| メイン |
沖縄旅日記1日目
2009年4月9日東京が桜満開だった先週末、朝顔が咲き乱れる沖縄に行ってきた旅の日記。たぶんものすごく長くなるうえ、役に立つ情報とかは全然ないので、ごく暇な人向けの内容です。
●準備編
4月頭、これを逃すとまたいつ来るかわからない仕事の谷間ができたので、3泊4日で飛行機とホテル(朝食付き)だけのツアーを申し込む。
とりあえず、斎場御嶽(せーふぁうたき)と美ら海水族館だけ行ければいいと決めて、2泊は那覇のワシントンホテル(本当は牧志駅直結の南西ホテルにしたかったけどあいてなかった)で安くあげ、1泊はチサンリゾート美ら海でややぜいたくに。
計51,800円。
また、旅行前日、ついに「自分へのごほうび」としてデジタル一眼を購入。CANON EOS50DにF2.8の純正ズームレンズをつけて、中古で157,500円。
今までに一眼レフを4台買っているけれど、たぶん全部中野のフジヤカメラで買った。新宿のマップカメラは品揃えは多いけど少し高くて、中野までひと駅ぶん足を伸ばす手間によって15,000円浮かせられた。
だが、このときコンパクトフラッシュを一緒に買っておくのを忘れたため、あとで大変なのだった……。
●4月3日(金)那覇散策の日
8:30起床、9:20にいつものsuicaキャリーバッグを引っ張って家を出る。PCが入ってないし服も少ないので荷物が軽い。
目黒駅まで行くと、なんと人身事故で8:00からずっと山手線が止まっているとのアナウンス。人だかりの中、私が到着したちょうどのタイミングで運転再開した。ラッキー。
10:20に羽田空港到着。チェックインしてから、買い忘れたコンパクトフラッシュを探す。成田空港だったら絶対あるだろうからそのイメージでうろうろしたが、羽田には全然そういう店がない。仕方ないので沖縄まで行って買うことにする。
こないだ申し込んだゴールドのクレジットカードを使うと空港ラウンジに入れるとのことだったので、行ってみる。
狭っ! 体感10畳くらいのスペースに椅子がいっぱい並んでいて、座って新聞とか雑誌とかが読めるようになっている。あとドリンクバーがある。カフェラテを飲んで日経WOMANを読む。
次に荷物を預けておむすび弁当750円を買い、荷物検査の行列で時間ギリギリになりつつも飛行機に乗りこむ。
このとき、荷物検査のあとの待合室にもラウンジがあることを発見。こっちは広いのかな?
11:30出発、機内でお茶サービスに合わせて弁当を食べ、機内放送を聞く。ノイズキャンセルヘッドホン様様。
沖縄線のみの特別番組として、スチュワーデス(って今は言わないんだっけ? フライトアテンダント?)がエイサーを習うというビデオをやっていたのでまじめに見てしまったが、会話が全部棒読みだった。
機内で割引クーポンつきの沖縄ガイドマップが配られる。サイズが小さいので持ち運ぶのに便利で重宝した。地図も最新だったし(後述)。
14:00に那覇空港着。湿度が高いが、そんなに暖かいというほどでもない。
ゆいレールというモノレール(沖縄唯一の鉄道)に乗って県庁前駅まで、230円。そこからワシントンホテルへ向かう。
福寿園という中国の庭のふちを通る。かっこいい門があったり、住宅街にある瓦屋根の家とシーサーがきれいだったり(レオパレス21のアパートにさえ、入口にシーサーがついてる)、さっそく見どころが多いが、カメラにコンパクトフラッシュが入っていないので写真が撮れない。ただの重い箱と化している。
ホテルにチェックインして荷物を置き、カメラと財布だけ持って観光に出かける。さっきと別の道を通ってぶらぶらと県庁前駅に戻り、国際通りを目指す。
角の広場で、交通安全キャンペーンと思しきイベントに人が集まっており、幼稚園児たちが獅子舞のような踊りを披露しているところにたまたま行き合わせた。猿の格好をした先生が振る鈴?に合わせて獅子舞がごろんと横転するところで、後ろ脚担当の女の子が何度も布からはみ出てしまい、一生懸命かぶり直す様子が大変微笑ましく、見ている婦警さん?たちからも笑いがもれていた。なごむ。
