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屋久島旅行日記その1
2008年4月8日4月4日(金)
7:00起床、7:55目黒発の山手線に乗る。やたら混んでいて何があったんだ?と一瞬思ってから、今日が平日だったと気がつく。
8:50羽田空港着。WEBチェックインをしているのでチェックインカウンターに寄らず、そのままセキュリティチェックのゲートに進む。私の前の人が、ICカードが読み込まれなくて手間取っている。私のQRコードはちゃんと読み取ってくれたけど、汚損とかでもし読み込まれなかったらどうしようもないだろう。便利さの裏の落とし穴か。
9:10発の機内にはビジネスマンが多い。中央通路側席だったので、飲み物をもらう時以外ずっと寝ていた。
11:10鹿児島着。すぐに市内行きシャトルバスに乗り込む。1200円。
飛行機の中でPHSの電源を切るのを忘れていて、電池をかなり消耗してしまったのと、このバスに乗るとき最前列が空いていたのについ後ろのほうに乗ってしまったのを、失敗したなと思う。
11:30に空港を出て、寝ていたら12:10には金生町に着いた。これなら13:10発のフェリーに問題なく間に合いそう。当初は次の15:50発にしようと思っていたけど、さっさと島に渡れるならそうしたほうがいい。
マイアミ通りというところを歩いて海の方角を目指す。桜島はかすんでいてあまりよく見えない。煙も出てないようだ。
港に「ドルフィンポート」という食べ物屋の並んだ施設があり、昼ご飯を見繕う。KOOTS CAFEのデリセットに惹かれたけど、すでに12:30で時間的にちょっと微妙だったので、隣の売店でパンを買う。チョコパンとココアメロンパンとクロワッサンハムサンド、500円。
道しるべに従って屋久島行き高速船「トッピー」乗り場へ。あちこちへ行く船の乗り場がこのへんにいくつもあるのでわかりにくい。建物のてっぺんにでかく「トッピー乗り場」って書いといてくれよ。
往復チケット9000円を買う。屋久島には大きな港が2つあって、宮之浦と安房という。行きの船は宮之浦どまり。私が泊まるのは安房。
お茶のペットボトル160円を買い、安心してパンを食べつつ、買ったチケットをよく見たら「20分前までに搭乗手続きをせよ」と書いてある。チケットをもう一度窓口に出して座席を取る必要があったのだ。1階の後ろのほうに窓際の席が残っていた(船は2階建て)。
待合室でも、船の中でも高校野球の決勝戦が流れていて、沖縄の高校がむちゃくちゃ勝っていた。点を取るたびに手を叩いて喜ぶ客が何人かいる。
13:10出航。甲板に出て潮風を浴びられるフェリーじゃなく、座席指定でシートベルトをしめて座ってるだけの船だと知ったときはけっこうがっかりしたんだけど、この高速船は羽根を出して水面i浮いて(船底をあまり水面につけないような感じで)、時速80キロで走るらしい。フェリーよりはるかに速い。
前の席の子どもが、メロンパンを食べている私をしきりにのぞきこんできて、かわいい。
#子どもは苦手なんだけど、これくらいの、どう扱っていいかわからない時期を乗り越えて、話が通じるようになってきたら「すばらしき新世界」の家族みたいにいろんなことを実地で教えたり、私の好きな本を読ませたりして育てたら、けっこう楽しいのかもしれないなぁと思う。
沖縄の高校が3回で6点とか取ってて、投げる球投げる球打たれまくってるほうがだんだん気の毒になってくる。
右の窓からはきれいな円錐の山が見え、地図を見たら開聞岳だとわかった。海岸線が地図の通りの形をしている。
船も飛行機もバスも電車も、どれで旅行するのもみんな好きだ。みんなそれぞれのいいところがある。自動車だけはちょっと酔うから苦手だけど、自動車で旅をするときは仲間うちでわいわいやりながら行くから、特別に楽しい思い出がついてまわる。大学の合宿で中野から本庄まで古本屋めぐりしながら行ったのも楽しかったし、山形D&D旅行も楽しかったなあ。あれは3年前の4月か……。
うとうと寝ていると15:00に宮之浦着。ちょうどヒーローインタビューをしているところ。
港に入って着水すると波につれて揺れるようになるが、高速で走っている間は小刻みな揺れしかなく、電車の揺れ方に似ている。
宮之浦のフェリー乗り場の中に観光案内所があるという話だったのだが、見つからない。あとでよく見たら別の乗り場のことだった。
