4月28日の日記

2014年4月28日
●ムーミン展 松屋銀座

平日の朝行ったけど、30~60代の女性でいっぱい。
展示してあるのは小さい原画ばかりで、たまに見たことない絵やカラーのものもある。サイズはほぼ原寸大なので、これなら本の挿絵でも別にかまわないが、切り貼りしてある部分や、習作と本番の違いを見くらべたりはできる。
あと彗星の一部の朗読もあって、なんとなく「ムーミンかわい~」って言ってるような人が、ムーミン作品の闇に触れてうわあぁぁぁってなればいいと思った。
最後にムーミン谷の立体マップがあって、来日した時のキャプテンハーロック風のスナフキンのイラストとか、ランチョンマットの絵柄を生かした落書きとかは興味深かった。
外のグッズ売り場が超充実してて、展覧会より広いかも。なんに使うんだっていうような小さい丸いタイル絵とか、アラビアのマグカップなんかもずらっとそろってるが、スイカペンギン以外のキャラグッズはもう増やさないつもりので買わない。ニョロニョロ関連だけは別だけどあんまり見当たらなかった。


●世界一展 科学未来館

入り口に大量の企業協賛がずらずらーっと並んでて、日本の技術力はすごい!!というのをアピールする内容。
ベルト部分が回らない回転ずしのレーンとか、なでるとキューキュー鳴いて喜ぶ癒しあざらしロボとか、真珠をびっしりちりばめたウエディングドレスとか、わかりやすいのはいいんだけど、特殊な技術系は説明を見てもよくわからない。ただ、あるかないかのほこり程度のめちゃめちゃ小さい歯車とか、点一つに印刷された世界地図とかは、片っぱしから顕微鏡をのぞいては感動して「ちっちぇえー!」しか言えなかった。あと新幹線を宣伝するJR東日本の3D番組を見たけど、普段JR東海の新幹線にしか乗らないから「えっ東北新幹線ってこんな豪華なんだ」と思った。
プラネタリウムに行って、宇宙の始まりの物質とかダークマターの番組を見たが、ナレーションがまったりしてて途中ほとんど寝てしまった。
その後カフェでタンドリーチキンのプレートを食べた。予想以上においしかった。
全然知らなかったけど、前日にオバマ大統領がここでアシモとサッカーボール蹴ってたらしい。


●RADWIMPS グランプリ2014実況生中継 パーフェクトドリーマー編 さいたまスーパーアリーナ

ニコ超の仕事のことで頭いっぱいで、足も痛いし適当に見るわーという低いテンションでギリギリに会場入りしたけど、オープニングでいきなり後ろから塔が伸びて、宇宙との交信みたいな光の信号を出し始めると一気に世界に引きこまれ、流石だった。
よーじろーがキーボードを弾くタイミングが多く、アレンジのクオリティが高くてかっこよかった。CDではイリオンっぽいと思ってたけどライブだとそうでもない。
スクリーンが左右に移動する仕掛けで、最初は左右にあった四角いLED照明たちが中盤で正面に集まり、グラデーションのきれいなすごい照明になってぐわんぐわん回転し、スクリーンの華々しい画像とあいまってとてもきれいだった。レーザーもいろんな色があって、紫の平面レーザーにスモークがもやもやしているのも印象的だった。ど真ん中の中央ブロック一番後ろあたりにいたので、画像などが完璧に見られたのがよかった。近くに手拍子勢や合唱勢もいなくて快適だったが、右でサークル作ってた若者たちがアンコールで勝手に歌っててずれまくってた。アンコールは絶対味噌汁sだと思ってたのに普通だった。
18000人とのことだったが、スーパーアリーナは広いわりに武道館のような一体感のあるいい会場だと思った。


●米津玄師トークショー ニコニコ超会議 ドワンゴ.jpブース

「押さないで!」と言われながら狭いブースになだれこむが、私のいた真ん中くらいの立ち位置だと質問用紙はもらえなかった。
米津君はまずでかい。ひょろっとした普通の兄ちゃんっぽい雰囲気。
おなじみの「YANKEEってどういう意味」といった質問や、「わかりやすさをめざしたアルバム」という話のあと、観客からの質問に対してランダムに答えるコーナー。
「作曲のアドバイス」を問われて、「そのうち自分のやりやすい音楽のタイプがわかってくると思うけど、あえてそれをやらないで可能性をつぶしたほうがいいと思う。やりたいこと、やりやすいことだけじゃなくて、聞く人の気持ちになる必要がある」という話をしていてすごいなと思った。「高校時代何してたか」という質問に対しては、「ギリギリ進学できるだけしか学校行かずにバンドとスマブラしかやってなかった」とのこと。「絵を描くときに何を想像するか」には、特にこう描こうとかは考えず、描いてるうちに二転三転していつの間にかできあがるらしい。YANKEEのジャケット絵は最初は顔が大きくて中心にあったんだけどラフを書き直すうちに突然鹿が入ってきたということで、正直天才の考えることはよくわからん、という話。
このイベントや今度のライブに「3人くらいしか来ないんじゃないかと思って心配だったんですけど……」としきりに言っていた。そんなわけあるか!

3月9日の日記

2014年3月9日
○「モネ、風景をみる眼」西洋美術館

事情があって最終日に行くことになり、朝一で行ったけど大変混んでいて、最初のほうの絵は飛ばさざるを得なかった。夜まで時間延長してるくらいなんで朝のほうがいいかと思ったんだけど、遅い時間のほうがましなのかな?

ある程度進むと絵はまあまあ快適に見られるようになるけど、解説文は相変わらずとても字が小さくて、薄暗いから読みづらい。人の隙間から首をひょこひょこ動かして一生懸命に読まなければならず、疲れて頭が痛くなってしまった。こないだのラファエル前派展でも解説が小さくて、お年寄りとか全然読めないだろうと思ったんだけど、あれは音声ガイドを借りさせようという目論見なんだろうか?

実は西洋美術館とポーラ美術館の所蔵品による展覧会なので、そこまでレアな絵は出てない。にもかかわらずこの混みよう、やっぱりモネ人気はすごいんだなと思った。複製画にも大量に売約のシールが貼られてたし、図録は売り切れで注文販売になってた。

展示としては、同時代のほかの作家のものも合わせて紹介したりしているんだけど、やや説明不足で、あんまり統一感がないというか、しっかりとしたテーマに欠ける印象を受けた。でも似た構図で違う作風の絵を並べて比較したりしているところはおもしろかった。

ここ何年かでかなりシニャック好きになってきた。青とオレンジとピンクとエメラルドグリーンの明るい色彩がすばらしくきれい!

あと、別にムンクの版画展示をやっていたんだけど、絵本みたいな連作があって、シュールでおもしろかった。
アルファとオメガという、アダムとイブみたいな男女が無人島にいて、アルファはオメガを愛したけどオメガは島の動物たちと浮気を繰り返して島を出て行ってしまいました。すると動物や人もどきがアルファのもとにやってきて「お父さん」と呼んだのでアルファはうんざりしました。しばらくするとオメガが戻ってきて、アルファは怒って助走をつけて殴りました。オメガは死んだ。アルファは動物たちに噛み殺され、あとにはろくでもないやつらが残ってヒャッハーってなりましたとさ。
というような話だった! ろくでもないやつらの絵がやばかった。
※撮影可なので、検索すると絵も見られます


※だいぶ前に書いて載せるの忘れてた
○少年社中「贋作・好色一代男」紀伊国屋ホール

旗揚げから見てきた身としては、劇場が大きい!チケットが高い!ゲストが多い!って印象の、「小劇場系」と対照的な……大劇場系?っていうのか?
15周年記念公演ということでそのへん力が入ってたと思う。普通にチケット取れなかったし。

席が一番端だったからか、たまに小声の台詞が聞き取れなかったり(マイクは入ってたんだけど)、最初の群唱がバラバラで(客席とかでも分かれて言ってたからしょうがなさそうだけど)、いまいち舞台に入り込めず一歩引いてしまってた感じがあり、そうなると「人数が少ないシーンはもうちょっとキュッと引きしめた感じにしてほしいなぁ」とか「歌はいらないと思うけどファンサービス的に仕方がないのかなぁ」とか批判的な視線で見てしまう。

全体に豪華で特に衣装は素晴らしかったし、今までにないくらい下ネタ全開だったけど下品ではなくて笑える部分が多くて、主演の人が予想以上に魅力的だった。唐橋さんはいい役者だなあと思った。遠目に見て「むさいオカマ」になりきっていた長谷川さんの見分けがつかなかった。
あとパンフの写真が素晴らしかったのと昔の話が面白かったので買って良かった。
2時間超える長さがあったので間延びした感はあったかもなー。せっかくの節目の公演だし、もうちょっとだけ完成度を上げられたんじゃないかと思うけど、これだけ出演者が多いと全員集まって通し稽古をする機会も少ないんだろうか。

それより次回がネバーランド再演というのが嬉しい。あれはぜひまた何度でも見たい。また唐橋フックなんだろうか?ワニ神さまは?

3月7日の日記

2014年3月7日
○ホビット2
※ややネタバレあり感想

3Dで見たんだけど長くて頭が痛くなってしまった……。

予想はしてたけどレゴラス無双。いやーレゴラス無双おなかいっぱいだわーと思ってたらさらにおかわり!ってくる。
昔のレゴラスだから、高慢ちきな感じが出てた。ラストの血を拭うとこは「この高貴な私に……鼻血を流させる、だと……?」っていう中二台詞がありありと聞こえてきた。

スマウグにおべっかを使うビルボを見て、某土下座ピクシーを思い出した。
「どうだ?我の偉大さがわかったか?」みたいなこと言いながらポーズをとるスマウグかわいい。黄金像に「ほあぁーすげぇー」みたいな顔してみとれちゃうとこもかわいい。

あとは……
ビヨルンのとこの食事描写が少なすぎて不満。DVDに期待するしか。
キーリだけ妙にイケメンだったのはそういうことだったのか……。
樽回転シーンが一番よかった。隣の人全然笑ってなかったけど。
ガンダルフのドル・グルドゥア探検はちょっと余計だった気が。


○ラファエル前派展 森美術館

ここ数日、朝日新聞の猛烈なテコ入れが入ったこともあってか、朝でもまあまあ人がいた。名前がいまいちキャッチーじゃないので宣伝しないと人が来ないのかな?
描写は写実的だけど遠近感がおかしかったりして、正直あんまりうまくない感じのもあるけど、新しいことに挑戦しようとしてる雰囲気は伝わってくる。
色が全体的にきれいで、けばけばしくなく自然な鮮やかさ。あと額が豪華で美しいものが多くて、四方に朝昼夕晩の飾りがついていたり、天使がぐるっと取り囲んで中央を見つめていたりするのもよかった。
有名なオフィーリアは目をひくけど、前に立ってじっくり眺めると意外とオーラが出てなくて、それよりベアタ・ベアトリクスやプロセルピナのほうがすごい哀愁と存在感があるように思った。
個人的には、入り口のすぐ近くにあるエドワード黒太子の誕生日祝いに詩を朗読している絵がよかった。中世の宮廷ってこんななのか、というのを細部まで詳細に描いていて、画面の隅々までいろんなキャラクターがいろんな行動をしているのがとても面白い。
画家たちの奥さんについてや、三角関係だのふられただののスキャンダル的な話題をかなり詳しく取り上げてて、そういう背景も知った上で見るとひときわ興味深い。

2月4日の日記

2014年2月4日
○映画「エンダーのゲーム」
※ややネタバレを含む感想

今見に行かないと当分見られないということで、隙間を縫って見に行った。
原作はSFの中でも5本の指に入るくらい好きなので、映画化されてうれしい。
ものすごくはしょられてはいたけど長い話だからしょうがない。バトルルームとマインドゲームをちゃんと表現してくれたから満足。暴力と優しさの間を揺れ動きながら敵に共感するというテーマもちゃんと表現できていたと思う。
ラストで「あっ出てきちゃうんだ?」とは思ったけど。
不満点は、ピーターが単なる暴力兄貴のチョイ役だったこと。ピーターはかなり好きなキャラなのに……。できれば兄姉の話も見たかった。
レディースデイだったのに観客がオジサンだらけだった。


○「クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」 世田谷文学館

芦花公園という駅に初めて行った。
チケットがとてもいい感じの手触りの厚紙に星の型抜きがしてあって素敵。
最初に「棚卸し」コーナーがあって、いっぱい並んだ白い箱に今までの各種の作品などが収められている。
未来から来た本やムーンシャイナーなど、過去の作品に出てきたアイテムの実物が目の前に実在してる!というだけでテンションがあがる。本物の昔のチラシとかも混ざってて、それを見て「すごくクラフト・エヴィング商會っぽい」と思うのが面白い。
そのあと暗い路地があり、「一角獣」という古書店の店頭が作ってある。本物の古書と架空のアンティークが混ざった、古びて秘密めいたウインドーが素敵すぎる。ドアが開かないか試してしまった。