西の端から国際通りに入る。店の前に大きな青いオウムがいる「鍵石」に入って、琉球ガラスのアクセサリー類にしばし見とれる。
あちこちで売っている手作りの小さなシーサーも可愛い。邪気をはらうお守りにしたらよさそうだけど、自宅の雰囲気には合わなさすぎる。また、民族雑貨を扱う店が閉店セールをやっていたのでそこでも時間を費やす。
デザインのすぐれたTシャツが多いと思った。北海道で売ってるような、ネタ系のも多いが。でもTシャツって普段ほとんど着る機会がないから、買ってももったいないんだよね……。
ひたすら続くお土産と雑貨を見て歩くが、だんだん似たようなものばかりになってくる。わしたショップで携帯用黒砂糖(ジッパーで封ができるやつ、70g入り)を100円で買い、食べながら歩く。旨い。
えんえんと行くが、コンパクトフラッシュを売ってそうな店はまったくない。途中に三越があったがそこもダメ。その先は店があまりなさそうなので、ここで南に折れて市場本通りに入る。
その前に若者向けのオーパというビルがあって、アイス食べて一休みしようかと悩むが、結局もう少し頑張ることに。
市場へ向かうアーケードを進むと、土産物屋しかなかったのがだんだん普通の商店街みたいになってくる。
菓子の出店でナントゥーンスを100円で買う。味噌味の平たいお餅に月桃の葉がくっついているもの。もともとは正月用の菓子だったはず。食べた感じはなんだろう、ちょっとしょっぱいすあまみたい? ヒバーツの風味はよくわからず。黒光りするイラブーが吊ってある市場の入口を、歩きながら食べる。
牧志公設市場に入る。入口すぐの魚屋で、「好きな魚を選んで、2階で調理して食べる」というシステムについて説明してもらう。1人だったらグルクンの唐揚げと海老の組み合わせがいいとか、あるいは大きめの魚1匹を買って半分は刺身、もう半分は味噌汁にするといいとか。
といってもまだ5時半くらいだったのでちょっと早いと思い、市場をさらにうろつく。豚の顔とか山盛りのティビチとか、ぎっしり並んだ珍しいフルーツとか、写真でよく見るマチグワーの風景そのまま。島らっきょうの試食を勧められたが断ってしまった。食べてみればよかった。
けっこう狭いのですぐひと回りし、2階に上がってみる。食堂がいくつか並んでいて、それぞれに沖縄料理のメニューを居酒屋のように掲げている。観光客か地元の人かわからないがけっこう食べている人がいる。
結局、客引きの美少女につられて正面の食堂の椅子に座ることに。グルクンのから揚げはメニューに時価と書いてあるが、600円とのこと。それと、沖縄そば小(これってどれくらいの量ですかと聞いたら「わんこそば2つ分くらい」)、400円を頼む。
隣の家族連れがいろんなメニューを取り分けて食べていたが、ナーベーラーチャンプルーが運ばれてきた時に「ナーベーラーって何?」と店員に聞いていた。え、それって普通は注文する前に聞いておくことじゃない? なんだか知らずに注文したのか? 店員の返事は「ナスです」。
いや、ナーベーラーってヘチマなんだけど……
※理由を考えた
1.店員は「ナーベーラーはナーベーラーだろ。標準語でなんて言うんだっけ? えーと、ナスだったかな?」と思った
2.店員は「内地の人はヘチマを食べないらしいから、ナスって言っておいたほうが無難だろう」と思った
3.店員は「ナーベーラー知らないのかよ! ナスって言ってちょっとだましてやろうかな」と思った
4.沖縄ではナスもヘチマも似たような扱いである
グルクンのから揚げは、三枚おろしのなりかけみたいな状態でからっと揚げてあり、骨も食べられるらしい。しかし私は小骨が苦手なので1本ずつ取りながらちまちま食べていたら、店員さんがティッシュの箱を持ってきてくれた。その際「頭も食べられるからね」と言われたが、ちょっと無理だった。風味は、前に屋久島で食べたトビウオのから揚げみたいだと思った。
そばの味も満足したが、この値段は高い。やっぱり観光地価格なので地元の人の来るところではないのかも。
食べているときに、風変わりなパンクっぽい格好をしたお爺さんが三線を弾きながらうろうろしていた。
あと、店員さんに「このへんにカメラ屋はありませんか」と聞いたら、ないと言われた。
