4月16日の日記

2013年4月16日
●奇跡のクラーク・コレクション 三菱一号館美術館

印象派中心、しかも個人のコレクションということで、色合いがきれいないい意味で「観賞用」の絵が多く、まったく見たことのない絵もたくさんあって予想外によかった。
特にチューリップ畑と、ガチョウが道から川に入って行く絵が好き。でも絵はがきに印刷すると本来のあざやかで空気感のある色がきれいに出ない。
メインビジュアルのルノワールの絵は、塗りつぶされた男の顔が赤いカーテンの下に透けて見えると説明に書いてあるんだけど、頑張って目をこらしても見えなかった。
http://mimt.jp/clark/midokoro.php

●ミュシャ展 六本木森アーツセンター

ミュシャは画集も持ってるし何年か前にも展覧会行ってるから別にいいやと思っていたんだけど、BSのぶらぶら美術館で見てやっぱり行きたくなった。
さすがに若い女性客が多く、ゴスロリファッションの人とかもいる。ミュシャの女性画がたくさん配されたフリフリのワンピースやタイツも売っていて、それを着ている女の子連れも見かけた。
今回の展覧会の趣旨としては、パリ時代のポスターばかりが注目されているけど、チェコ人としてさまざまな貢献をした後半生のミュシャを取り上げるというのがある。実際、スラブ叙事詩全部を大きいスクリーンで見られたのはよかったし、プラハの大聖堂にあるというミュシャデザインのステンドグラスは、色合いがすさまじくきれいで素晴らしかった。プラハ行きたいなぁ……。しかしやっぱり油絵の、特に戦争や貧困を取り上げたあたりは、正直暗いしミュシャでなければ描けないというような特徴もあまり感じられないので、ダレてしまう。かといってポスターおよび装飾パネルに関しては有名なのにない絵(黄道十二宮とか)がちょっとあったのが残念。
とはいえ見たことのない絵もけっこうあって、四つの芸術の下絵が、実際の完成版とかなり違ったのは知らなかった!下絵の方が女の子がかわいいというお客さんの声も。あとクッキーやゴーフルや香水の、ミュシャのデザインを実際に使用した商品の箱が、今まで見たことがなくて一番興味深かった。
グッズもいろいろ売ってて、特に切手シートが気に入ったんだけど、80円切手10枚で2400円というお値段だったのと、切手の中のイラストのサイズが小さかったので(もっと大きく絵を使えばいいのに……)結局買わなかった。

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