男の子的な中二病が「封印された黒き堕天使の『対価を求めし聖闇の遺物』がついに覚醒してしまうのか……!」みたいなものだとすると、どっちかというと女の子的な中二病として、長野まゆみを読んではきれいなガラス瓶と羽根ペンと鍵付きの日記帳を集めて、架空の友達に呼びかける形で日記やポエムを書いたりするような、そういう時期があると思うんだけど(少なくとも私にはあった)、その頃来てたら卒倒しかねないほどファンタジックかつセピア色な感じ。

隣に工房という、大量のメモや新作のイラストプロットが貼ってある部屋があって、ラジオドラマのようなものが聞けるところもあったんだけど、一人だけの小説のほうには興味がないのでスルーしてしまった。
最後に今まで手掛けた装丁の本がずらっと並んでいる。教科書なんかもやってて、それで勉強できるのはうらやましい。

お客さんの感想ノートがあって、上手なイラストが入っていたり、「たくさんの扉が手に入りました」みたいな、いかにもなコメントをつい探してしまった。
二階の企画展を出て降りたら、庭園の立派な鯉がたくさんいる池の背後に紅梅が咲いてて、大ひらの雪が降っててとてもきれいだった。

※かけらが大きい雪のことを、「大粒の雪」って言うのは変だなと思ってちょっと調べたが「牡丹雪」以外の言い方があまり見つからなかった。とりあえず「大片の雪」がかっこいいんじゃないかと思ったけどどうだろう。

一階のコレクション展は旅にまつわる資料を集めてあって、これもけっこう面白かった。ただスペース的には狭いので、わざわざ来るにはやや物足りなさは否めない。あと時間が合わなくてからくり仕掛けが見られなかったのがちょっともったいなかった。

1月26日の日記

2014年1月26日
○tacica ZEPP TOKYO
HOMELAND 18 blues 追加公演+三大博物館

Drトシ君の突然の脱退発表を受け、最後の公演。
「精神的にドラム叩き続けることができなくなってしまった」というトシ君のツイッターのテンションが変わらず妙に明るかったのが、空元気なのかなんなのかよくわからないところではある。

ツアー初日の宇都宮に行ってるので、三大博物館は行かなくていいやと思っていたんだけど、トシ君最後のグッズ紹介を見るためにやはり行くことに。
5分前に着いたけど空いてて、2段目3列目で全体をよく見通せるいい場所に立てた。ツイッターで検索すると熱いtacicaファンはいっぱいいるんだけど、ZEPP埋まらないのか……もったいない……。

曲間の静けさがいつにもましてすごく、猪狩さんがたびたび和ませようとしていた。みんな集中してた。

照明のセンスがよかった。1曲中の色数を最大2色くらいまでに絞って、左右非対称とか、手前に飛びだす立体感のある感じとか。Co.starの激しい点滅も、ランダムに光ってるようでいて不思議なリズムがかっこよかったし、命の更新の、エメラルドグリーンの光の柱が立って天井だけ夜空のような青色なのとか、3人の背後の強い後光で交互にシルエットができるのとか、すごくきれいだった。
ZEPPの天井の高さと、全体を見られる場所にいたからより印象強いのかもしれないけど。

グッズ紹介は相変わらずだったけど、最後に「僕はこれで抜けちゃうんですけど、これからもtacicaをよろしくお願いします」と、訥々と言ってた。
大勢の前で演奏する機会が突然なくなるっていうのはどんな感じなんだろう……。JADITE始まりにしたのはトシ君の希望らしい。

「別に死ぬわけじゃない」って言ってからのハイライト。そこからの古い曲ゾーンがよかった。
アンコールでHEROはやるだろうと思ったけどアースコードをやるとは思わなかったのでうれしかった。太鼓がしみる。下北沢で、持ち歌がまだ6つくらいしかなかったときに、「いつか武道館でアースコードを聞く日が来るかもしれない」と思ったけど、少なくとも同じメンバーでは聞けない。

tacicaのライブはいつも泣きそうになってしみじみさせられる。

セットリスト

JADITE
vase
Co.star
newsong
命の更新
某鬣犬
Mr.
ジャッカロープ
神様の椅子
From the Gekkō
Fool’s Gold
大陸

ハイライト
ウソツキズナミダ
コオロギ
人間1/2
DAN

アンコール
HALO
人鳥哀歌

ダブルアンコール
アースコード
HERO

カウントダウンジャパン13/14
4日券を買ってたけどラストサンがあったため後2日のみ参加。

12月30日 3日目

海浜幕張駅に11時半ごろ着く。駅を出る段階から人出がやばい。ここはコミケか。チケット譲ってボードの多さも過去に例を見ないレベル。
アストロ裏のロッカーに荷物を入れてアストロの12時オープンに立ち会う。あまちゃんの曲で盛り上がってるのを見てまったり。

○BABYMETAL アストロ
特に見るものもないので、METROCKで規制かかったというBABYMETALを。かなり混んでたが、後方でサイリウム持ってオタ芸?の踊りをやってる二人組がいたんだけど、振りが共通じゃない。練習なのかな?スタンド席にも一団がいて、段差があるのにサークルやってて笑った。
メタル曲の完成度が高く、それにアイドル歌が乗ってたり、メロディアスメタルっぽくなったりも。一人が歌ってあと二人がコーラスと走り回る係。
メタル文化が生き残っている北欧あたりだとゴスロリも人気だし、和風要素が受けそうだから国内よりも海外のほうが売れるのでは。

富山黒ラーメン800円を食べる。6列に並んで一気に配られるのでけっこう早い。具がしっかりしてて量も多く、コスパ高いと思った。

○クリープハイプ アース
そんなに知らなくて、けだるい雰囲気のイメージだったけど意外とテンション高かった。
途中で抜ける人が多く、危ないかもと思ってギャラクシーに移動したらKANA-BOONの入場列が物販のほうにずっと延びててやばかった。

○KANA-BOON ギャラクシー
規制だったらしい。声がいい。すごい盛り上がりで、盛者必衰で踊りくるったのが楽しかった。

○ねごと ムーン
サウンドチェックでメルシールーやってて、本番は最近の曲多めだった。

○UNISON SQUARE GARDEN ギャラクシー
オリオンをなぞるを聞きながら会場に入り、最後のほうだけ聞いた。
ここでやっとひと休み。

○androp ギャラクシー
Missingの前に「歌を教えてくれた姉ちゃんみたいな人が4年前に亡くなった時に作ったけど封印してて、でもこれを歌わないとボーカリストとして成長できないと思って歌うことにした。みんなも大事な人がいつまでもいると思わないように」と言ったり、真面目にMCするのが印象的。
voiceを歌えて気持ちよかった。青・赤・緑・白のレーザーが乱舞していた。

○ストレイテナー ギャラクシー
大阪のRADIO CRAZYと同じ曲はやらないと明言されていたのでだいたいセットリストの予想をつけていたが、VANISHでノブが出てきたのは嬉しかった。あとクラッシュは完全に予想外で、久々すぎて曲名が出てこなかった。メロストの合唱部分が2コーラスくらいで短かった。
最近いろんなバンドでこういう客に歌わせるアンセムが多いと思うので、テナーもメロストをそういう方向に引っ張り出してきたと思うんだけど、フェスとかでもああいう曲で一気に一体感を作るっていう意図はすごいわかる。
合間がないので急いでアースまで走って疲れた。

○サカナクション アース
だいぶ混んでて、中央から前に人が詰まってて行けなかった。
今回、Windowsがスポンサーに入ってて、ブースでタブレット触らせたりしててタイトルロゴにもしっかり入ってたんだけど、もちろんサカナはいつものMac5台を並べてしっかり映ってた。でも逆にマックのロゴに紙貼って隠してあったりしたら面白いw
MUSICの大サビ前転換がかなり早くなってた。夜の踊り子でお客さんがやたら盛り上がってた。バッハのコーラスからネイティブダンサーでいつものMacによるリミックスをやって、サングラスかけて後方から壁前面にミラーボールのようにレーザーの星を出したり雪を降らせたりしていたんだけど、サングラスしてない時にレーザーが顔に当たって眩しそうにしてた。大丈夫なのか?
アイデンティティで盛り上がり、最後にしんみりと「音楽とは何か、バンドとか何かみたいなものを追求し続けて、得たものと失ったものがあるけど、それでいいんじゃないかと思っていて、2014年も音楽という形のないものを追い続けていきます」と言って新曲。ユリイカではなくてグッドバイ。シーラカンスと僕みたいな、アルバム後半に入ってそうな曲だが、両A面なんだね。

○BUMP OF CHICKEN アース
実はバンプを生で聴くのは初めて。
途中で大きなカラフルに光る風船が前と後ろから投入されたんだけど、自分の真上にも来たんだけど背の高い人が近くにいてなかなかさわれなかった。いつ来るかと気が気じゃなかった。
ライブはさすがに安定してて、あの細い身体からよくあんな力のある声が出るなと思った。新しめの曲が多かったけどアンコールで天体観測やって盛り上がった。


12月31日 4日目

ホテルを出て駅でパン屋、カラオケののち14時からアストロスタート。suger!にリライトなどが続き選曲が好み。ダンシングゾンビーズは知らない人が多そうだった。ちょっと寝る。

○NCIS ギャラクシー
オープニングに立ち会う。演奏に気合が入ってて熱かった。ワンマンより集中して聴けたせいもあるかもしれないがいいライブだった。こないだイントロだけ聞いた新曲がカッコよかった。ひなっちはこんなに汗だくで頑張っているのに中山さんはコミケ観光とか……。

○MY FIRST STORY コスモ
マイファスと略すらしい。ワンオクのボーカルの弟がボーカルということで興味本位で見に行く。同じことを考えてる人が多いのかすごく人が入ってた。歌はうまいけど走り込みが足りないような、体力の支えが足りない印象。めっちゃ細身だし。デス声ときれいな高音の声を瞬時に切り替えられるのはすごい。あとドラムがツーバス?ちょっとうるさくて、叩き過ぎかなと思った。
音楽はややハードコア寄りだがプチワンオクで、ワンオクの青田買い、インディーズ時代のワンオクって感じ。客をやたら煽るのと、マイクを天に高く突き上げるかっこいいポーズなどは大物感を漂わせてた。

○Base Ball Bear アース
後ろのほうで休憩がてら。いつもの十字架You&Iとダンスとか、安定感ある。

時間があるのでここでみなと屋のホッケ焼定食800円。カニと野菜がたっぷり入ったどぶ汁が大変おいしく、ホッケは固かったけどシマホッケじゃなくて真ホッケだからおいしかった。お腹一杯になった。
コスモで片想いが音出ししてたんだけど、ホルンやクラリネットやサックスが聞こえてオーケストラの音出しみたいだった。ご飯の時に昭和のバンドネオン的な曲が流れてた。

○cinema stuff ムーン
特に行くものがなかったので、ごっちが「僕の代わりに見てきて」と言ってたし。
ボーカルの声量がすごくて、のどかな曲なのに回りの演奏は激しくてアンバランス。最後のほうはアニソンぽくなってキャッチーな作りになり、方向性がよくわからない。

○ONE OK ROCK アース
トラブルがあったのは去年だっけ? 一昨年か。弟とは完全に格が違った。すっかり洋楽の大物のようなオーラ。Be the Lightやらず残念。
リクライニングで休憩。サカナクションがツイッターのホットワードで、今出演してるんだなと知る。クラフトワークのパクリって言われすぎ。

○RADWIMPS アース
RADもさすがに圧倒的だった。左手の薬指を骨折したが、人差し指と小指でギターを弾くすべを編み出したらしい。片手をヒラヒラさせて演奏する謎楽器はテルミン的なものなのかな?キュインキュイン言っててやや耳障りだったけど、最初にアコーディオンみたいな音出してたのもこれだとするとかなり面白い。
DADAとおしゃかしゃまを両方やるのはちょっと珍しい気がした。きれいなメロディの古い曲が中心で、新しい曲が会心の一撃だけなのは空気読んでると思った。
疲労が激しいのでリクライニングでグッタリ。

○the HIATUS アース
サウンドチェックで涙そうそうを歌っていた。
空いてて中央柱の横あたりまで行けた。裏のアストロ(ピエール、ポリハヤシ、ダイノジのメドレー)にとられた。細美さんの声が嗄れぎみで心配。ZEPPのイベントに出てから来たからかと思ったけどこのあとだった。
「しょこたんとか前田敦子パイセンが出てるから、折ったら光る棒を持ってるやつがいるはずなんだ。俺たちが観客によってアティテュードを変えないように、お前らもサイリウムを振れ」と言っていたがほとんどいなくて、まさかサイリウムがこんなに重要になるとは。
「もっと近づきたい」というMCのあと時間差で後ろの人がぎゅっと集まってきて、密集してからのインソムニアで泣きそうになった。毎年聞いてるのに。
音楽鳴ってるあいだは元気でぴょんぴょんできるんだけど終わると疲れの落差がやばい。