18時に食堂を出て、市場本通りの奥から平和通りへ抜ける。薄暗く売り物も少ない市場の中に、突然屋根のない広場が現われてパラソルが並んでいるところとか、すごくアジアっぽかった。
平和通りで「海想」のカッコいいTシャツやロープワークの額に見とれたあと、通りすがりにきれいな花柄のTシャツを見つけて「Croton」という店にフラフラと入る。
お店のお姉さんがわざわざ姿見を持ってきてくれたり、親切に接客してくれたこともあって、藍染風の白いTシャツを1枚買う。3,200円。2枚目から安くなるらしい。
会計しながら「このへんにカメラ屋か、電気店か何かありませんか?」と訊く。このへんは土産物屋ばかりなので、よく本屋の場所も訊かれたりするらしい。ゆいレールおもろまち駅の近くにショッピングセンターがあって、そこに大きい電気店が入っているとのこと。ガイドブックではまったくわからない情報だった。
1人旅ですかとか沖縄は初めてですかとか何泊するんですかとかいろいろ訊かれてしゃべる。日本語が通じる場所での1人旅はやはり良い……。
おもろまち駅までゆいレールに乗ろうと、牧志駅目指して東進するが、地図を見ると歩いても行けそう。
牧志駅の手前で北に折れ、公園を通り過ぎて(何だかわからないが警察がたくさん集まっていた)橋を渡り、新しくて広いバイパス道を北上する。できたばかりの道らしく、車は多いが道路脇に何もない。歩行者もいない(沖縄の人はそのへんのコンビニに行くにも車に乗るそうで、もともとあまり歩かないらしいが)。
また、この道は飛行機でもらったマップには載っていたが、それ以外のガイドブックなどには載っていなかったので、そっちを見ていたらゆいレールに乗るしかなかっただろう。
あたりが暗くなるころ、ショッピングモールに到着。広々した敷地にいろんな服のブランドやレストランが入っており、奥にデオデオがある。
コンパクトフラッシュを探すと、なんと2Gのものが5,980円とある(しかもバッファローのやつ1種類しかないし)。ヨドバシで買ったら3,000円もしないくらいなのに!(価格.comで見たら最安値は988円だった)ほかの家電も全体的に高かったので、たぶん価格競争がないために高くなるんだろう。離島運賃もかかるしな。
さすがに2倍の値段はばからしいので、1Gで3,980円のものを買う。保証書をつけてくれたが、二度とこの店に来ることはないであろう。
これでついに、カメラがただの重い箱ではなくなった! 今日の市場とか、かなり写真映えする場所だったので撮れずに残念。ただ、一般の人がいるところを撮るのはまだ度胸がないので、そこまで惜しくもないか。
帰り際にミスドを見つけ、ドーナツを2つデザートに買う。220円。観光客用巨大免税店DFSの脇を通り、おもろまち駅へ向かう。やはり歩いている人は全然いないし、広い道路の街灯が1つおきにしかついていないので、全体的に暗い。
県庁前駅まで200円。再びワシントンホテルまでの道を歩く。福寿園わきの道は狭くて暗いので、もう少し広い道を遠回りしてホテルに帰る。住宅街に街灯は1つも存在せず、明かりは家の窓や店の看板のみ。
途中でファミマに寄る。沖縄にはファミマとローソンしかない(あとCocoという地元チェーンみたいなコンビニがある)。セブンイレブンは1軒もない(調べたら四国にも1軒もないらしい)。
ポーク(スパムのことね)を使った沖縄限定のおにぎりがいくつかあり、夜食としてポーク卵ツナマヨとヨーグルトを買う。290円。
ホテルに戻り、ツアー予約者向けのウェルカムドリンクサービス券をもらっていたので、1階レストランでシークワーサージュースを飲みつつ、日記メモをつける(あとでこうやって清書するための備忘メモ)。ディナーバイキングをやっていたが、客は少なかった。
20:30くらいに部屋に戻るが、TVの配線が外れててつかず、フロントを呼んで直してもらう。TVはNHKとNHK教育とBSが2つと、あと民放が2つか3つ。
買ってきたドーナツとおにぎり(スパムとご飯のマッチ度合いは異常)を食べ、部屋に置いてあった粉のさんぴん茶を飲む。
