5月27日の日記

2012年5月27日
5月27日の日記
最近の出来事続き

●セザンヌ展 国立新美術館

朝イチで行ったけどかなり混んでいた。
セザンヌというと、全体的に荒削りで静物画とサント・ヴィクトワール山の
絵しか描いてないというイメージがあってあまり興味がなかったが、
説明によると以後の絵画の諸要素を試している「時代の先駆け」だそうで、
そう言われると「このへんキュービスムっぽい」とかわかる。
静物画の中に出てくる瓶などの本物が見られるのは面白い。

チラシのメインになっているオレンジとリンゴの静物画は、ごく普通の
静物画なんだけど実際に見ると色鮮やかでバランスも良く、さまざまな
角度の視点が破綻なくまとまっていて静物画の中でも格が違う感じ。
それにしてもいい絵はほとんどオルセーから来ている気がする。

そのあとミッドタウンのオシャレカフェでランチしていたら、
みるみる暗雲が立ち込めて雷と強風と雨になり、テラスのステキな
パラソルの下のテーブルでは、店内満席のため中に入れない
ゆるふわ系OLの皆さんがブランケットにくるまりながら
ベビーリーフサラダが風にさらわれないよう必死になっていた。

セザンヌ展とコラボの、オレンジとリンゴのタルト(写真)をお土産に。
リンゴが思ったよりシャキシャキしていておいしかった。

●ボストン美術館展 国立博物館

これも朝だったけどすごい混雑。
一室と二室に分かれていて、二室から見始めると多少空いているし、
大きな襖絵などが多いので後ろからでも見やすい。
やはり若冲と蕭白(両方とも一発で漢字変換された)が見事。
アニメっぽい動きもある、ちょっと困り顔の巨大な龍とか、
ああいう迫力のある襖絵はどういう建物にあったんだろう?
普通の部屋にあったらものすごく落ち着かないと思う。

一室のほうは仏画などが多く、古くて発色も悪い上に照明が暗くて
ほとんど見えない。さらに絵巻物のコーナーで人の流れが止まってしまう。
しかたないので上のほうにあるダイジェストのパネルだけ見たが、
吉備真備の大冒険絵巻は内容がやたらと面白かった。
やったことのない囲碁の勝負を挑まれて、格子天井で練習したうえ
碁石を腹の中に呑み込むというイカサマで勝利。疑われて下剤を
飲まされたが、「超能力で我慢」するという超展開。

●高尾山

リハビリ的にしばらくぶりの登山。
小仏バス停から出発して景信→高尾のルートで行こうと思っていたが、
電車が遅れて一時間に一本のバスに間に合わなかったので、去年と同じ
高尾→景信ルートになった。6号路を登るのも前と同じ。
前は9時に登り始めて16時にバス停に着いたけど、今回は9時半-15時。
暑さが違ったので休憩時間が短くて済んだ。

エネルギー源はおにぎり2個(計250グラム)、ゆで卵と三角チーズ、
ソイジョイ1本、マカダミアナッツチョコひと箱、キャラメル半箱、
ポカリスエット500ml、ホット麦茶350ml。

遠足の子供たちが、6号路の最後の長い階段を上がったところで
口々に「休みたい」と騒ぐのに対し、引率の先生は「もう少しで頂上
だから休まない!水は飲んでいいけど飴はダメ!もう食べちゃった?
そういう子はおやつ全部取り上げ!!」と怒りながら無理やり子供たちを
引っ張っていった。
私が階段を上がりきった広場のベンチに座っておにぎりを食べていたら、
そのわきを通り過ぎながらこっちをじーっと見て「いいないいなー、
休めていいなー」と子供たちが言っていた。

景信からの下りで考え事をしながら歩いていたら転んでしまった。
一瞬のことで、「え?」と思ったらもうストーンと尻餅をついていて
「痛っ!?」という感じだった。
けっこう泥がついてしまったのと、翌日筋肉痛になった。
次は御岳山に行って、高尾陣馬縦走ができるくらいまで鍛えて、
山小屋一泊で富士山に登れるところまで行きたい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索