○MAN WITH A MISSION アース
後ろのほうだったけどニルヴァーナで頭振りまわして体力を使い切る。映像の切り替えが多くてカメラマンとスイッチャーの技量が要求される。カウントダウンは普通に1分前から数字が出てきて銀テープが発射されただけだった。ほかのステージにも風船とかなかった気がする。
最後のEMOTIONSで炎がばんばん噴き上がってた。
家について寝たのは3時半。
疲れた…。

1月1日の日記

2014年1月1日
せっかくなので過去の分も転載。

●2012年に知った曲ベスト10

1.米津玄師「ゴーゴー幽霊船」
珠玉の名曲「vivi」とどっちを選ぶか迷うところだが、やはりこっちで。
本人描くPVも独特な味わいとペーソスがあってすごくいいし、ヘッドホンで聴くとびっくりするいろんな音が入ってるのも楽しいし、カラオケで歌うと裏声と入れ替わるところや「わぁわぁわぁ」が気持ちいいし、とにかく中毒になる。次回作も楽しみだし、早くライブやってほしい。

2~4位はあまり差がない。
2.アルカラ「キャッチーを科学する」
2年前の曲だけど、まとめサイトの「ベースがカッコいい曲教えろ」ってスレッドでたまたま見かけて、そこから一気にアルカラの曲を漁りだし、数日後にCDを買いに行った。
「半径30cmの中を知らない」のほうが好きな気もするけど、やっぱりこの曲の、印象的な歌詞のAメロに続いてカッコいいBメロが来て、さらにカッコいいサビが来るというたたみかける展開が、キャッチーかつカッコいいのに一種のダサさみたいなのもあって、sereal TV dramaが好きなのとかぶる。アルカラはボーナストラックと通常曲の差がない。

3.MAN WITH A MISSION「FLY AGAIN」
けっこう好きなんだけどなかなか見る機会がないバンド。
サビがノリノリでツボ。掃除とかするときにかけるととてもやる気が出る。

4.伊藤文暁の「Darjeeling」か「Re::pair」
サビに入るとふっと静かになる「Darjeeling」は伊藤さんの声の良さを存分に生かしている代表曲だが、疾走感のある「Re::pair」のほうが少しだけ好きかなぁ……難しいところ。

5~8位もあまり差がない。
5.アンジェラ・アキ「告白」
「宇宙兄弟」のエンディング。歌詞の生物学っぽさと爽やかなメロディのギャップがおもしろい。

6.a flood of circle「Human License」
a flood of circleはカッコいいバンドなんだが、そんなに好きな曲がたくさんあるわけではなく、これだけ飛びぬけて好き。

7.androp「Boohoo」
andropはRADに似てるという印象しかなかったんだけど、ラジオでこれが流れてきてうおーかっこいい!と思った。

8.ロボピッチャー「紺碧の歌」
サビの「ラララー」のメロディがほとんど「線路は続くよ」なんだけど、童謡なみに覚えやすく耳に残る歌で、歌詞にも言霊的な力がこもっている。

9.SEKAI NO OWARI「Never Ending World」
ピアノがきれいですっごくいい曲だと思うんだけど、歌詞があまりに中二的で、この年になって真顔で聞くのは苦しい! 世界の終わりってアルファベットで書くのも気恥ずかしい!でも曲はいいと思う!

10.ストレイテナー「From noon till dawn」
今年はあまり仕事をしてないテナーから1曲滑り込み。
ホーンセクションがキレッキレなのにCメロのダサさが半端ないので、「勇者ヨシヒコ」のオープニングの長さで切るのがもっともいい。あのオープニングのカッコよさはやばかった。


○ベストアルバム
1曲ずつでなく、アルバム全体を通して聞いた時に好きなものたち。今年一番よくかけたCDたち。
米津玄師「diorama」
NCIS「Silver Sun」
アルカラ「こっちを見ている」
ロボピッチャー「消えた3ページ」
TEKARU「TECHNICAL」

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●2011年に知った曲ベスト10

1.高橋優「素晴らしき日常」
高橋優が「福笑い」で出てきた時は、紅白に出る
くらいはヒットするんじゃないかと思ったけど、
その後「誰がために鐘は鳴る」「誰もいない台所」と
“ちょっといい感じのバラード”路線でシングルを
出してしまったのがよくなく、埋没してしまった。
この人の真骨頂は断じてそういう曲にはなく、
「こどものうた」とかコレみたいな、世界に文句を
叩きつけつつ若者を強烈に後押しする応援歌的な
曲にあると思うので、売り方を間違ってると思う。
5月のJAPAN JAMでOAUと一緒にやった時のこの曲は
かっこよすぎて大変だった。
曲としては「現実という怪物と戦う者たち」のほうが
今ではいい気もしつつあるけど、あっちはカラオケで
声が出ない。カラオケで情念込めて歌うのが楽しいと
いう点も含めてこっちに。
「天国でも地獄でもない先進途上国」ってとこが好き。

2.Nickelback「Burn It To The Ground」
2009年の曲で、2010年バンクーバー五輪の閉会式で
演奏されており、もし当時私がそれを聞いていたら
今年ではなくその年のベストとして選んでいただろうが、
今年になってようやく出会った。
確かニコ動で洋楽ヒットソングメドレーかなんかを
かけていたら出てきたんだと思う。
ボーカルの声が好きなうえ、ライブ音源とCDの区別が
つかないほど歌がうますぎる。
同じアルバムの「If Today Was Your Last Day」も
すっごく好きなので(PVが素晴らしくて泣ける)
迷ったけど、BON JOVI「Livin’ On A Prayer」に
匹敵するロックアンセムとしてこっちを。

3.Nothing’s Carved In Stone「9 Beat」
世間的にはそんなに評価されてないっぽいんだけど
NCISの中でも1、2を争うくらい好きな曲。
サビで声が裏返るところがすごくカッコイイ。

4.THE BACK HORN「刃」
BACK HORNはそんなに知らなくて、今年ちょっと
聞き始めた程度なんだけど、これと「レクイエム」
だけがとびぬけて好き。
たぶんどんなMADに合わせても燃えるBGMだと思う。

5.ねごと「メルシールー」
ねごともこれだけとびぬけて好き。
間奏のあとサビに戻るところのキュイーンって音が超好き。
キーボードの入ってる曲はいいね。

6.エレファントカシマシ「ガストロンジャー」
これも昔の曲。
エレカシ自体に特に思い入れはないが、ライブで聴いて
「なんじゃこりゃー!かっこいいーーーー!!」ってなった。
ロックだね!

7.Another Sunnyday「Cut and Nut」
個人的2011年の音楽シーン最大ニュースがこのアナサニ。
中山さんと伊藤さんの、奇跡の俺得コラボ。
デビュー前のシークレットライブに行って新たなバンドが
生まれる瞬間に立ち合ったし、インストアライブも良かった。
音楽自体はテナーのほうが好きなんだけど、ビジュアルとか
4人がキャッキャしてて萌え要素が多いのがたまらない。
アナサニの中で、伊藤さんの声の気だるいセクシーさが一番
よく出ていていいと思うのがこれ。

7.BUMP OF THE CHICKEN「ゼロ」
零式まだやってないけどこの曲はいいね!
起承転結がある、ひとつながりの流れが美しい。

8.POLISICS「レッツダバダバ」
邪道かもしれないが、3人ver.ポリは一種独特の無茶感、
というかいっぱいいっぱいなところから突き抜けた
感じがして、けっこういいと思っている。
フジファブリックも実は総君の歌のほうが好きまであるし
結局何かを失ってもバンドは確実に前に進むということ。
この曲はライブで合唱して楽しかった。3人ver.の代表曲。

9.ストレイテナー「プレアデス」
なんでテナーはこれじゃなくて「YOU & I」とか
「羊の群れは丘を登る」をシングルカットしてしまうのか。
creaturesのときだって「瞬きをしない猫」があったし。
相変わらず平均点は高いけどテナーは今年は9位どまり。

10.Overground Acoustic Underground「夢の跡」
PVがきれい。
2011年という印象的な年の雰囲気に合った曲。

・次点
the HIATUS「Shimmer」
フジファブリック「STAR」
サカナクション「ホーリーダンス」
ロボピッチャー「限りある世界で」

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2010年のベスト5
※これ以前は5曲だけです

1.サカナクション「アルクアラウンド」
すごく昔の曲のような気がするけど、1月だったはず。
PVの出来に感動して何度も何度も見て何度も何度も聞いた。
いかにもシングル的なキャッチーさだが、そこがいい。
ライブも総合芸術として優れていて、ハイレベルなバンド。
来年も期待大。

2.BAWDIES「HOT DOG」
これもPVがすごいカッコよくて、もともと好きなタイプの
音楽ではないのにやたら耳に残り、いつの間にか好きになってた。

3.→Pia-no-jaC←「残月」
ヴィレッジ・ヴァンガードでたまたま聞いて知った。
ノリノリ! 今いちばん生で見たい。

4.フジファブリック「会いに」
仮歌っぽいけど曲の出来は素晴らしく、本当ならすごく
いいアルバムができていただろうにと思う。
「君は僕じゃないのに」も好きだけど、総君の歌声が
まっすぐで、思い入れの高いこの曲を選びたい。

5.セシル・コルベル「Arrietty’s Song」(日本語版)
雰囲気が超好き。あえて日本語で歌う不思議な響きがいい。

番外
tacica「神様の椅子」
再始動を待ってます!!

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2009年

1.ストレイテナー「イノセント」→「ネクサス」のつながり
 どっちか1曲に絞るべきなんだろうけど、このつながりが
 神すぎて選べない。感動的。美しい。光り輝く音楽。

2.RADWIMPS「One Man Live」と「魔法鏡」
 これも甲乙つけがたい……。歌って気持ちいい「魔法鏡」、
 歌詞は「One Man Live」がストレートで好き。
 力と若さにあふれる音楽。

3.tacica「ジャッカロープ」
 裏声がツボで、なんとも言えない良さ。
 せつない沈黙の音楽。

4.ハンバートハンバート「波羅密」
 どマイナー。くるりトリビュートで知り、いろいろ視聴
 した中でこれがヤバイくらいカッコよくてヒット。
 「観音様どうにか葉っぱの上に座ってくだせえ」と
 「坊や今日は牢屋行こうや」の二言しか歌詞がないのに
 すさまじくカッコいいグルーヴ。

5.AIR MASTER「空想メロウ」
 ニコ動で探すと見つかるアイマスのPVがすごくいい。
 アイマス全然知らないけどこれは名曲。

惜しくも次点
 Pillows「雨上がりに見た幻」
 Nothing Carved in Stone「Isolation」

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2008年

1.ACIDMAN「銀河の街」
 ACIDMANとの出会い。壮大な広がりを持つ感動的な曲。ライブで聴きたい。

2.アジカン+α「サイレン♭」
 今さらだけど、「サイレン」と「サイレン#」を合わせた非公式な音源。パーツが噛み合ったときの衝撃。

3.serial TV drama「まえぶれ」
 ビブラートのかけ方が好きな声で、メロディとハーモニーがきれいなのが重要。ありそうでない感じの良さ。

4.SPECIAL OTHERS「Laurentech」
 こういうジャンルが存在する(そしてけっこう人気がある)ことへの驚き。ピースフルで気分のいい音楽。

5.DOES「曇天」
 年末ギリギリに滑り込み。あとで調べたらアニソンだった。和風のフレーズがカッコよく、今後が楽しみ。

番外
・9mm Parabellum Bullet「Supernova」
・ASH「TWILIGHT OF THE INNOCENTS」

2013年音楽ベスト10

2014年1月1日
毎年恒例の、今年知った曲の中から個人的なベスト10を。
今まで内向けにmixiに載せてたんですが、表にも転載します。
28-29とラストサンに行って、30-31とカウントダウンジャパンだったので
アップが年内に間に合いませんでした。

○2013年に知った曲ベスト10

1.Champagne「starrrrrrr」
Champagneの中ではダントツの一曲で、本人たちもインタビューで「これを超えるのは大変だった」的なことを言っていたが、実際に超えているかと言われると難しい。サビ前やアウトロの爽快感は、カラオケでもテンション上がる。

2.サカナクション「ミュージック」
ぜひ大音量で聞きたい中毒系。静かに盛り上がっていき、ラストで爆発……というか無意識に頭を狂ったように振ってしまう。ライブでは楽器変更のタメが入り、このままの流れで再現されないのが惜しい。MVが夢で見たような不思議な雰囲気なのも忘れ難い(流れる水が特に)。