風呂に入ってのんびりデジカメの説明書を読む。
上がって22:20。「美の壺」と「芸術劇場」を見て23時には寝る。
●準備編
4月頭、これを逃すとまたいつ来るかわからない仕事の谷間ができたので、3泊4日で飛行機とホテル(朝食付き)だけのツアーを申し込む。
とりあえず、斎場御嶽(せーふぁうたき)と美ら海水族館だけ行ければいいと決めて、2泊は那覇のワシントンホテル(本当は牧志駅直結の南西ホテルにしたかったけどあいてなかった)で安くあげ、1泊はチサンリゾート美ら海でややぜいたくに。
計51,800円。
また、旅行前日、ついに「自分へのごほうび」としてデジタル一眼を購入。CANON EOS50DにF2.8の純正ズームレンズをつけて、中古で157,500円。
今までに一眼レフを4台買っているけれど、たぶん全部中野のフジヤカメラで買った。新宿のマップカメラは品揃えは多いけど少し高くて、中野までひと駅ぶん足を伸ばす手間によって15,000円浮かせられた。
だが、このときコンパクトフラッシュを一緒に買っておくのを忘れたため、あとで大変なのだった……。
●4月3日(金)那覇散策の日
8:30起床、9:20にいつものsuicaキャリーバッグを引っ張って家を出る。PCが入ってないし服も少ないので荷物が軽い。
目黒駅まで行くと、なんと人身事故で8:00からずっと山手線が止まっているとのアナウンス。人だかりの中、私が到着したちょうどのタイミングで運転再開した。ラッキー。
10:20に羽田空港到着。チェックインしてから、買い忘れたコンパクトフラッシュを探す。成田空港だったら絶対あるだろうからそのイメージでうろうろしたが、羽田には全然そういう店がない。仕方ないので沖縄まで行って買うことにする。
こないだ申し込んだゴールドのクレジットカードを使うと空港ラウンジに入れるとのことだったので、行ってみる。
狭っ! 体感10畳くらいのスペースに椅子がいっぱい並んでいて、座って新聞とか雑誌とかが読めるようになっている。あとドリンクバーがある。カフェラテを飲んで日経WOMANを読む。
次に荷物を預けておむすび弁当750円を買い、荷物検査の行列で時間ギリギリになりつつも飛行機に乗りこむ。
このとき、荷物検査のあとの待合室にもラウンジがあることを発見。こっちは広いのかな?
11:30出発、機内でお茶サービスに合わせて弁当を食べ、機内放送を聞く。ノイズキャンセルヘッドホン様様。
沖縄線のみの特別番組として、スチュワーデス(って今は言わないんだっけ? フライトアテンダント?)がエイサーを習うというビデオをやっていたのでまじめに見てしまったが、会話が全部棒読みだった。
機内で割引クーポンつきの沖縄ガイドマップが配られる。サイズが小さいので持ち運ぶのに便利で重宝した。地図も最新だったし(後述)。
14:00に那覇空港着。湿度が高いが、そんなに暖かいというほどでもない。
ゆいレールというモノレール(沖縄唯一の鉄道)に乗って県庁前駅まで、230円。そこからワシントンホテルへ向かう。
福寿園という中国の庭のふちを通る。かっこいい門があったり、住宅街にある瓦屋根の家とシーサーがきれいだったり(レオパレス21のアパートにさえ、入口にシーサーがついてる)、さっそく見どころが多いが、カメラにコンパクトフラッシュが入っていないので写真が撮れない。ただの重い箱と化している。
ホテルにチェックインして荷物を置き、カメラと財布だけ持って観光に出かける。さっきと別の道を通ってぶらぶらと県庁前駅に戻り、国際通りを目指す。
角の広場で、交通安全キャンペーンと思しきイベントに人が集まっており、幼稚園児たちが獅子舞のような踊りを披露しているところにたまたま行き合わせた。猿の格好をした先生が振る鈴?に合わせて獅子舞がごろんと横転するところで、後ろ脚担当の女の子が何度も布からはみ出てしまい、一生懸命かぶり直す様子が大変微笑ましく、見ている婦警さん?たちからも笑いがもれていた。なごむ。
西の端から国際通りに入る。店の前に大きな青いオウムがいる「鍵石」に入って、琉球ガラスのアクセサリー類にしばし見とれる。