そのまま道を上がっていくと、屋久島環境文化村センターという立派な建物がある。なんか閑散としてて入るのをやめようと思ったけど、別の入り口から屋久島の関連本を並べた資料室が見え、ふらふらと入る。「たくさんのふしぎ」のコケの号を見ていたら、「15:20より映像を放映しますのでおいでください」というアナウンスが入る。これも何かの縁と、500円払って映像ホールに入ると、すごく大きい。新宿の高島屋の映画館くらいある。頭上までそびえる巨大なスクリーンと、200人くらい入れる客席。でも客は7人くらいしかいなかった。
ナレーションも阿部寛と妙に豪華で、山の上を飛び回ったり渓流を遡ったりする映像で、屋久島の雨について解説したりする。
そのあと展示室を見て回り、屋久杉は1000年以上のものでないと屋久杉とは呼ばないとか、屋久島は「薬島」からきていて薬草がたくさんとれたとか、島の立体模型見たりとか。
次に観光センターという名前の大きい土産物屋へ行く。明日明後日はあまり土産を見てる暇がなさそうなので、今のうちに全部調達しようとひたすら探す。かるかんは重いからケーキにしてみたり。黒砂糖が大好きなのですごくほしいが、黒砂糖くらいどこでも買えるのでここは我慢する。
登山用具のレンタルもやってたけどけっこう高い。あとヤドカリ売ってた。
16:46の路線バスに乗り、今度はぬかりなく一番前に座る。
謎のドラえもんの像、コンビニっぽい小さな商店、何もなく入ったらすぐカウンターの空港……。バスセンターで運転手が突然降りてお金の箱を取り替える。
宿に行くには安房港で降りるのがいいんだけど、このバスは安房にしか止まらなかったのでそこで降りる。17:20くらい。810円。
ここどこだろ?と思いながらなんとなく歩くと観光案内所があったので、バスの時刻表とこのへんの地図をもらう。ずっと気になっていたバスの乗り継ぎについて質問したら、ついでに一日フリー乗車券のことを教えてくれた。知らなかった。明日はこれを買っとくとお得だ。
私のいる時に、観光客が1人マッサージ師を探しにやってきたが、全身マッサージができる人はこのへんにはいないらしかった。
向かいの、なんだか棚に並んだ本でさえ古めかしく見えるような(偏見)店で一日フリー乗車券2000円を買い、海沿いを歩く。
川沿いの堤に謎のすのこが並べてあったり、街路樹がやたら低く歩道に向かって張り出していてちょうど顔のあたりをさえぎるのがやたら歩きにくかったり、大量のジャガイモを一袋100円で売っていたり、そんなのを写真に撮っていたらもう18:00で、急いで宿へ。
予約してあったのは民宿「華のや」というところ。隣はパチンコ屋だが、静かで地味(島のパチンコ屋はみんなすごく地味)。向かいに廃墟のような(違うと思うけど)医院がある。普通の民家を改造した造りで、普通の家の玄関みたいなところを入り、2階の部屋に案内される。もとは二世帯住宅の子ども部屋だったと思われるところで、ベッド2つと、上にぬいぐるみの並んだピアノがある。電灯からはリボンが垂れていて引っ張って消せるようになっている。中央の居間みたいなところで泊まり客の家族がテレビを見ていた。
18時から夕食が食べられるとのことなので、さっそく降りて、はなれのような作りの食堂に行く。
メニューはさつま揚げ、フキのきんぴら、いんげんのごまあえ、トビウオの素揚げ(羽根も食べる)、タコとこんにゃくと野菜の酢味噌和え、味噌汁、ごはん、漬物。
ほかの人はトビウオの刺身もあったようだが、私は刺身が駄目だと最初に行ってあったので出なかった。
食べながら、浅野ゆう子と野際陽子が縄文杉を目指すというテレビ番組と、V6が「学校へ行こう」の夏休み編で屋久島の白谷雲水郷とウミガメ産卵を見るという番組を、HDレコーダーで見せてもらう。V6のほうは、「もののけ姫の森」で米良美一が歌ってるのが感動した。
あと、「屋久島ブック」の最新版を見せてもらった(私はこれの07-08年版を持って来た)。
隣の席の老夫婦と少し話す。熊本からリハビリで去年に引き続き来ていて、明日はガイドつきで宮之浦岳に登るらしい。そのほか、小さい女の子の三姉妹を連れた家族連れと、母子二人組と、私で計4グループ。「東京から一人で来るなんてすごいね」と言われたが、北海道は高校のころから一人でめぐってたよ。
急に食べ過ぎたのか、ごはんのあとお腹が痛くなって(食べたものに問題があったわけではない、念のため)20:00ごろからしばらく休む。持ってきた世界樹やったりガイドブック読んだりしてから23:00には電気を消して寝に入ったが、昼間乗り物で寝まくっていたので寝付けない。
また、部屋の壁がけっこう薄くて、朝4:00ごろに隣の老夫婦が目覚ましをかけて出かけていったときに目が覚めてしまった。