3.Avicii「Wake Me Up」
クラブ系にカントリーのボーカルを載せた独特な雰囲気で、ラジオで一瞬かかった時に気に入って探した。ラジオや有線でよくかかっており、そういう軽い音で聞くといかにもBGM的な曲だが、低音を効かせるとかなり熱い。サカナクションも好きだし、こういうクラブ系の曲もけっこういけるかなと思ってほかにも少し手を出してみたが、やっぱり好きなのはこの曲だけだった。

4.ニルギリス「Walkure(ワルキューレ)」
中毒曲。ラスクロをきっかけにNGCを見始め、エンディングがだんだん脳に浸透してきて一時は一日中エンドレスリピートしてた。歌い方があまり好きではないが、気持ちは入る。イントロと間奏がすごくカッコいいと思う。ちなみに謎言語コーラスが「イタリアーに出ーかけー」って聞こえる。

5.illion「HIRUNO HOSHI」
いい曲かといわれるとわりと単調だし普通なんだけど、童謡のように単純明快で耳に残る。今年はRADよりillionのアルバムのほうがずっとよかった。

6.ONE OK ROCK「Be the light」
サビ最後の上がるところが胸を締め付けられるように美しい。

7.ストレイテナー「Wish I Could Forget」
インセノト系名曲。このメロディセンスには本当に脱帽する。ホリエさん天才。

8.パスピエ「フィーバー」
残念ながらボーカルが好きじゃないんだけど(でもこの音楽にこのボーカルが合うってことも理解してはいるんだけど)、音楽自体はなかなかのヒットで、キーボードが天才。これはライブの時の盛り上がりもすごかった。

9.a flood of circle「God Speed You Baby」
急成長中な感じでかなりヒットのアルバムだった。その中では特にこの曲の下がるところがツボ。

10.米津玄師「サンタマリア」
一時かなり繰り返し聞いてた。メジャーに行って角がとれたような感じもあり、まっすぐ伸びてるようでもあり。

次点
KANA-BOON「盛者必衰の理、お断り」

○今年よくかけたアルバム
ONE OK ROCK「人生×僕=」
a flood of circle「I’M FREE」
avengers in sci-fi「SCIENCE ROCK」(今年のアルバムじゃないけど)
今週末のFF-TCGのイベントに参加する人や観戦勢のために、あまり役に立つかどうかわかりませんが、会場周辺の食情報をまとめてみました。

●会場
東新宿駅A3出口を出てイーストサイドスクエアを抜けていくと、スクエニのビルがあります。地下1階から入って、1階に上がれば入口です。
ちなみに大江戸線ならわりとすぐですが、副都心線だとそこそこ(5分強くらい?)歩くので注意。

●ARTNIA
会場から、駅と反対側にビルを出て、左に行くとあります。かわいいパフェなどでおなじみですが、カフェというよりはグッズ売り場に椅子とテーブルが置いてあるような感じなので、くつろいでゆっくりおしゃべりを楽しむような雰囲気ではないかも……。
なお向かいにはスーパーがあります。

●イーストサイドスクエア
スクエニビルと駅の間に広がるレストラン街みたいなところです。ローソンもあります。ここにある店を以下にまとめます(ローソンからスタートして時計回り)。

○MOMI&TOY’S
クレープが有名なカフェ。軽くすませたいならかなりお勧め。サンドイッチはセットのポテトがおいしい。おしゃれな丼もあって、そこそこ量がありました。

○回転寿司 海鮮三崎港
普通の回転寿司ですが、基本回ってなくて、手元で注文したものが随時卓上の電車?で届けられる仕組みです。

○中華料理屋(名前忘れた)
一度しか行ってないんですが、その時はやたら大盛りでした。味は普通。コスパがいいからか、平日の昼時にはサラリーマンをよく見かけます。

○大戸屋
安定の大戸屋です。

○イタリアン(名前忘れた)
わりとお勧め。ランチにはドリンク飲み放題がつくんだけど土日もやってるかは不明です、ごめんなさい。

○タリーズコーヒー
ここと、地上に上がった向かいにもタリーズがあります。個人的にはタリーズのフードはスタバに比べて微妙だと思う……。

○かっぽうぎ
居酒屋。ここも一度しか行ってないんだけど、昼は好きなお惣菜を選んで組み合わせる式の和食。コスパはそこそこだと思いました。14時から17時は閉まってます。

○若鯱家
名古屋のお店らしくメニューは味噌カツ丼やカレーうどんなど。ここもわりかし量があり、おいしいけどやや高め。

○おむすび権米衛
軽くすませるのにいいんだけど、土日はお休みでした。

○てんや
普通のてんやです。

●イーストサイド外

○マクドナルド
イーストサイドから階段で地上に上がると、すぐ角にマックがあります。

○K
スクエニを背に信号を渡って北側、A2出口のあるほうに行くと角にKという名前のイタリアンがあって、マンションを改装した不思議な地下の隠れ家風。なぜか入り口ではマリオのサントラが流れてて怪しい。
ここのピザは安くておいしいのでお勧めです。ただし全体的に注文したものが出てくるのに時間がかかるという欠点があるので、ランチより夜向けかも?夜は肉とかワインとかも充実してて安いです。

あと、はす向かいに渡るとココイチとか、東新宿食堂という安い定食屋があります。

12月2日の日記

2013年12月2日
ライブ記録

○フジファブリック
FABSTEPツアー セミファイナル ZEPP TOKYO

ダンスがコンセプトのEP発ツアー。とあるブログで、最近はやりの曲はどんどんBPMが早くなっていってるけどフジファブリックの新曲はあえて遅めにしてるとのことで、それもあってかややマニアックなゆっくりめダンスセットリストな気がした。特にパッションフルーツ。
ギリギリに入ったわりに、一番前ブロックの後ろ柵、中央あたりでかなりよく見えてよかった。暴れる人もいないし平和。
新曲のキーボードリフが好き。総君の声はやはり良い。3人のふわふわした会話が仲よさそうでほほえましい。

○TOTALFAT
SEVEN LIVESツアーファイナル 渋谷AX

グッドモーニングアメリカ、BIGMAMAとのスリーマン。みんな高校・大学が同じで、BIGMAMAが2年後輩らしい。
風邪ぎみだったので一番後ろ左端にいて、転換中はドア横で監視員が立つためのブロックに座ってた。画面も上にあったしステージもまあまあ見やすくてよかった。

グッドモーニングアメリカはほとんど知らなかったけど、曲がけっこうよかった。いきなり出てきて愉快なMCやコールアンドレスポンスを始め、さっそくアメリカ国旗のパンツ一丁になった人が名乗った瞬間「これがグドモのたなしんか!」ってなった。名前だけ知ってた。ボーカルは声高くてかなりうまい。
BIGMAMAはキーボード入ったりして曲の雰囲気が壮大になって、だいぶ方向性変わってきたように思う。ボーカルのクールな感じはグドモに通じる。
TOTALFATは体力的に自重しつつもやっぱり盛り上がって、アンコールの歌わせるところがもっと繰り返されたら喉ヤバかったけど、1コーラスで終わって助かった。

○ストレイテナー
21st Century Rock band Tour セミファイナル 新木場スタジオコースト

整理番号が2500くらいとめちゃくちゃ遅かったので、開演15分前くらいに行ったらコインロッカーが外も中も全部埋まっていて途方にくれていたところ、「二階のテラスを解放しました」と言っている瞬間にたまたま通りがかり、行ってみた。ステージを向いたとき右後方にある関係者ブースの前のテラスで、手すりがあってステージも超見やすい特等席だった。ラッキー!

思い出深い3曲で始まり、10周年の特別な雰囲気。突然YOU and Iが来て「!?」と思ったけどRestはかなりかっこよくなってて、大人の雰囲気だなと思った。ダイブとかもないし全体に年齢層も高目でそこそこおしゃれバンドのイメージ。
BLACK DYEDとWISH I COULD FORGETが今回もっとも聞きたい2曲だったので聞けてよかった。あとは真空突き抜けてくれたら完璧だったんだけど……。
MCで「今回は朝からビデオ回してきたりして、不審者扱いされた時も心構えもできてて、攻め攻めだよ」みたいなことを言ってたので、真空やるか!?と思ったけどそこから「泣いちゃうかも」のシンクロに入った。ひなっちはホリエさんの「服(赤チェックのズボン)が攻め攻め」と言ってて、OJの格好は守りに入ってると言ったらOJが「これでも精いっぱい攻めたんだよ!(震え声)」って言ってたのが面白かった。OJはすごいかがみこんで、中山さんも力いっぱいのめりこんで、アナサニのカッコつけたスマートな感じとは全然弾き方が違う。

四拍子SIX DAY WONDERの完成度が非常に高くて、初心者にお勧めするテナーメドレーを作るなら絶対入れないといけないなとか考えてた。
そしてキーボードのSAD AND BEAUTIFUL WORLD→星の夢→シンデレラソングというつながりが超ーカッコよかった。星の夢の手拍子だけはいただけないが、バスドラが刻んでるとどうしてもそうなってしまうんだろうか。

「TRAVELING GARGOYLEが出た当時は渋谷クワトロをいっぱいにするのが精いっぱいだったのに、今ではみんなのiPodとかに入っていると思うととてもうれしい」という中山さんのMCとか、ホリエさんの「金沢のユーストの時に泣いちゃった」話とか、昔の曲とともにいろいろ聞けてよかった。
Melodic Stormを「みんなで歌おう!」っていうのが、昔はとても考えられなかった、観客との一体感。私は中山さんのコーラスパートを歌っていた。
ステージや客席全体が非常に見やすかったこともあり、あの武道館で発表された長い51本のツアーの集大成的な思い入れもあって、いいライブだった。

セットリスト
1.ROCKSTEADY
2.Ark
3.ETERNAL
4.YOU and I
5.BRILLIANT DREAMER
6.Rest
7.VANDALISM-Prototype-
8.KILLER TUNE
9.BLACK DYED
10.Man-like Creatures
11.The Novemberist
12.シンクロ
13.SIX DAY WONDER
14.SAD AND BEAUTIFUL WORLD
15.星の夢
16.シンデレラソング
17.SCARLET STARLET
18.MOTIONS
19.From Noon Till Dawn
20.BERSERKER TUNE
21.WISH I COULD FORGET
22.SILVER STAR
23.TRAVELING GARGOYLE
24.Melodic Storm
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25.A LONG WAY TO NOWHERE
26.REMINDER

11月2日の日記

2013年11月2日
最近のライブと美術館行きの記録を簡単に。

○NCIS ZEPP Tokyo
REVOLTツアーファイナル

メモが残ってなくて覚えてない……なんかおにいのドラムばっかり見てた記憶はある。

○tacica 宇都宮 heaven’s rock
HOMELAND 18 blues ツアー初日

狭いけど涼しいライブハウス。イメージ的にはシェルターより狭いのでは。200人くらい?
スピーカーの音はけっこう良かったと思うんだけど、PAが機能してなくてすべての音が常にフル音量で出続けていた感じ。チューニングの音もしっかり拾ってたし、ギターで伴奏の音とメロディを同時に弾くようなパターンでは一切メロディが聞こえない(耳をふさぐと演奏しているのはわかる)。
左寄りで見ていたので左のスピーカーからの音の直撃が、耳をやられるというか体に響いて気持ち悪くなる感じだったので、ちょっと位置を変えたり時々耳をふさいで休んだりしていた。

昔の曲はバクだけで、HEROもついにやらなくなった。
当時まだOPを見ていなかった宇宙兄弟の「HALO」をアンコールでやったが、tacicaの曲を全部足して平均化したような、非常に既視感のあるtacicaっぽい曲だと思った。まだ演奏もちょいあやしい。あとで見たら曲もOPの出来もすごくよかったけど。
※このあと現在に至るまでHALOはライブでやってないらしく、貴重だったかも。
小西さんの笑顔がめちゃくちゃ素敵。
トシ君のグッズ紹介はそれなりにスムーズになってたけど、「小物入れケース」を突っ込まれてた。「やばいよね。メンバーだけどねw」と猪狩さん。どこか別の日では、「こんなだけど、楽屋では俺と小西は常に正座だからね」とかいじってたらしい。

○上野の科博 深海展(というかダイオウイカ展)

混んでる。カップルとかおじさんがけっこういる。
私が子供のころは「しんかい2000」だったが、今は「しんかい6500」。乗るとこが狭い。
どうしてこんな形になったのか、誰がこんな風にデザインしたのかと不思議に思う深海生物たち。ネオンみたいにキラキラ虹色に光るクラゲがすごい!
でもはく製にすると色も抜けてつぶれてよくわからない。はく製コーナーで「かわいそう」というつぶやきを何度か聞く。
展示してあるダイオウイカは全長5メートルくらいで、もっと18メートルとかをイメージしてたので意外と小さい。実際に映像でとらえた奴も3メートルくらいだった。
「実は普段から食べている深海魚たち」のコーナーがちょっと面白かった。
売店が大きくて、実物大ダイオウイカぬいぐるみ20万円くらいが目玉。その下のサイズは3万円くらい。
そのあと上野駅のレカンで白身魚のフリットとサフランライスにサラダ・スープ付きのランチを食べたが、この白身魚も深海から来たのだろうか。


