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プロット2
2004年7月1日下から続いてます
ここまで来る間には、もちろんジャッジのマークが
ついているだろう。相手にしてみれば「まるで手札を
のぞかれているようだ」と思うんだから、かなり
注意するだろうし、噂が噂を呼んで「いつかボロを
出すに違いない」とジャッジが連絡を取り合って
各地のイベントでマークをつけるかもしれない。
でもまあ、物理的にはどんな証拠もないわけで。
主人公の性格的には、最初のうちはただ勝てるのが
嬉しかったけれども、だんだん後ろめたい気分になり、
その感覚に麻痺してしまうとマジックはあまり面白く
なくなってくるだろう。それでも、マジックが強いと
いうのが今の存在意義になっていて、そのおかげで
彼女もいるんだし、とりまき連中とかもできたから
そう簡単にやめるわけにはいかない。マジックより
ほかにすることもない。
でも、世界選手権で主人公は痛い目に合う。
相手の手札が見えることに頼ってプレイングが
疎かになってることを先輩に指摘されるとか、
あるいはゲームを楽しめないために先輩に嫌な思いを
させてしまうとか。まあ何か「お前にはプライドは
ないのか」みたいな。ここもうちょっと考えないと。
そんなこんなで世界選手権からすごすごと帰国した
主人公は、ついにいろいろと耐えられなくなる。
しばらく考えてから彼はとりあえずハンズに行き、
しばらく考えてからミラー状のシール(平らなものに
貼ると鏡代わりに使えるようなもの)を買う。
それから、次のグランプリに出場する。注意深く
選んだ長袖のシャツを着て、当然レーティングで
byeがあるから、その間にトイレに行って袖口に
ミラーシールを小さく切って貼り付ける。
このへんはなるべく淡々と、細かい表面的な心情を
ダラダラ長く書くのがよさげ。トイレの前の喫煙所
から知り合いがいなくなるまで待つことにするとか、
シールがうまく貼れなくてイライラするとか。
で、いよいよ席に着き、ものすごく緊張してシャッフル。
相手が知らない人だったので、主人公はほっとする。
1戦目は事故で(20枚引いて15枚土地くらいの勢いで)
負け、2戦目は普通に回って勝ち。3戦目の前に相手が
「ちょっといいですか?」と言ってジャッジを呼ぶ。
ついにきた! という恐怖と裏表の喜悦みたいなものが
あって、うつむいてシャッフルしながら手が震える。
相手が席を外してジャッジと喋っているのを、ちらっと
顔を上げて見ると、相手は自分の服の左袖を右手で
つかむようにして話しているので、これで確信する。
しばらくしてジャッジが着て、袖口のシールを見せる。
このへんは実際のジャッジがどういう対応するか
知らないけど、たぶん偉い人のところに連れて行かれて
いろいろ訊かれるんだろう。主人公は「今までもずっと
やってました。小さい鏡を使って、8枚切りするときに
すべてのカードの裏を見て順番を完全に記憶するから
相手が今手札に何を持っているかがわかるんです」
という説明をする。途方もない説明だが一応それを
信じるしかない。「その記憶力をもっと別の方向に
生かせなかったの?」とジャッジにため息をつかれ、
DQを出されて(あとで3年くらいの資格停止も出る)
会場を立ち去る。というところで終わり。
彼女はどうしようかな……ここで彼女が理解者に
なると一気に「いい話」になっちゃうからな……。
でも、会場を出たあとでDQのことを知った彼女と顔を
合わせる瞬間というのはあまりに辛いだろう……
でもそういう辛さを書くことこそ小説という気もする。
しかしいくらなんでもそこまで自分を追い込むかな?
だったらグランプリの前に一方的に別れるのでは?
というか彼女の存在自体をやめて先輩と自分の関係
だけに焦点をしぼったほうがいいかも?