続きはまた明日以降にでも。
7:00起床、7:55目黒発の山手線に乗る。やたら混んでいて何があったんだ?と一瞬思ってから、今日が平日だったと気がつく。
8:50羽田空港着。WEBチェックインをしているのでチェックインカウンターに寄らず、そのままセキュリティチェックのゲートに進む。私の前の人が、ICカードが読み込まれなくて手間取っている。私のQRコードはちゃんと読み取ってくれたけど、汚損とかでもし読み込まれなかったらどうしようもないだろう。便利さの裏の落とし穴か。
9:10発の機内にはビジネスマンが多い。中央通路側席だったので、飲み物をもらう時以外ずっと寝ていた。
11:10鹿児島着。すぐに市内行きシャトルバスに乗り込む。1200円。
飛行機の中でPHSの電源を切るのを忘れていて、電池をかなり消耗してしまったのと、このバスに乗るとき最前列が空いていたのについ後ろのほうに乗ってしまったのを、失敗したなと思う。
11:30に空港を出て、寝ていたら12:10には金生町に着いた。これなら13:10発のフェリーに問題なく間に合いそう。当初は次の15:50発にしようと思っていたけど、さっさと島に渡れるならそうしたほうがいい。
マイアミ通りというところを歩いて海の方角を目指す。桜島はかすんでいてあまりよく見えない。煙も出てないようだ。
港に「ドルフィンポート」という食べ物屋の並んだ施設があり、昼ご飯を見繕う。KOOTS CAFEのデリセットに惹かれたけど、すでに12:30で時間的にちょっと微妙だったので、隣の売店でパンを買う。チョコパンとココアメロンパンとクロワッサンハムサンド、500円。
道しるべに従って屋久島行き高速船「トッピー」乗り場へ。あちこちへ行く船の乗り場がこのへんにいくつもあるのでわかりにくい。建物のてっぺんにでかく「トッピー乗り場」って書いといてくれよ。
往復チケット9000円を買う。屋久島には大きな港が2つあって、宮之浦と安房という。行きの船は宮之浦どまり。私が泊まるのは安房。
お茶のペットボトル160円を買い、安心してパンを食べつつ、買ったチケットをよく見たら「20分前までに搭乗手続きをせよ」と書いてある。チケットをもう一度窓口に出して座席を取る必要があったのだ。1階の後ろのほうに窓際の席が残っていた(船は2階建て)。
待合室でも、船の中でも高校野球の決勝戦が流れていて、沖縄の高校がむちゃくちゃ勝っていた。点を取るたびに手を叩いて喜ぶ客が何人かいる。
13:10出航。甲板に出て潮風を浴びられるフェリーじゃなく、座席指定でシートベルトをしめて座ってるだけの船だと知ったときはけっこうがっかりしたんだけど、この高速船は羽根を出して水面i浮いて(船底をあまり水面につけないような感じで)、時速80キロで走るらしい。フェリーよりはるかに速い。
前の席の子どもが、メロンパンを食べている私をしきりにのぞきこんできて、かわいい。
#子どもは苦手なんだけど、これくらいの、どう扱っていいかわからない時期を乗り越えて、話が通じるようになってきたら「すばらしき新世界」の家族みたいにいろんなことを実地で教えたり、私の好きな本を読ませたりして育てたら、けっこう楽しいのかもしれないなぁと思う。
沖縄の高校が3回で6点とか取ってて、投げる球投げる球打たれまくってるほうがだんだん気の毒になってくる。
右の窓からはきれいな円錐の山が見え、地図を見たら開聞岳だとわかった。海岸線が地図の通りの形をしている。
船も飛行機もバスも電車も、どれで旅行するのもみんな好きだ。みんなそれぞれのいいところがある。自動車だけはちょっと酔うから苦手だけど、自動車で旅をするときは仲間うちでわいわいやりながら行くから、特別に楽しい思い出がついてまわる。大学の合宿で中野から本庄まで古本屋めぐりしながら行ったのも楽しかったし、山形D&D旅行も楽しかったなあ。あれは3年前の4月か……。
うとうと寝ていると15:00に宮之浦着。ちょうどヒーローインタビューをしているところ。
港に入って着水すると波につれて揺れるようになるが、高速で走っている間は小刻みな揺れしかなく、電車の揺れ方に似ている。
宮之浦のフェリー乗り場の中に観光案内所があるという話だったのだが、見つからない。あとでよく見たら別の乗り場のことだった。
そのまま道を上がっていくと、屋久島環境文化村センターという立派な建物がある。なんか閑散としてて入るのをやめようと思ったけど、別の入り口から屋久島の関連本を並べた資料室が見え、ふらふらと入る。「たくさんのふしぎ」のコケの号を見ていたら、「15:20より映像を放映しますのでおいでください」というアナウンスが入る。これも何かの縁と、500円払って映像ホールに入ると、すごく大きい。新宿の高島屋の映画館くらいある。頭上までそびえる巨大なスクリーンと、200人くらい入れる客席。でも客は7人くらいしかいなかった。