○六本木新美術館 アメリカン・ポップアート展

前衛的で全然わからないんだけど、色彩センスが圧倒的だったりとにかく迫力はあってすごい。
ジャスパー・ジョーンズの線だけで構成されたきれいな色のシリーズとか、きれいなグラデーションの数字のシリーズは「絵はがきがあったら欲しいな」と思ったけど、なくて「なんだよー選ぶセンスないなー」と思ったものの、よく考えたら普通に印刷したらあの色は再現できない気がする。蛍光色とか特色を組み合わせないと。
ウォーホルのキャンベルスープ缶はいろんな種類のスープがあってなかなかおいしそう。出口のショップに本物が売ってたが、定価だったのであとでスーパーでクラムチャウダー買った。


○上野都美術館 ターナー展

人物はあまりうまくないが風景は本当にきれいで、癒し系。
チューブもなくて豚の膀胱に詰められていた絵の具で、よく今までこんなに明るくきれいな色が残っているものだと感心する。ささっと描いてあるけど光の加減ですごくリアルに見え、途中から完全に印象派みたいになっていく。
あと本の挿絵がすごい。めちゃめちゃ細密な水彩画で、色も七宝のように鮮やか。小さな水彩画がみっちり描かれた小さなスケッチブックも、宝箱のよう。

アジカン感謝祭

2013年9月16日
●アジカン ファン感謝祭 横浜スタジアム

席はステージに向かって左のスタンド、ファミリー席のそば。
横浜スタジアムに初めて行ったけど、まるいマスコットがあちこちにいっぱい描いてあった。中央に人が入っているからか、神宮より狭く見えた。
スタジアムの人々がそろって手を振るのは、きれいなんだけどちょっと不気味にも感じる。あと少し静かになるとすぐに沸き起こる手拍子が好きじゃない。時差でずれまくって耳障り。

ずっと4人編成で、ファン投票で選ばれた古い曲をたくさんやる。「脈打つ生命」は生でやるの初めてって言ってたけど、どっかで聞いたことなかったっけ?
私が投票した7曲は、サイレン2種類、ひかり、嘘とワンダーランド、青空と黒い猫、或る街の群青、迷子犬と雨のビート。後ろ2曲は30位以内に入っていた。上位はともかく、人気投票の下のほうはあまりピンとこない。個人的には電波塔とかより無限グライダーのほうがいい曲だと思う……。
ワールド×3と新しい世界は始まりと終わりを駆け抜ける感じのテンションで良かった。

ごっちが「ステージの端まで走っていくとか、無理だわー」と言いながらヨタヨタと走り、ほかのメンバーにも走らせるところが面白かった。
メジャーデビュー10周年記念ということで、昔の思い出話もしてたけど、結成からは18年くらいのはずなので、実は2年後に20周年記念ライブができそう。
10年を振り返り、メンバーに感謝を告げるごっちのMCが感動的だった。10年後にアジカン20周年記念ライブがあったら、その時はマジック30周年だな……。

2部からは、ファン順位とアジカン内での順位をスコアボードに並べて表記したのが面白かった。絵画教室はアジカン順位88位と、すごく低い。レアリティが高いだけで、そんなに人気出る曲かなあ?と私も思った。そもそもソラニンのダントツ1位っていうのが一番納得いかないんだけど……。彼らの順位は40位だった。海岸通りが3位ってことは、1位と2位が何なのか気になる。
ムスタングの照明がすごくきれいだったのと、スピッツの花火が或る街の群青のラストにかぶって美しかった。

<第1部>
01. 未来の破片
02. エントランス
03. Hold me tight
04. 電波塔
05. アンダースタンド
06. 君の街まで
07. ブラックアウト
08. 夏の日、残像
09. 夜のコール
10. 夏蝉
11. 脈打つ生命
12. 十二進法の夕景
13. 未だ見ぬ明日に
14. 橙
15. ループ&ループ
16. リライト
17. 迷子犬と雨のビート
18. ワールド ワールド ワールド
19. 新しい世界
<第2部>
20. 絵画教室 88
21. それでは、また明日 9
22. 転がる岩、君に朝が降る 14
23. ムスタング
24. 羅針盤 46
25. 或る街の群青 8
26. 海岸通り 3
27. 君という花 6
28. Re:Re: 19
29. ソラニン 40
<アンコール>
30. ローリングストーン
31. 遥か彼方


●アジカン オールスター感謝祭 横浜スタジアム

この日はアリーナスタンディングで、中央やや左寄り。第二ステージの手前あたりだった。
7人編成の演奏は直近のツアーとほぼ同じらしかったが、見ていないので「昨日より選曲が好みだなー」と思っていた。

ゲストコーナー、まずはホリエさんを迎えての無限グライダー。変な赤いチェックのズボンはいてた。交互に歌ってたが、Bメロの美しさに聞き惚れた。アジカンが演奏するKiller Tuneは足腰がどっしりして安定した感じ。サビ前の「ヘイヘイヘイ」は回りの人まったくやってなかったけど、合いの手入れないと気持ち悪いから叫んでた。
続いてWEEZERの元ベース、通訳で「成功するというのは、どれだけ金を持っているかとかインスタグラムでフォロワーがたくさんいるとかではなくて、どれだけたくさんの人をハッピーにできるかだ」とスピーチ。1曲目はレンタルズのWEEZERっぽい曲で、2曲目はごっちが世界一好きだという「only in dreams」、独特なけだるい感じの複雑な曲だと思った。ごっちは思い入れのある古いギターを使っていたが、「音が悪い」と昨日言っていた通り、けっこう安っぽい音のするギターだった。

さらに細美さんが出てきて、アジカン演奏メインボーカルでインソムニアやったけど、コーラスのごっちの存在感が消えて完全に細美ワールドになっており、やっぱりすごいなと思った。
次の遥か彼方の盛り上がりもやばかった。らくらくとステージ端まで走って行くのが颯爽としていてさすがだった。ごっちも「やっぱロックスターは違うな」と言っていた。

音楽を聞いて自然と体が動くのは生きるエネルギー!みたいなMCと相まって「踵で愛を打ち鳴らせ」が良かった。
その後、第二ステージにごっちが一人で登場、ぎゅう詰めになって見た。
ひかりのアコースティック版は、最初のhinataboccoで聞いて以来で、日比谷公園のイベント時にも夜を越えてしかやらなかったので、とても感動的だった。名曲。転がる岩でシークレット・ゲストの中山さんを呼び、「楽屋で誰にも話しかけられない同士だったけど、音楽のおかげでだいぶ人とつながれるようになったよね」みたいな話をしていたのがネガティブだったのか、演奏を始めるとスポットライトに雨の線が見え、あれっ雨降ってないのになんで?と思ったら、こっちにも雨が届いた。向こうから時間差で雨がやってくるのがすごい。スポットライトに静かに降っていて印象的だった。でもその後すぐにやんで、どんだけ中山さん雨男なのか。

ごっちの移動中にほかの3人とダイちゃんとで嘘とワンダーランドをやったのがすごく嬉しい。迷子犬もホーンの音があるのとないのとでは100倍違う。フジファブリックの曲も1曲やってほしかったな……。
センスレス、惑星、エスカーあたりは久しぶりに聞いて、やっぱりいいなーと思った。
王道で終わったあと今日もアンコールで新曲をやったが、最後なんでアネモネなんだろう?なんとなく中途半端で、「えっこれで終わり?」という感じがした。


<第1部>
01. All right part2
02. アフターダーク
03. ブルートレイン
04. AとZ
05. 新世紀のラブソング
06. ナイトダイビング
07. ラストダンスは悲しみを乗せて
08. 1980
09. 無限グライダー
10. Killer Tune
11. Getting By
12. only in dreams
13. インソムニア
14. 遥か彼方
15. Loser
16. マーチングバンド
17. 踵で愛を打ち鳴らせ
18. 今を生きて
<第2部>
19. ひかり
20. 夜を越えて
21. 転がる岩、君に朝が降る
22. 嘘とワンダーランド
23. 迷子犬と雨のビート
24. 架空生物のブルース
25. さよならロストジェネレイション
26. センスレス
27. 惑星
28. 江ノ島エスカー
29. リライト
30. 君という花
<アンコール>
31. スローダウン
32. アネモネの咲く春に

9月16日の日記

2013年9月16日
夏の大きな仕事3つがようやく手離れした(いくらかの残務処理はあるけど)。全部かぶっていた8月の中旬はかなりわけがわからないことになっていた。頑張った。

●ルーブル展 都美術館

平日午後に行ったが、お年寄り優遇キャンペーン中だったのかやたらと混んでいて、小さい展示品はかなりスルーした。
地中海周辺地域の文化的交流をテーマに、時系列だけ統一して地域はさまざまな美術品が、ジャンルもばらばらにダイジェストで詰め込まれている感じで、ルーブルだとたぶん同じようなジャンルの似たような展示物がずらずら並んでいるのを、抜粋してくれているので時代の流れを見やすい。
美術品の価値としては、宣伝されているディアナ像(服のひだや、矢筒から矢を取り出す代わりにマントの留め金をとめているしぐさの優美な変更も素晴らしい)以外はそこまでたいしたものはない気がする。小さい魚の香油入れがすごくかわいくて今風だと思ったら、やっぱり人気らしくてたくさんグッズが作られていた。
ただ、点数は多いし、途中に地中海の日常を映したイメージ映像みたいなのがあって、特に最後のさまざまな工芸品を作っている様子は面白かったが、全部見るとすごく長そうだった。

8月8日の日記

2013年8月8日
●少年社中「ヒーローズ」中野MOMO
### ネタバレあり感想です!!!###


小劇場らしい、息をつかせぬ面白いお芝居。舞台が近くて臨場感がある。

日替わりプロローグで、今日は堀池さんの脚本。
会場にいた腐女子のほとんどが思うと思うんだけど、細かいところでトニー×ショウのBLっぽさがやばい。全体の設定がタイバニっぽいせいもある。ツン兎と無自覚虎系。

タイバニ的な世界観で、能力バトルで、超ワクワクして始まってみたら「あなたたちはこの部屋に閉じ込められました」と言われてカウントダウンが60分。リアル脱出ゲーム!?

脱線するけど、映画やドラマができるんだから、リアル脱出ゲームの演劇も面白いと思う。舞台上で芝居しつつ謎を順に解いていって、最後は名古屋の宇宙船脱出みたいに観客参加型になって、観客の持つチケットに最後の答えが……みたいな。
まあでも、それだと失敗がないから、成功の喜びもあまりないかもしれない。

閑話休題。
ビックリする展開に「どういうことなの!?」と身を乗り出して見ていたら軽く種明かしがあって、「なんだ、またループものか!でも社中のループもの好きだからいいけど!」と思っていたら、どんでん返しがあって斬新な方向に進み、予想を裏切られまくりだった。

ツイッターで公式アカウントが「機械城っぽい」というようなことを書いてたけど、最後らへんは「シナファイ」のラストの哀しさと、「サムライ・コア」の狂気を感じた。
あのエンディングをトゥルーエンドととるかバッドエンドととるか……。照明的にはトゥルーエンドと思う人が多そうだけど、私には真・バッドエンドって感じがした。人それぞれってことでいいのかな。

廿浦さん出てないのが残念。廿浦さんのヒーローも見たかったなー。

15周年Tシャツ買った。XSでもけっこう大きい。首が詰まったボディなので、絵柄がもう少し上かつ、もう一回り大きかったらよかった。まあでも絵柄がカッコいいから。
DVD2枚とTシャツ1枚買って、感覚的に1万円くらいだろうと思って財布を漁っていたら6300円ですと言われてビックリした。内訳見なかったけど安っ!

