10月26日の日記

2010年10月26日
「ぐるっとパス」観光記、上野再び編。
あと西洋美術館が残ってるのであと1回行くはず。

●国立科学博物館

ここの常設展示はなんだかしょっちゅう行ってて、
たぶんここ数年の間に6回くらいは行ってる。
だいぶお気に入りとかできてきて、マニアな感じ。
ちなみに一番は地下3階の霧箱、次が1階の系統広場。

まずはシアター360に行って宇宙137億年の歴史に涙したのち、
久々に日本館を一通り見る。
館内あちこちに解説ボランティアの人がいて、活用すれば
相当詳しくなれそうだと思いつつ、人見知りなので
私は一人でこっそり見て回る。

鉱石展示の中に辰砂を見つけて、これがFF14のあれかーと驚く。
私が小さいころはミイラがトラウマになるくらい怖かったんだけど、
最近の子供は平気なんだなーと思ったり。

「田んぼから見る生物多様性」という特別展示をやっていて、
身近な食卓から、食料自給率や生物多様性やアジアの稲作などに
話を広げているなかなかの良展示。
出がけに「香り米」というのをくれた。恋ほのかという品種で、
ご飯に混ぜて炊くとポップコーンの香りがするらしい。

そういえば、日本では昔4000あった米の品種が今では44種類しか
栽培されていないらしいが、全然見たことない銘柄ばかりだった。
いかにコシヒカリとあきたこまちしか食べてないかということだな。

●下町資料館

明治・大正・昭和の、下町の建物を再現して当時の人々の
暮らしに思いを馳せる博物館。
びっくりするほど外国人観光客(ただしアジア系ではない)が
来ていて、10人中9人は外国人。

彼らが畳にあがり、ちゃぶ台の前でお茶を飲むポーズをとって
記念写真を撮っているのは、我々がベルサイユ宮殿に行って
マリー・アントワネットごっこをするみたいなものか?

おばあちゃんの家にまだある足踏みミシン、うちでも昔使ってた
鰹節削り器、子どもの頃買った覚えのある駄菓子などを懐かしむ。
戦時中の「ラバウルの勇士にならって野菜を育てよう」という
チラシとか、疎開した子どもが書き送った手紙とか、昭和初期の
冷蔵庫の広告なんかも興味深い。

一番面白かったのは関東大震災後の東京一円の地図で、
今と比べると原宿のキャットストリートって渋谷川だったのか!
とか、代々木公園って練兵場だったのかとか、最近知ったばかりの
郷土史?につながることが多くて、見入ってしまった。

あと昔のおもちゃが自由に遊べるようになっていて、ひもを両手の
中指にかけてブンブン回す竹の羽根車みたいなやつ(名前わからん)を
20年以上ぶりにやったら、感覚を思いだしてきてちゃんと回せた。

ここは面白かった。こういう民俗学的なもの、生活用具とか
昔ながらの知恵とか、全般的に大好きなので面白くないわけがない。

帰りに駅でますのすしを買い、一気に一人で半分むさぼり食った。

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