あちこちで売っている手作りの小さなシーサーも可愛い。邪気をはらうお守りにしたらよさそうだけど、自宅の雰囲気には合わなさすぎる。また、民族雑貨を扱う店が閉店セールをやっていたのでそこでも時間を費やす。
デザインのすぐれたTシャツが多いと思った。北海道で売ってるような、ネタ系のも多いが。でもTシャツって普段ほとんど着る機会がないから、買ってももったいないんだよね……。
ひたすら続くお土産と雑貨を見て歩くが、だんだん似たようなものばかりになってくる。わしたショップで携帯用黒砂糖(ジッパーで封ができるやつ、70g入り)を100円で買い、食べながら歩く。旨い。
えんえんと行くが、コンパクトフラッシュを売ってそうな店はまったくない。途中に三越があったがそこもダメ。その先は店があまりなさそうなので、ここで南に折れて市場本通りに入る。
その前に若者向けのオーパというビルがあって、アイス食べて一休みしようかと悩むが、結局もう少し頑張ることに。
市場へ向かうアーケードを進むと、土産物屋しかなかったのがだんだん普通の商店街みたいになってくる。
菓子の出店でナントゥーンスを100円で買う。味噌味の平たいお餅に月桃の葉がくっついているもの。もともとは正月用の菓子だったはず。食べた感じはなんだろう、ちょっとしょっぱいすあまみたい? ヒバーツの風味はよくわからず。黒光りするイラブーが吊ってある市場の入口を、歩きながら食べる。
牧志公設市場に入る。入口すぐの魚屋で、「好きな魚を選んで、2階で調理して食べる」というシステムについて説明してもらう。1人だったらグルクンの唐揚げと海老の組み合わせがいいとか、あるいは大きめの魚1匹を買って半分は刺身、もう半分は味噌汁にするといいとか。
といってもまだ5時半くらいだったのでちょっと早いと思い、市場をさらにうろつく。豚の顔とか山盛りのティビチとか、ぎっしり並んだ珍しいフルーツとか、写真でよく見るマチグワーの風景そのまま。島らっきょうの試食を勧められたが断ってしまった。食べてみればよかった。
けっこう狭いのですぐひと回りし、2階に上がってみる。食堂がいくつか並んでいて、それぞれに沖縄料理のメニューを居酒屋のように掲げている。観光客か地元の人かわからないがけっこう食べている人がいる。
結局、客引きの美少女につられて正面の食堂の椅子に座ることに。グルクンのから揚げはメニューに時価と書いてあるが、600円とのこと。それと、沖縄そば小(これってどれくらいの量ですかと聞いたら「わんこそば2つ分くらい」)、400円を頼む。
隣の家族連れがいろんなメニューを取り分けて食べていたが、ナーベーラーチャンプルーが運ばれてきた時に「ナーベーラーって何?」と店員に聞いていた。え、それって普通は注文する前に聞いておくことじゃない? なんだか知らずに注文したのか? 店員の返事は「ナスです」。
いや、ナーベーラーってヘチマなんだけど……
※理由を考えた
1.店員は「ナーベーラーはナーベーラーだろ。標準語でなんて言うんだっけ? えーと、ナスだったかな?」と思った
2.店員は「内地の人はヘチマを食べないらしいから、ナスって言っておいたほうが無難だろう」と思った
3.店員は「ナーベーラー知らないのかよ! ナスって言ってちょっとだましてやろうかな」と思った
4.沖縄ではナスもヘチマも似たような扱いである
グルクンのから揚げは、三枚おろしのなりかけみたいな状態でからっと揚げてあり、骨も食べられるらしい。しかし私は小骨が苦手なので1本ずつ取りながらちまちま食べていたら、店員さんがティッシュの箱を持ってきてくれた。その際「頭も食べられるからね」と言われたが、ちょっと無理だった。風味は、前に屋久島で食べたトビウオのから揚げみたいだと思った。
そばの味も満足したが、この値段は高い。やっぱり観光地価格なので地元の人の来るところではないのかも。
食べているときに、風変わりなパンクっぽい格好をしたお爺さんが三線を弾きながらうろうろしていた。
あと、店員さんに「このへんにカメラ屋はありませんか」と聞いたら、ないと言われた。
18時に食堂を出て、市場本通りの奥から平和通りへ抜ける。薄暗く売り物も少ない市場の中に、突然屋根のない広場が現われてパラソルが並んでいるところとか、すごくアジアっぽかった。