しかし15年かー。昔の社中も懐かしい。リピーター割引券が欲しくて、早くから劇研前に行列を作ったりしたなー。

7月24日の日記

2013年7月23日
「風立ちぬ」を見てきた感想。

###ネタバレあり!!###





















・庵野声が、主人公の童顔の美青年に全然合ってなくて、2時間見てもまったく慣れず、喋るたびに違和感。こんな喋り方する人はあんな動き方しないと思うし、どんなに胸を締め付けられるような美しいラブシーンでも「これ中身庵野なのか……」とか「庵野頑張って演技してんなあ……」とか思ってニヤニヤしてしまい、感情移入できない。これが普通の声優だったら全然違う映画になってたと思う。
・夢と現実を行き来する幻想的な雰囲気はけっこう好き。紅の豚の、雲の上のシーンを思い出した。ちゃんと見てるわけじゃないけど往年の黒澤映画っぽいというか……。
・時々SEに人の声が混じるのは不気味で印象的ではあったけど、やはり違和感があった。もっと全体的に人の声で統一したほうがよかったんじゃないか。
・「恋愛映画と思いきや実はホモ」という噂があってワクワクしていたら本当だったw ただし前半だけ。
・シベリアって初めて見た。羊羹をカステラで挟んだものらしい。めっちゃ甘そう。
・結核ってああやって直すもんなの?
・一日一日を大切に生きるって言いながら結核の奥さんの横で煙草吸うのだけは納得いかない。
・一緒に行った人が結婚式シーンがGONZOみたいって言っててもっともだと思った。
・クレソン山盛り食べてるところもツボに入ったみたいで「クレソンオフ開こう!」って話になった。クレソンだけあんなに食べるのはきつそう……。
・「生きる意欲しかわかない」
・なんか文句言ってるようだけど風の感じや古い景色の美しさや疾走感、ぬくもりの感じられる機械の描写など、さすがだなと感動するとこもいっぱいあった。いろいろな意味で面白い映画。

6月15日の日記

2013年6月15日
●「一角獣と貴婦人展」国立新美術館

ガンダムUCと関係あるらしいが、見ていないので残念ながらわからない。

どの宣伝を見ても6枚のタピスリーのことしか紹介していないので、それ以外何もないんじゃないかと思わせられるが、実際には同時代のタピスリーや似たモチーフを取り上げたステンドグラス、当時の衣装などの資料が少しある(特に装飾ベルトがすごかった)。とはいえ点数は少ないし会場も狭いので、メインの6枚を相当じっくり見る気で行かないと、物足りないかも。

どうでもいいけど、どの絵でも貴婦人と一角獣と獅子が3点セットなのに、「どうして俺だけ言及されないのだ……」とライオンは思っているに違いない。
あと、ジョルジュ・サンドは旗の模様を見てトルコをイメージしたけど、実際はル・ヴィスト家のものと判断され、しかし紋章学的には赤と青が隣り合っているのはおかしい、みたいな話とか、箱に宝石をしまおうとしているのか出そうとしているのかで解釈が分かれる、といった謎めいた点が面白い。

タピスリー自体は細部まで細かい作りで、貴婦人の衣装の豪華さと光の照り返しが見事。貴婦人はだいたいつまらなそうな顔をしているが、動物たちはみんなひょうきんな顔をしていて可愛い。そのあとで出てくる高精細シアターで細部を比較しながら(6枚の絵の旗部分だけとか)見せてくれるが、実物よりすごくくっきりと鮮やかな画像で、アップですごくわかりやすかった。

その後、リッツ・カールトンの45階のレストランでランチ。ガスでほとんど景色は見えなかったけど、最後のほうは晴れてお台場まで見えた。
前菜と魚料理とデザートと食後の飲み物を選んで4000円弱のコース。とてもきれいでおいしかったし、あつあつの3種のパンに二種類のバターもぜいたく。

リッツ・カールトンのロビーのカフェで三階建てのアフタヌーン・ティーを食べている人がたくさんいたんだけど、メニューを見たらアフタヌーン・ティーは7500円、さらにサービス料が追加13%、夜になると一律で2500円追加って書いてある。ほかにも13000円のハンバーガー(黒毛和牛、フォアグラ、トリュフ使用)とかあって、ハンバーガーは最低でも3000円する。いったいどういう客層がここでアフタヌーンティーを食べているのか……。スーツの女性が多かったけど。

5月28日の日記

2013年5月28日
陣馬山に登った。

いつもよりだいぶ早い7時起きなんて気持ち悪くて出かけられないんじゃないかと心配していたが、なんと6時59分にふっと目が覚め、すっきり起床。奇跡的。
7時半に家を出てコンビニでおにぎりを3つ買う。自転車で新宿に行き、京王線で高尾まで行って小仏行きの9時12分のバス。京王線のほうが早いのに中央線より200円くらい安い。
以前は小仏から景信山まで人っ子一人会わなかったのに、今日はバス停にものすごい行列で、ステップギリギリに前ドアから乗車。とちゅうで少し降りてマイナーな登山道を入っていく人もいた。
小仏から団体に混ざらないように少し先に出発、何人かに抜かれるくらいで快調に登る。曇っていて涼しいし、しばらく雨が降ってないから地面も乾いている。小さい白い花がいっぱい咲いていた。
景信山の山頂に着き、いつも座る高尾山側のベンチで休憩。今日持って行ったのは前述のおにぎりのほか温かい麦茶とアクエリアスのペットボトル、チョコのランチパック1つ、ゆで卵、グミ、塩キャラメル、飴。反対側の景色も良いことを初めて知った。
明王峠に向けてなだらかな道を行く。針葉樹の森は神秘的で静かな雰囲気だが、広葉樹が多いと若葉の色がきれいで歯ずれの音もさわやか。途中に巻き道が3つくらいあり、本道を行く必要は全くなかった。右足のかかとが痛くなってきてしまい、気を紛らわせるために一人でジャンル限定しりとりをしながら歩いた。
峠から陣馬山への道もよく整備されていて広くて歩きやすかった。陣馬山は見晴らしがよかったけど霞んでいた。藤野駅近くの「ラブレター」が小さく見えた。人が多く、茶店も開いていた。景信山への途中に上を救助ヘリが飛んでいったが、救急車も出動していたらしいという話を聞く。
ガイド通りに栃谷尾根を下るつもりだったが、地図のルートと実際の道しるべが異なっていて、茶店の主人に教えてもらったところ、栃谷尾根より一ノ尾根ルートのほうが歩きやすいと勧められ、そうする。しかし主人の言う通り1時間30分かかるとすると、バスの時間までほとんど余裕がない。ちょっと焦り気味に下る。ストックとサポートタイツがあると下りはけっこう楽な気がするし、実際本当になだらかな道でやや退屈なほど。栃谷尾根のほうだと立ち寄り湯があるのがメリットらしい。1時間15分でバス停に着いて間に合った。バスで藤野駅に出て、中央本線で高尾へ、京王線に乗り換え、各駅停車で1時間くらい寝こけてもまだ調布らへんだったので、そこから急行に乗り換えた。
道中、ほとんど休憩を取らずに歩き続けるように心がけたのでけっこう疲れた。スタミナをつけ、6月にもう一度どこかで足慣らしをして、7月に入ったら今年こそ富士山頂リベンジ&山小屋一泊にチャレンジしたい。

5月26日の日記

2013年5月26日
METROCK 5/25(1日目のみ参加)

新木場駅からシャトルバスで南下、東京ゲートブリッジの近く、海沿いの風車の真下の公園で開催される都市型野外フェス。1日目の面子が神がかっているので行くことにした。

家を10時過ぎに出て新木場駅に11時くらいに着き、横断歩道からスタジオコーストの向こうまで長々と続くバスの列に並び(バス券を昨日の夜23時に気付いて買っておいたけど、なかったら列に並ばなきゃいけなかったから買っといてよかった)、そのわりにたいしてぎゅう詰めにしないバスで会場へ。
倉庫が続き、生コン工場にタンクローリーが大量に吸い込まれていき、工場地帯にぽつんとサンクスに似たカラーリングのコンビニがあるが、名前はPORT STOREと書いてある。
みるみる風車が近づいて来て、バスを降ろされリストバンドを交換。そこから会場入り口までけっこう歩く。バスをもっと近くで止められないものか。隣を外国人のおじさんが歩いてたが、あとでフードコートで「フランス本場の味」のクレープやケーキを売ってる店でシェフとして見かけた。

入り口に着いたが全然リストバンドチェックがないのでどういうことだと思ってたら、ステージに入るときにあった。真ん中のゾーンは自由に入れるお祭りエリアということらしい。木陰にレジャーシートを敷いて荷物を置いている人がたくさんいる。
風車のふもとの絵になるメインステージで、さっきから音出しが聞こえていたMAN WITH A MISSIONからスタート。ステージに向かって右側のほうが少し地面が下がっているのでよく見えず。向かい風なのか、かなり音が遠くて風向きが変わると突然音がぶつかってきたりする。風車は正面を向いて止まっていたが、ふと見たら羽根の位置が変わっていてびっくりしたことがあった。
最後から3つ目の新曲?がかっこよかった。フェス御用達のニルヴァーナカバーとFLY AGAINで盛り上がった。カタカナ英語っぽいMCが突然流暢になって面白い。ステージが35分くらいしかなかった。

そのあと、まだフードエリアがガラガラだったので(客自体がまだ少なかったのと、グッズ売り場にいたと思われる)、フランス屋台で木イチゴジャムのクレープ450円を食べる。甘酸っぱくておいしかったけど、ジャムがクレープじゅうの小さな気泡からじわっと滲み出てくるのがけっこうグロ画像だった……。ほかにもケーキやキッシュを売ってたけど、お腹を満たす焼きそばとか丼とかに比べると割高感があってあまり売れなそう。グッズ売り場も覗いてみたけどすごい人だった。

続いてメインステージのきゃりーぱみゅぱみゅを後方で見る。インベーダーだけ踊りが簡単なのでぴょんぴょんする。後方で感極まったように「いいねえ!」と言ってる男子がいた。PurfumeはMCになるとすごく身近な感じで観客を引きこむけど、きゃりーはそこそこ他人行儀だった。一人でMCやらないといけないから大変そう。
ふりそでーしょん、つけまつける、みんなのうた?という手拍子する歌まで聞いて、反対側のステージのtacicaへ移動。
二番目のステージははるかに小さいが、クレーンカメラが2台もある。そして全然人がいなくて、中央の客席が引っこんでるところの2列目に陣取り、3人ともすっごくよく見えた。
HERO、アリゲーター、新曲、ハイライト、カラス、メトロ、ペンギン。最初は声の調子悪そうだなと思ったけど、ハイライトはすごい聴かせる感じになってて、tacicaを知らない人が「いい声だね~」などと言い合っているのが聞こえた。
野外はほぼ初らしいが、楽しそうでよかった。「こういうMCが苦手で、一週間くらい前から何言おうか考えてて……」と訥々とした感じでちょっと時間押した。トシ君!という男性の呼びかけに律儀にお辞儀してたのがかわいすぎる。指笛吹きまくってる人がいてちょっとうるさかったものの名前はほとんど呼ばれず、客が静かなのがtacicaらしい。トシ君がグッズ宣伝でちょっと喋ったが、実物は見せなかった。あざといまでのかわいさだが、昔サインしてもらった時もあんな感じだったしな……。

その後グッズ売り場でフード付きタオル3500円を買う。黒いから日差しを集めそうだけど、紫外線も防げるし、フェスアイテムだとどこへでも持って行けるし。ボタンで前を止められるようになってて、フードをかぶると頭がとんがりハロウィーンっぽくなる。マンウィズのブースだけ、タオルとTシャツくらいしか売ってないのにずっとすごい行列ができていて、レジに問題でもあるのか?
一応メインステージのDragon Ashに向かったものの、フードエリアに寄ったらものすごい行列で、日差しが強い中人ごみを縫って歩き回ったので一気に熱中症っぽくなって、車止めに座ってグッタリした。

また二番目のステージに戻り、家から持ってきたポカリスエットが切れたので自販機でペットボトルを買うための列に並ぶ。しかし500mlはどれも売り切れ、小さいサイズのしかないうえに10円玉の釣り銭切れ。アセロラドリンク130円を買う。

avengers in sci-fiを初めて見る。人数すら知らなかったレベルだが、3人とは思えない音が出ていた。ドラムの手数が多い。メインボーカルがマイク3本くらいにギターやキーボードやドラムを演奏して回って、POLYSICSハヤシっぽい。レトロフューチャーな音に強制的に踊らせるリズムで、telephonesと客層かぶってそう。歌はほんとにどうでもいい感じだが、かなりよかった。
テントの横で見てたら、女の子とテレビカメラが取材?に来た。テント裏に踊る人がいっぱいいて、ユニバースユニバースの時に突然激しい反復横跳びを始めてとても面白かった。
最後から2曲目くらいでごっそりと人がいなくなり、みんなtelephonesに行ったと思われるが、さすがにここがスケジュール続いてるのはかわいそうだ。広くなったエリアで踊りきってtelephonesへ移動。

行ったらもう始まってて、一番後ろのあたりにいたらすごく音が遠かったが、近くで踊ってる団体がいてにぎやかだった。円になって地面を叩くという動きを始めて見た。実は動きを仕切っている人がいて、みんな好き勝手ではなくかなり空気を読みながらやっている感じ。大人お断りの遊具の上にいる子供たちがノリノリで、かなり堂に入った踊り方だった。
踊っている間はにぎやかだけど、客に歌わせるところになると突然蚊の泣くような声でしか歌声が聞こえなくなり、距離感を感じる。