ナレーションも阿部寛と妙に豪華で、山の上を飛び回ったり渓流を遡ったりする映像で、屋久島の雨について解説したりする。
そのあと展示室を見て回り、屋久杉は1000年以上のものでないと屋久杉とは呼ばないとか、屋久島は「薬島」からきていて薬草がたくさんとれたとか、島の立体模型見たりとか。
次に観光センターという名前の大きい土産物屋へ行く。明日明後日はあまり土産を見てる暇がなさそうなので、今のうちに全部調達しようとひたすら探す。かるかんは重いからケーキにしてみたり。黒砂糖が大好きなのですごくほしいが、黒砂糖くらいどこでも買えるのでここは我慢する。
登山用具のレンタルもやってたけどけっこう高い。あとヤドカリ売ってた。
16:46の路線バスに乗り、今度はぬかりなく一番前に座る。
謎のドラえもんの像、コンビニっぽい小さな商店、何もなく入ったらすぐカウンターの空港……。バスセンターで運転手が突然降りてお金の箱を取り替える。
宿に行くには安房港で降りるのがいいんだけど、このバスは安房にしか止まらなかったのでそこで降りる。17:20くらい。810円。
ここどこだろ?と思いながらなんとなく歩くと観光案内所があったので、バスの時刻表とこのへんの地図をもらう。ずっと気になっていたバスの乗り継ぎについて質問したら、ついでに一日フリー乗車券のことを教えてくれた。知らなかった。明日はこれを買っとくとお得だ。
私のいる時に、観光客が1人マッサージ師を探しにやってきたが、全身マッサージができる人はこのへんにはいないらしかった。
向かいの、なんだか棚に並んだ本でさえ古めかしく見えるような(偏見)店で一日フリー乗車券2000円を買い、海沿いを歩く。
川沿いの堤に謎のすのこが並べてあったり、街路樹がやたら低く歩道に向かって張り出していてちょうど顔のあたりをさえぎるのがやたら歩きにくかったり、大量のジャガイモを一袋100円で売っていたり、そんなのを写真に撮っていたらもう18:00で、急いで宿へ。
予約してあったのは民宿「華のや」というところ。隣はパチンコ屋だが、静かで地味(島のパチンコ屋はみんなすごく地味)。向かいに廃墟のような(違うと思うけど)医院がある。普通の民家を改造した造りで、普通の家の玄関みたいなところを入り、2階の部屋に案内される。もとは二世帯住宅の子ども部屋だったと思われるところで、ベッド2つと、上にぬいぐるみの並んだピアノがある。電灯からはリボンが垂れていて引っ張って消せるようになっている。中央の居間みたいなところで泊まり客の家族がテレビを見ていた。
18時から夕食が食べられるとのことなので、さっそく降りて、はなれのような作りの食堂に行く。
メニューはさつま揚げ、フキのきんぴら、いんげんのごまあえ、トビウオの素揚げ(羽根も食べる)、タコとこんにゃくと野菜の酢味噌和え、味噌汁、ごはん、漬物。
ほかの人はトビウオの刺身もあったようだが、私は刺身が駄目だと最初に行ってあったので出なかった。
食べながら、浅野ゆう子と野際陽子が縄文杉を目指すというテレビ番組と、V6が「学校へ行こう」の夏休み編で屋久島の白谷雲水郷とウミガメ産卵を見るという番組を、HDレコーダーで見せてもらう。V6のほうは、「もののけ姫の森」で米良美一が歌ってるのが感動した。
あと、「屋久島ブック」の最新版を見せてもらった(私はこれの07-08年版を持って来た)。
隣の席の老夫婦と少し話す。熊本からリハビリで去年に引き続き来ていて、明日はガイドつきで宮之浦岳に登るらしい。そのほか、小さい女の子の三姉妹を連れた家族連れと、母子二人組と、私で計4グループ。「東京から一人で来るなんてすごいね」と言われたが、北海道は高校のころから一人でめぐってたよ。
急に食べ過ぎたのか、ごはんのあとお腹が痛くなって(食べたものに問題があったわけではない、念のため)20:00ごろからしばらく休む。持ってきた世界樹やったりガイドブック読んだりしてから23:00には電気を消して寝に入ったが、昼間乗り物で寝まくっていたので寝付けない。
また、部屋の壁がけっこう薄くて、朝4:00ごろに隣の老夫婦が目覚ましをかけて出かけていったときに目が覚めてしまった。
続きはまた明日以降にでも。
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