ともあれ何が書きたかったかというと、マジックに
限らず人が罪を引き受ける瞬間の心境みたいなものに
興味があるのですよ。京極堂は「犯罪に動機など
意味がない、犯罪はただ可能だったから起きるのだ」
と言っていて、それはそれでもっともだと思うけど
なんかこう、その瞬間「これでラクになれる!」
みたいな複雑な気持ちってあると思うんですよね。
あと念のため書いときますが、このプロットは完全に
フィクションですので。
最近狂ったようにここに長文書いてるな……
どうしちゃったんですかね。
ここまで来る間には、もちろんジャッジのマークが
ついているだろう。相手にしてみれば「まるで手札を
のぞかれているようだ」と思うんだから、かなり
注意するだろうし、噂が噂を呼んで「いつかボロを
出すに違いない」とジャッジが連絡を取り合って
各地のイベントでマークをつけるかもしれない。
でもまあ、物理的にはどんな証拠もないわけで。
主人公の性格的には、最初のうちはただ勝てるのが
嬉しかったけれども、だんだん後ろめたい気分になり、
その感覚に麻痺してしまうとマジックはあまり面白く
なくなってくるだろう。それでも、マジックが強いと
いうのが今の存在意義になっていて、そのおかげで
彼女もいるんだし、とりまき連中とかもできたから
そう簡単にやめるわけにはいかない。マジックより
ほかにすることもない。
でも、世界選手権で主人公は痛い目に合う。
相手の手札が見えることに頼ってプレイングが
疎かになってることを先輩に指摘されるとか、
あるいはゲームを楽しめないために先輩に嫌な思いを
させてしまうとか。まあ何か「お前にはプライドは
ないのか」みたいな。ここもうちょっと考えないと。
そんなこんなで世界選手権からすごすごと帰国した
主人公は、ついにいろいろと耐えられなくなる。
しばらく考えてから彼はとりあえずハンズに行き、
しばらく考えてからミラー状のシール(平らなものに
貼ると鏡代わりに使えるようなもの)を買う。
それから、次のグランプリに出場する。注意深く
選んだ長袖のシャツを着て、当然レーティングで
byeがあるから、その間にトイレに行って袖口に
ミラーシールを小さく切って貼り付ける。
このへんはなるべく淡々と、細かい表面的な心情を
ダラダラ長く書くのがよさげ。トイレの前の喫煙所
から知り合いがいなくなるまで待つことにするとか、
シールがうまく貼れなくてイライラするとか。
で、いよいよ席に着き、ものすごく緊張してシャッフル。
相手が知らない人だったので、主人公はほっとする。
1戦目は事故で(20枚引いて15枚土地くらいの勢いで)
負け、2戦目は普通に回って勝ち。3戦目の前に相手が
「ちょっといいですか?」と言ってジャッジを呼ぶ。
ついにきた! という恐怖と裏表の喜悦みたいなものが
あって、うつむいてシャッフルしながら手が震える。
相手が席を外してジャッジと喋っているのを、ちらっと
顔を上げて見ると、相手は自分の服の左袖を右手で
つかむようにして話しているので、これで確信する。
しばらくしてジャッジが着て、袖口のシールを見せる。
このへんは実際のジャッジがどういう対応するか
知らないけど、たぶん偉い人のところに連れて行かれて
いろいろ訊かれるんだろう。主人公は「今までもずっと
やってました。小さい鏡を使って、8枚切りするときに
すべてのカードの裏を見て順番を完全に記憶するから
相手が今手札に何を持っているかがわかるんです」
という説明をする。途方もない説明だが一応それを
信じるしかない。「その記憶力をもっと別の方向に
生かせなかったの?」とジャッジにため息をつかれ、
DQを出されて(あとで3年くらいの資格停止も出る)
会場を立ち去る。というところで終わり。
彼女はどうしようかな……ここで彼女が理解者に
なると一気に「いい話」になっちゃうからな……。
でも、会場を出たあとでDQのことを知った彼女と顔を
合わせる瞬間というのはあまりに辛いだろう……
でもそういう辛さを書くことこそ小説という気もする。
しかしいくらなんでもそこまで自分を追い込むかな?
だったらグランプリの前に一方的に別れるのでは?
というか彼女の存在自体をやめて先輩と自分の関係
だけに焦点をしぼったほうがいいかも?
ともあれ何が書きたかったかというと、マジックに
限らず人が罪を引き受ける瞬間の心境みたいなものに
興味があるのですよ。京極堂は「犯罪に動機など
意味がない、犯罪はただ可能だったから起きるのだ」
と言っていて、それはそれでもっともだと思うけど
なんかこう、その瞬間「これでラクになれる!」
みたいな複雑な気持ちってあると思うんですよね。
あと念のため書いときますが、このプロットは完全に
フィクションですので。
最近狂ったようにここに長文書いてるな……
どうしちゃったんですかね。
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