次の9mmまでの間にフードコートに並ぶ。隣の小ステージからKANA-BOONが聞こえてくる。話題のニューカマーなので見てもよかったけど、混んでそうだしご飯が食べたい。全体的に曲がわかりやすく覚えやすい。一種の歌謡曲っぽさは9mmに通じるところがある。「ないものねだり」がやけに耳に残る。コールアンドレスポンスで何やらメンバー紹介のややこしい歌詞を歌わせていて全然歌えてなかった。
さっきよりは列は短くなったもののけっこう時間がかかり、たこ焼きと焼きそばとポテトフライのセット700円を食べた。三種の神器的ジャンクフードセット。フライは揚げたてでけっこうおいしかった。

昼はかなり暑かったが日が落ちると一気に寒くなってきて、昼はTシャツとタオルだけだったけどパーカーとカーディガンを着こみ、メインステージの9mmへ。
後ろだと音が厳しいので、テントのあたりまで行ったらよく聞こえた。MCで「ちょっちょっと、さっきのtelephonesのときは、みんな後ろの方まで、あんなにディスコティックだったじゃないの」と言ってて笑ったけど、やっぱ風でふっと音が小さくなると気が抜けるというか……。やっぱりブラックマーケットブルースが一番盛り上がってしまう。

サカナクションまでの間、小ステージに入ってcinema staffをBGMに、隅っこの芝生に座って休む。哀愁漂う感じで、やや元気のいいlego big morlという印象。
そしてトリは一週間ぶりのサカナクション。幕張で言うとBブロックの前らへんあたりまで行く。幕張のダイジェスト的なセットリストで、最新アルバムの中盤をごっそり抜いたイメージ。OPからミュージックの流れ、アイデンティティからルーキーのコーラスにつなぎ、macでのバッハとネイティブダンサーアレンジなども一緒。ただし岡崎さん以外の音が出てなかったらしく、舞台上がちょっとバタついた感じだったが、あまりわからなかった。
ちゃんとレーザーを持ち込んでいて、奥の道路にかかるから上にも下にも動かせない制約の中、左右にはびゅんびゅん動いていた。スモークのない空中でもそこそこ見える。そして後ろからステージを照らすレーザーが、風車のふもとも含め全体をプラネタリウムのようにキラキラ照らすのがすばらしくきれいで、歓声があがった。さすが。道路を通るトラックとかからも風車は見えると思うんだけど、「今日はやけに緑色に光ってるな」と思ってたんだろうか?
全体的に観客が幕張より盛り上がってる気がしたけど、位置が近いからか?aoiは幕張のサラウンド音響にかなわないが、ほかは幕張よりハッキリ音も聞こえてとてもよかった。アンコールで幕張で聞けなかったナイトフィッシングイズグッドをやり、ギターが凝っていてかなり進化していた。さすがサカナクション!これはフェスにひっぱりだこなのもうなずけるし、売れるだけのことはあると思った。

終わって帰りのバスに乗るまで、会場出口から続く長い長い列をのろのろ進む。土ぼこりのひどい駐車場をグルグル歩かされて、暗いスポットライトでほこりのすごさが見えた。ふだんは人っ子一人いないだろうから、週が明けてここに止めてた車の持ち主が来たら、分厚くほこりをかぶっててびっくりしそう。人が集中するとはいえ、ライブ終了からバスに乗るまで1時間かかるのはけっこう厳しい。足がすごく痛かった。

たくさん見られて一日のコストパフォーマンスは良かったし、野外だけでかなり快適。来年もあったら行きたい。

5月20日の日記

2013年5月20日 日常
●サカナクション 幕張メッセ(5/18)

Bブロックの最後方、やや右寄り。最初に立っていた場所だと、前に背の高い人がいてステージとスクリーンが見づらかったので少し移動したら、右手の柱で音が少しさえぎられるけど視界は開けた。客層はおしゃれ大学生みたいな二人連れ以上が圧倒的に多い気がしたが、子ども連れとかもいた。

最初に「一部6.1chのドルビーサラウンドでお送りします」というメッセージとともに、音が周囲をぐるぐる回る、映画館で流れるようなドルビーの宣伝が入って思わず「すっげー!!」ってなる。ステージ脇、左右、後方左右に低音を加えて6.1ch。スピーカー228個だったかな?
水の上に出ると魚が仰向けに空を飛び、水の中に沈むとさかさになった街並みが見えるという最初の映像がとてもきれいだけど、さすがにスクリーンが遠くて小さい。

全体的に、照明・演出と音楽の融合度合いはすごい総合芸術の域に達しており、ネイティヴダンサーの前に降った雪(泡のかたまりみたいで、触るとシャボン玉みたいにべたべたしていたが、乾くと何も残らない不思議な素材。紙吹雪と違って後片付けがいらない)とか、スクリーンの映像と合わせて演出全体を体感するライブになっている。オイルアートも健在、より生き物のような動きでレベルが上がっているように感じた。
ホーリーダンスのあたりで、LED照明が色を変えながら物理的に上下する仕掛けは、よく実現したなと感嘆した。28個もあるから、絶対途中で1つ2つ動かなくなったり、色が変わらなくなったりして無様なことになりそうだけど(実際1つ止まって消されたらしい)、よくやったなあ。サーカスみたいなアナログな動きとデジタルな輝きがあいまって、目をひきつけた。

MUSICの、Aメロ2回目から入るポロンという音がすごく好きなんだけど、一郎が歌い始めてからも手拍子がやまなくて、激しい怒りを覚えた。「歌ってんのに手拍子すんなよ!MUSICに手拍子なんて致命的に合わないだろ!!」と瞬間的に脳内で激昂したあと、「なんでそこまで怒ってんだ……」と冷静になった。後ろのCブロックからけっこう手拍子が起きるんだけど、遠いから「参加している感」が欲しいという気持ちの表れなんだろう。
サビに入るところも好きなんだけど、そこまでMacに5人並んでて、タメを作ってスモークで隠してバンド編成の位置まで移動してからサビが始まるので、ちょっと間が空いてしまうのはしょうがない。サビは周囲から音に包まれて気持ちよかった。

Aoiが一番よかった。コーラスのサラウンドが全方位からうわーっと聞こえて、大聖堂で合唱聞いてるみたいだった。サビで青い風船柱が立ち昇り、サビが終わるとともに空気が抜けてつぶれるんじゃなくて、根元を切り離されて空に舞い上がるのがよかった。見てたらライブパワーの人が拾いに行ってたけど、あれをまた送風機にとりつけて3回分のサビを繰り返したんだろうか。意外と地道。

音響とか関係者にはかなり絶賛されているけど、サラウンドが使われる曲は一部だけで、ほとんどは正面のスピーカーからしか音が出ていないので、幕張後方はさすがに音がモワモワしていてきつかった。もう少し前で見られたら全然違ったと思う。さすがに遠すぎて、映画館でブルーレイ見てるみたいな、ステージが切り離された別世界感があった。サカナクションは大きいステージが合うけど、せめて幕張じゃなくて横アリとかだったら……。

アンコールの、白衣のような衣装に紫外線で色がつくとか、夜の踊り子で日本舞踊が披露されたりとか、仕掛けがいろいろあったけどよく見えなかったから、映像で見ないと全容がわからない。WOWOWでやるらしいけど、ブルーレイもちゃんと発売するかな?

アンコールのラストにナイトフィッシングか藍色をやれば、コーラスに包まれて感動的だと思ったけど、やらなかった。アルバムツアーだから仕方ないが、2日目はやったらしくてずるい。
エンディングのスタッフロールの文字が、おしゃれで小さくて全然見えなかった。


●フジファブリック NHKホール(Voyagerツアーファイナル)

ダイちゃんがパイプオルガンを弾くオープニング。難しいだろうに、いつ練習したのか。特に曲というのではなく和音をカッコよく弾いてたが、途中でTIME TO COUNT DOWNの早弾きを始めて会場がヤヤウケ。あとでMCで感想を求められて「神になった気分だった」と言っていた。

3階後方右端あたりという非常に高くて遠い席で、エコーで全部の音が一緒くたにまとまって聞こえてくる。全体のバランスは悪くなかったけど歌声がハッキリ分かれてなくて残念だった。Fireの最後のむちゃくちゃになってるところもほとんどドラムの音しかわからなかったし。
スモールワールドで始まり、アルバムの曲はたぶん全部やった気がする。そのぶん古い曲は少なかった。
自分勝手エモーションの間奏の、YESのシベリアン・カートゥルみたいな刻むところで思いっきり拳を振れたので大満足。流線形のライトはキラキラしてきれいだった。どこだったか、ダイちゃんが立って足でキーボードを弾いて会場とかけあいしてるところが面白かった。STARは初めの曲というイメージがあるので、これを最後にやるともう一週ライブが始まりそうな気になる。グッズ紹介とかなく、MCが普通でちょっと残念だった。
サポートギターがあると音が厚く、総君がギターなしでやや頼りなげに立って歌う瞬間も見られて良かった。

5月14日の日記

2013年5月14日
金沢三泊四日旅行

某TCGの大会合わせで遠征。
中学生のときに金沢に住んでいたので、昔を懐かしみ観光も兼ねてゆったりスケジュールで飛行機を取っていたのだが、直前になってものすごく忙しくなってしまい、なぜ私はこんなスケジュールで旅行を入れたのかと説教したい気分だった。

5月10日(金)1日目

13日締め切りの仕事があり、早起きして出発前に終わらせておこうと思ったが、朝起きたらものすごく具合が悪かったので、結局PCや資料を荷物に追加することになった。
PCから離れ、電車の中でもあまり本とか読まなかったせいで、夕方空港に着いたらだいぶ体調が回復してきて、待合室で素うどんを食べた。

飛行機の飛んでいる時間は実質40分くらいで、あまり高く飛ばなかったからか耳が痛くならなかった。揺れが予想されたため冷たいドリンクしか出ず、リンゴジュースをもらった。
空港から金沢駅までのバスのほうが飛んでる時間より長いし、1100円もしてお高い。片町と香林坊のあたりは、地形は覚えてるけどお店は見てもまったく記憶がよみがえらない。そもそも住んでたの20年前だし。109にスタバなんてなかったが、角のミスドは昔からあった気がする。

小雨の中、香林坊のホテルにチェックインし、向かいの大和のレストラン街に行って、1人も客のいないレストランに入り、「ハントンライス」を晩ご飯に食べる。平たいオムライスにケチャップとマヨネーズをかけ、上にエビフライと白身魚のフライをのせてさらにタルタルソースをかけたもの。金沢名物のB級グルメらしいが知らなかった。750円とリーズナブルなわりに量がすごく多くて、半分くらいで気持ち悪くなってしまった。
食べている間に、21時になるとシェフたちが帰っていった。22時閉店とのことだが、ほかの店にも客は全然見かけない。バイキングレストランとか、やっていけるのだろうか。

ホテルに戻って風呂につかりながら金沢のガイドブックを読み、パーツだけ持ってきていたデッキを組んで、テレビでBSのまったりした番組をBGMがわりにしてテキスト書きの仕事を進める。

5月11日(土)2日目

朝、ためしに電話してみたら忍者寺(正しい名前は妙立寺だが、しかけがたくさんあるので忍者寺と呼ばれる。忍者とは関係ない)の予約が取れ、雨が強かったのでタクシーで行く。
大勢の見学者を何グループかに分け、手際よくお姉さんたちが案内していく。昔一度来たときはどんでん返しもあったような気がしたんだけど、なかった。どこか別の忍者屋敷と混同してるのか?
隠し階段とか隠し扉とか隠し落とし穴とかいっぱいあって面白い。複雑な造りをよく設計したなと思う。作った人はきっとゲーマー思考だった気がする。切腹の間が中から開かないってのが怖いけど、使われたことはなかったそうで安心した。井戸の隠しトンネル、テレビ番組とかで一度調査してみればいいのに。

お土産屋で忍者グッズを見たりとうがらしと梅のお茶を飲んだりして、徒歩で香林坊まで戻り、金沢カレーの老舗とガイドブックに載っていたターバンカレーで昼ご飯。お昼どきで混んでいた。基本のカレーの小450円。ドロドロで黒い。ゴーゴーカレーは食べたことないけど似ているらしい。金沢カレーの定義は、ドロッと濃くてステンレスの皿に盛られて千切りキャベツがついてて先割れスプーンないしフォークで食べること。個人的に千切りキャベツはあまりカレーに必要ない気がするが、ライスの代わりに全部キャベツでカレーを食べる猛者もいるんだとか。

