正しいバスだった。つくばエクスプレスに騙されたw
バスで40分ほど走りつつ蒸しパンを半分食べ、神社入り口に着く。
女の子グループの記念写真のシャッターを押してあげる。
まず神社で「怪我なく登れますように」とお参り。
そのまま大きい通りを進むとケーブルカーのある方へ行くが、
そっちではなくて裏道っぽい方へ進み、白雲橋コースというのを
10:10に登り始める。
ここでストックをリュックから外そうとしたら、ストックの
てっぺんにトンボがとまっていた。
日差しが強くて暑いが、すぐにうっそうとした森の中に入り、
たちまち涼しくなる。ほとんど人とも会わなくてとても快適。
幅が広く、細かく岩や木で段が切ってあるのでかなり歩きやすい
道をしばらく登って行く。
ちょうど1時間登ったところで、中央に大きな木が立っている
開けたところに出たので、休んでドライフルーツを食べる。
涼しい風で汗が乾いて気持ちいい。
そこからは巨大な岩がごろごろして歩きにくいところが
ところどころ出てくる。また、ずっとついてくる黄色い大きな
蜂がいた。最初は「そのうちどっか行くだろう」と気にして
いなかったが、いつまでもついてくる上だんだん羽音が耳元に
近づいてきて、走って逃げてみたりタオルやストックを振り回して
「あっちいけー」とやっても全然逃げなくて、無駄に体力を
消耗してしまった。ずーっと右後方から重低音の羽音を
聴いてるとけっこう気が狂いそうにならない?
11:50に弁慶茶屋跡という広場に到着。一応バス停からここまでの
時間の目安が2時間と地図にあったのでおおむね標準通り。
私の歩くペースは相当遅いが、そのかわりずっと同じペースを
守ってほとんど休まないというスタイルなので、平均すると
一般的なタイムなのかも?
ここではつつじヶ丘コースから登ってきた人たちが合流する、
ちょっと見晴らしのきく広場で、木陰のベンチに座って昼食。
しそちりめんおにぎりと、鮭わかめおにぎりと、三角チーズと
ゆで卵と、あったかいお茶。
30分休んで、12:20に出発。
ここからは奇岩があちこちにある面白いコース。
今にも落っこちそうな巨岩の下をくぐり抜ける「弁慶の七戻り」は、
さすがの弁慶でもびびって7回戻ったらしい。
時々すごく歩きにくい岩場とかもあるが、人は増えてくる。
上から、ピンクのパンプスを履いて、ビジューがいっぱい
ついたピンクのミニのチャイナドレスみたいなのを着た
中国人の女性が、すごい岩場を降りて来てびっくりした。
3人連れできゃっきゃ言いながら降りて来て、すごいなーと
思いながらすれ違ったら、その中の男の人に「疲れるね?」
と話しかけられて「そ、そうですね……」と返事した。
コース標準時間50分と書いてある通り、13:10に女体山頂上に
到着。不安定な岩場の先のほうに立つと、すっごい眺望。
周囲200度くらいの関東平野が一望でき、地平線の丸さがわかる。
ここだけはパノラマ撮影ができるカメラが欲しい。
しばし堪能して、今度は筑波山山頂を目指す。
ロープウェーの駅がちょうど女体山頂上にあるので、
このへんはお年寄りや普通の観光客も多い。
そこそこなだらかな道で、カエルの頭の形をした「ガマ岩」
とかを見ながら13:40に筑波山頂上に着く。
ここにはケーブルカーの駅があって、広場に茶屋が何軒も
並び、とても町っぽい。
つくばうどん900円とかおしるこ400円とか食べたいが我慢。
まだリュックに残っている蒸しパン半分とマカダミアナッツ
チョコを、日陰の岩に腰掛けて食べる。
蒸しパン1個も、マカダミアナッツ10粒も500kcalくらい
あるからな……登山でもないと絶対食べられない高カロリー。
ちょうどこの時、党首選の結果発表をテレビでやっている
音声が茶屋の中から漏れ聞こえて、自然のただ中から
急に人界に降りてきた感じがした。
まだ時間と余力はあるので、近くの男体山の頂上まで登って
ケーブルカーで下るか、あるいはもう登らずに徒歩で
ケーブルカー沿いの道を下るか、考える。
なんとなく、イザナギとイザナミを祀った山なのに、片方に
しかお参りしないのはパワースポット的にどうなんだろうと
思ったので、男体山に登ることにする。
けっこうな岩場を乗り越えて、14:30くらいに頂上のほこらに
着いたが、あまり人もいないし女体山に比べると眺めも
そこまでではないので印象が薄い。
降りる途中、サンダル履きで登ろうとしていた二人連れに
「どれくらい距離ありますか」と聞かれたので、「距離的には
15分くらいですけど、けっこう急な岩場があって、サンダルでも
登って登れなくはないと思いますが、下りがちょっと滑って
怖いかもですね」と伝えたら、引き返していった。
まぁでもピンクのパンプスでも登れるっちゃ登れるけどね……。
14:40くらいにケーブルカーの切符を買って、15:00に出発。
あっという間に下に着いた。お土産屋を冷やかしながら
バス停に戻ったら、バスの時間なんてまったく気にして
いなかったのに、1時間に1本しかないバスがすぐ来た。
ラッキー。
15:10発のバスで16時前につくば駅に着いたら、なんと秋葉原
行きの快速がちょうど16:00だった。それを逃すと次は16:50。
またまたラッキー。
バスでも電車でも座って熟睡しているうちに帰ってきた。
翌朝、頭は起きてるけど身体がグッタリ疲れている状態で寝坊。
距離と体力度的には、こないだの高尾~景信縦走と同じくらい
らしい。次は御岳山を目指したい。
そろそろ山小屋泊まりとか、ガスバーナーでお湯わかして
カップヌードル食べるのにも憧れるなー。