平和通りで「海想」のカッコいいTシャツやロープワークの額に見とれたあと、通りすがりにきれいな花柄のTシャツを見つけて「Croton」という店にフラフラと入る。
お店のお姉さんがわざわざ姿見を持ってきてくれたり、親切に接客してくれたこともあって、藍染風の白いTシャツを1枚買う。3,200円。2枚目から安くなるらしい。
会計しながら「このへんにカメラ屋か、電気店か何かありませんか?」と訊く。このへんは土産物屋ばかりなので、よく本屋の場所も訊かれたりするらしい。ゆいレールおもろまち駅の近くにショッピングセンターがあって、そこに大きい電気店が入っているとのこと。ガイドブックではまったくわからない情報だった。
1人旅ですかとか沖縄は初めてですかとか何泊するんですかとかいろいろ訊かれてしゃべる。日本語が通じる場所での1人旅はやはり良い……。
おもろまち駅までゆいレールに乗ろうと、牧志駅目指して東進するが、地図を見ると歩いても行けそう。
牧志駅の手前で北に折れ、公園を通り過ぎて(何だかわからないが警察がたくさん集まっていた)橋を渡り、新しくて広いバイパス道を北上する。できたばかりの道らしく、車は多いが道路脇に何もない。歩行者もいない(沖縄の人はそのへんのコンビニに行くにも車に乗るそうで、もともとあまり歩かないらしいが)。
また、この道は飛行機でもらったマップには載っていたが、それ以外のガイドブックなどには載っていなかったので、そっちを見ていたらゆいレールに乗るしかなかっただろう。
あたりが暗くなるころ、ショッピングモールに到着。広々した敷地にいろんな服のブランドやレストランが入っており、奥にデオデオがある。
コンパクトフラッシュを探すと、なんと2Gのものが5,980円とある(しかもバッファローのやつ1種類しかないし)。ヨドバシで買ったら3,000円もしないくらいなのに!(価格.comで見たら最安値は988円だった)ほかの家電も全体的に高かったので、たぶん価格競争がないために高くなるんだろう。離島運賃もかかるしな。
さすがに2倍の値段はばからしいので、1Gで3,980円のものを買う。保証書をつけてくれたが、二度とこの店に来ることはないであろう。
これでついに、カメラがただの重い箱ではなくなった! 今日の市場とか、かなり写真映えする場所だったので撮れずに残念。ただ、一般の人がいるところを撮るのはまだ度胸がないので、そこまで惜しくもないか。
帰り際にミスドを見つけ、ドーナツを2つデザートに買う。220円。観光客用巨大免税店DFSの脇を通り、おもろまち駅へ向かう。やはり歩いている人は全然いないし、広い道路の街灯が1つおきにしかついていないので、全体的に暗い。
県庁前駅まで200円。再びワシントンホテルまでの道を歩く。福寿園わきの道は狭くて暗いので、もう少し広い道を遠回りしてホテルに帰る。住宅街に街灯は1つも存在せず、明かりは家の窓や店の看板のみ。
途中でファミマに寄る。沖縄にはファミマとローソンしかない(あとCocoという地元チェーンみたいなコンビニがある)。セブンイレブンは1軒もない(調べたら四国にも1軒もないらしい)。
ポーク(スパムのことね)を使った沖縄限定のおにぎりがいくつかあり、夜食としてポーク卵ツナマヨとヨーグルトを買う。290円。
ホテルに戻り、ツアー予約者向けのウェルカムドリンクサービス券をもらっていたので、1階レストランでシークワーサージュースを飲みつつ、日記メモをつける(あとでこうやって清書するための備忘メモ)。ディナーバイキングをやっていたが、客は少なかった。
20:30くらいに部屋に戻るが、TVの配線が外れててつかず、フロントを呼んで直してもらう。TVはNHKとNHK教育とBSが2つと、あと民放が2つか3つ。
買ってきたドーナツとおにぎり(スパムとご飯のマッチ度合いは異常)を食べ、部屋に置いてあった粉のさんぴん茶を飲む。
風呂に入ってのんびりデジカメの説明書を読む。
上がって22:20。「美の壺」と「芸術劇場」を見て23時には寝る。
| メイン |
コメント