そこから近くの21世紀美術館へ。雨のため「スイミング・プール」(http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=7)のそばに行けず残念。常設のコレクション展(350円)のチケットだけ買って入り、下側には入った。
展示自体はそんなに数がないが、ひとつずつじっくり見てかなり面白かった。特に「カプーアの部屋」(http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=5)。奥行きのある巨大な穴があるんだけど、内壁が青く塗られているとはとても見えず、そもそも穴ではなく黒い布が張ってあるように見えるのだが、布も見えない。見れば見るほど何も見えない、まさに「はてしない物語」に出てくる虚無。「そこを見たときだけ自分が盲目になったように感じる」と表現されている虚無ってこんななのかーと思った。

あと木村太陽の、大量の鳩の群れの上を、力いっぱい箱を転がすのも面白かった。鳩の作り物は頭の部分が滑車になっていて、軽い骨組みだけの箱を上に滑らすと、その滑車で転がっていく。試しにやったら係員のお姉さんに「けっこう進みましたね」と言われたので、思いっきりやっていいものなのかと思って再度力いっぱい押したら、もう少しで鳩の群れを横断できそうなところまで行った。そのたびごとに係員が鳩の間を縫って箱を回収に行く。別に何の意味もないけどビジュアル的に奇妙で体感的に面白い。
匿名で見知らぬ人に手紙を送って撮影させてもらう「ストレンジャー」企画はファンタジーっぽいし、糸くずやピンによる不可解だけどなんだか可愛いアニメーションは、NHK教育に出てきそう。水玉だらけのうねうねした陶器の群れは、てっきり草間彌生かと思ったら違う人だった。

入らなかった企画展「内臓感覚」のほうでやっていたライブパフォーマンス(あとで調べたら「オル太」)がまた面白かった。びしょびしょになりながら布袋をかぶった人が3人いて、ぐにゃぐにゃしたオブジェの間を舞踊めいて動き回っている。中に両手を上に上げてV字っぽい袋をかぶった人がいて、両手をモニョモニョさせてから突然上にビシイッ!って広げる動きが異様におかしくて、笑ってしまった。通り過ぎる人たちも「シャバッ!」とか言いながら真似していた。とてもまじめくさって見ていられない。「こういうのはいったい何を表してるんだろうなあ」と言いながら通り過ぎていく人たちもいたけど、たとえば「彼は赤血球、あっちの彼は白血球をやっているんですよ」とでも言われたとして、「ふーん」とは思うけど、「袋をかぶった人が変な動きをしている」ようにしか見えないよなぁ。

普通に使われているトイレの中に祭壇があるのは二週目で見つけた。「膿よ お疲れ様」とかの文字とともにハミングと光で妙に安っぽくもある。
動線がないのでうろうろしつつ一通り見て回って、こんなに面白いなら企画展のチケットも買えばよかったと後悔しつつ、せっかくだから県立美術館にも行って常設展(350円)を見る。
三代徳田八十吉の大皿とかあるかなと思ったら、小さいの五枚組しか置いてなかった。古九谷はいっぱいあった。美術品というより工芸品に近いものも多いが、細工の細かさと質の高さは、どこからどう見ても値段が高そうなにおいしかしない。

帰り道の喫茶店でチーズケーキとカプチーノで休憩。久々に30分くらいボーッとする時間を得た。
片町の大通り沿いの九谷焼の店に入ったら三代徳田八十吉の花瓶や壺が30万円からだった。意外と買えなくもない値段なんだな。日本語ジェイスフォイル+αくらい。
県立美術館で売ってた、古九谷の大皿を模した豆皿が、美術館だと840円だったけどここだと600円台だった。ちなみにひがし茶屋街のみやげ物屋で1050円だった。裏の銘を確認したが全部同じもの。欲しいけどあのサイズはほとんど使わないんだよな……。

片町のアニメイトとホビーステーションに行って、晩ご飯にはガイドブックに載っていたチャーシュー麺しかメニューのないラーメン屋に行く。チャーシューはけっこうおいしかったが、まあ普通。もっとチャーシューで埋め尽くされてるのかと思ったら沈んでて、見かけが普通だった。
帰ってまた仕事。

5月12日(日)3日目

朝は食欲がなく、コンビニでジャムパンとツナマヨおにぎり、野菜ジュースを買って大会の会場へ。会場の片隅にPCを設置し、ラウンドの合間にテキストを書きながら6回戦を終え、書き終わったテキストを提出。

地元の人にひがし茶屋街へ行くなら周遊バスがお勧めと言われ、ちょうど通りがかった周遊バスに乗ってみた。海外の観光客ばかりだった。駅を回って、ずいぶん再開発されたけど、まだガラガラな雰囲気だというのがわかった。
ひがし茶屋街は入り口が本当に観光地か?という感じだったけど、入っていったら写真の通りの風景があった。
昔はまったく興味がなくて一度も来たことなかったけど、古い町家とか、伝統の技術を今の感性でリメイクした雑貨小物とか、今ブームだし面白いだろうと思って行ったら、だいたい予想通りで、友禅や金箔や九谷焼などのおしゃれな小物をとりそろえた雑貨店とか、カフェとか、夜は高いけど昼なら懐石弁当2~3000円くらいの小料理屋とかがぽつぽつ並んでいた。しかしだいたいどの店も入り口にのれんがかかっていて、中が見えにくく入りづらい。そしていくつかのお店はもう閉まっている時間帯だったこともあり、開いてるのかどうかわからない店も多かった。

加賀麩の店で詰め合わせを買った。そんなに広くないので一回りしたらもうおしまいで、尾張町の百万石通りの一本裏を歩いて近江町市場に裏側から入って通過。お店は全部閉まっていたが海鮮丼の店だけはけっこう人が入っているようだった。近江町市場の表側のバス停は、昔は狭い汚い軒下に人々が肩を寄せ合っていた印象なのだが、ミスドのあるビルの入り口フロアに変貌していた。
歩いて帰る途中、塾の帰りに使っていたバス停も通ったけど、昔はあんな屋根なんてなくて雨のときも吹きさらしだったはず。

野菜たっぷりのパスタとサラダあたりを食べたいと思い、香林坊の欧風カジュアルレストランに目をつけていたんだけど、行ってみたら貸切営業になっていたので、大和の地下でお弁当を買うことに。18時過ぎだともう閉店セールで、600円のそぼろと煮豚と野菜の煮物の弁当が400円になっていて、RF1の炙りサーモンとオレンジ入りサラダも500円くらいのが300円ちょいで買えた。
弁当を食べてのんびり本読んでたら、なんだかおなかがすいてコンビニに行き、たらチーズとカルパスとさきいかのおつまみセットを買ってきて食べ、おなかがふくれる。やたらと化学調味料の味がするけど、おいしいにはおいしい。

お風呂に入ってさらにコーヒーゼリーを食べていたら、テレビで「探偵はBARにいる」をやっていたので見ながらこの日記を書く。そのあともダラタラテレビをつけていたら、松田龍平がまた「まほろ駅前番外地」というドラマに出ていて、二人組の探偵っぽかったので似てる!と思って見ていたらなかなか面白くて最後まで見てしまった。松田龍平がツンデレっぽく甘えてたり、エンディングにわちゃわちゃしてるシーンを入れたりして腐女子をねらってる気がする。狙われてると思いつつもイイネ!と思ってしまう悲しいサガ。

5月13日(月)4日目

ホテルに荷物を預けて、バスで昔住んでいたところへ行く。バス停角にある個人商店はついに店じまいしたらしい。まわりに多少新しい宅地開発がされていたけど、前いたところは豆腐屋も残っていて全然変わっていなかった。
いつも通っていたスーパーへ。入って左手の広い通路の突き当たりにあったごく小さい本屋に入り浸っていた記憶があるが、中はまるきり変わって左手は全部ドラッグストアになっていた。そりゃ20年たってるわけだし。歯ブラシを買わなきゃと思っていたので、ペットボトルのついでに買う。
隣の回転ずしにもよく行っていたのでここで早めの昼ご飯を食べようと思ったが、開店まで30分あるので向かいのココスに入り、シーザーサラダだけ頼んでサービスのスープを飲み時間をつぶす。昔は「くるくる寿司」って名前だったけど、「もりもり寿司」に変わっていた。親子いくら、煮穴子、炙りサーモンを食べたらおなかいっぱいに。
そこから少し戻って通学路を歩くがあまり道順を覚えていない。というか、昔はいろんな道を好き勝手に歩いていたような気がする。

夢の中の自分が住んでいる町というのがあって、昔住んでいた土地いくつかのエッセンスがミックスされてできあがっており、もっとも根幹の要素を作っているのが金沢の家。大通りから一本奥まった通り沿いに家があり、川沿いに行くと林の中の精神病院、右手に進むと田んぼと曲がりくねったお屋敷街を抜けて、スーパーのある大きな四つ角。そこを右に行くと街、奥に行くと知らないエリアと山。左に行くと学校方面。左からさらに左に入ったあたりは西洋風のお屋敷があり、いつも練習をさぼっているエレクトーン教室もある。事実とはだいぶ異なる部分もあるがだいたいの位置関係は同じ。
そして、実際の昔の風景を思い出そうとするのと、夢の中で見た景色を思い出そうとするのは、頭の中では同じ操作なので、実際の記憶と夢の中の記憶はもはやごちゃ混ぜになっている。精神病院は私の記憶と異なり、林にさえぎられてもいないし窓に格子がはまったりもしていなかった。
記憶にはなかったが、見ると思い出す場所というのが多くて、そういう要素は夢の中の街にもない要素だから、妙にリアル。仏具店の看板とか、スケバンの子の実家の医院とか。マンション下の飲食店の並びに、金沢風カレーの店が新しくできてた。
景色を見ながら通り過ぎたあとで、もう一度その風景を思い出そうとすると、今見たばかりの景色なのに、長年夢の中で親しんでいる街のイメージが色濃く、夢の中の景色とさっき見た景色が表裏一体となって、角度を変えると絵が変わって見える絵はがきみたいに、チラチラと二つの風景が見え隠れする。そういう変な気分を楽しみながら歩く。
読んでる人にとっては「こいつ何言ってんだ」って感じだろうけど、自分でも「何言ってんだ」って感覚はある……。
学校の手前の田んぼ沿いの道で、田んぼのふちギリギリの側溝のフタを歩いていたらものすごく「これ昔もやってた!!!」という感覚がよみがえった。
しかし、あんな遠い道のりをよくトロンボーン持って雪の中毎日歩いたりしてたな。信じられない。

真昼間の太陽をほぼ真上から浴びて、日射病予防のために登山並みのペースでポカリスエットを飲みながら学校まで行って、帰りはバス。
学校から左奥にある別の狭い通りを戻るバスがあるはずで、精米自販機の向かいにあったはずのバス停を探すが見つからない。精米機はさすがになくなっていたがその名残はあり、近くに別のバス停を発見。察するに大きなバイパス通りが作られ、バス停がそっちに移った模様。確かに、そのバイパスからすぐに曲がって元の狭い通りに入った。行きのバス代が230円で、思ったより高かったなと思っていたのに帰りはなんと330円もとられ、料金表を二度見した。

わりと早く戻ってきたので、せっかくだから兼六園にも行くことに。すごく天気が良いので新緑があざやか。くずきりがあったら食べたいなと思っていたがお団子かお高い抹茶ばかりだったので、何も食べず。古めかしいお土産屋にふと入ったら、古九谷コピーの小皿が630円だったので、こんなに何度も見かけて何度も欲しいと思うんだから、もう自分のためのお土産として買ってしまうことにした。
帰り際に21世紀美術館へ寄り道。休館日だけど、外の色ガラスを組み合わせた「カラー・アクティヴィティ・ハウス」のきれいな色つきの影と、タレルの部屋(若者のたまり場みたいになってた)の四角く切り取った空がとてもきれいに見られてよかった。

ホテルで荷物を回収し、バスで空港へ。ホテルでバス券を買うと100円引きになる。空港でお土産を買ってスーツケースに詰めて預ける。帰りの飛行機は遠回りして飛ぶようで実質1時間くらいかかる。名古屋のほうまで行ってから海沿いに東京を目指す感じ。下のほうを飛ぶ飛行機とすれ違ったら、まさに「ぶっ飛んでいく」ような早さですごかった。雪の残った緑の山脈や大きなダム、名古屋の街、降りてきてからは幕張メッセにディズニーランドにスカイツリーにお台場と、非常によく見えて面白かった。

羽田空港で晩ご飯にパスタを食べたいと思い、高くて尻込みするが、思い切っておしゃれカフェ系の店に入り、単品で1300円もするキノコとホウレンソウのアーリオオーリオを頼む。キノコの風味がしっかりしてて、チーズを削って山盛りかけてくれたのはいいけど、全体的に味が茫洋としていてアーリオオーリオって雰囲気ではなく、1300円も払うおいしさではなかった。
帰りの電車がけっこう込んでたけど、今回の旅で1ページ目から読み始めた「エンディミオンの覚醒 下」を、家の3駅前で読み終わった。

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