社中話その2

2004年5月31日
下から続いてます

もう書きたいことが整理できなくてごちゃごちゃに
なってるので、各キャラ別にしてみようと思った。
順不同です、っていうか思いついた順です。

清水(コスモス司令)
剣の舞がスゲーかっこよくて見る価値あった。
そしておいしいところを持っていく。

戦争が始まったためロケットの打ち上げ中止が
上層部から言い渡されるが、主人公たちがそれに
そむいて打ち上げ準備を始めるシーン。
司令「(主人公の行く手に立ちふさがって)私たちが
戦わなければ、たくさんの人々が死ぬんだぞ」
主人公「……それでも」
司令「(ゆっくりと剣を抜きながら)それでも?」
主人公「それでも、俺は宇宙に行きたいんだ!!」
司令、駆け抜けざまに剣を振り下ろす。主人公、
胸を押さえるが切れていない。驚いて振り向く。
司令「(剣を納めながら)やはり好きにはなれんな、
宇宙飛行士という奴は。だが、軍にそういう奴が
いるのも悪くはない。……生きて帰れ。処罰は、
それからだ。……行けぇぇぇえええ!!」

もうね、司令はそんなにパトスチットが欲しいのかと。

田辺(イワン)
最後のダンスが、剣の舞に比べてしまうとちょっと
辛いかな……。止めるところで身体が静止してない。
あと1回目のときはかなり、初演時より台詞が上滑り
してる感じがした。ただ3回目、後ろのほうで見ると
いろいろと細かい表情の変化が見えて良かった。
ただ、初めて社中を見た人ってこの人の演技を
どう思うんだろう? 私はこういうものだと思って
見てるからいいけど、この人あんまり主人公っぽい
スタイルじゃないよね。味のある脇役向きで。

あと、初めて社中の見た人の話で興味深かったのが、
「AサイドとBサイドで同じ俳優が違う役をやって
いるのが最初よくわからなくてごっちゃになった」
という話。なるほどそうか、衣装も変わらないしね。

加藤妙子(ハカセ、テルミン)
初演のときはハカセもテルミンも立って歩いてたと
記憶してるんだけど、今回はずっと車椅子に乗ってて、
シナファイの公演中に突然松葉杖姿になってから
フィルムスターでも2階舞台から降りてこなかった
ことと考え合わせると、どうやら本当に足をやられて
しまったのだろうかと不安。立ったり歩いたりは
できるみたいだけど、走れないってことかな?
「車椅子女優」なんてすごいカッコイイけど、役柄
選ぶよなぁ……。
車椅子をSFっぽく改造した小道具さんにも拍手。

加藤良子(ソーニャ)
いてもいなくても全然変わらない再演時追加役。
さすがに気の毒……台詞少なくない?
まあこの人にユーリやらせるわけにもいかなかった
だろうからしょうがないんだろうけど……。
あ、ただ「でぶにはできないことがあるー! でも
でぶにしかできないこともあるー!」は良かった。

松下好(ユーリ)
可愛いしボクキャラも似合う……歌もうまい。
けど1回目、チキンがロケットを持ってくる、あの
泣けるシーンで「もっちろーん」と能天気な明るさが
逆に投げやりな雰囲気に聞こえて冷めた。
2回目以降は重みのある明るさに改善されてた。

ただねぇ……やっばりどうしても、「客演」は「客演」
なんだよねぇ……。うまくこなしてるけど、本当に
芝居の中心になりきってないような……なんか違う。
そう思うと今野さんを失ったのは痛いなあ……
っていうか少年社中の女優不足はかなり深刻だよ。
大竹さんの下は加藤良子さんだけで、あとはもう
いないんだから(新人の人は系統で言うと高山さん
系イロモノだろう)。やばいよ。

大竹えり(イリーナ)
最後の感情の爆発にはやはりはっとさせられる。
あと「私待たないから!」は初演のときなんて
言ってるかわかんなかったんだけど、今回の
2回目以降はかなり聞き取れた。
あと、2回目から母親の「私も見てていいかしら」
「いいの? だめなの? どっち」の演技が
変わって大人っぽくなっていた。

森大(サターン)
本領発揮! 初登場時のインパクトが蘇った。
「ツァーリ、浪人街から出演依頼が来ております」
が一番ウケた。
千秋楽ではこっち側の客席に「こわくないよー!」
と媚を売るのに夢中で、デュークに何度呼ばれても
気づかず、ハケながら「サターンがやらねば誰が
やる!」と叫ぶ機会を逸していた。追いかける相手に
「おい、サターン! こっち向け!!」と怒鳴られてる
ようすは笑えたけど。

山岸(皇帝)
歌劇団シーンが芝居全体の流れを救っていると思う。
さすがだ。

新人2名(デルタ、アトラス)
歌劇団良かった。マッシュルームヘア可愛い。
ちょうど背丈が同じくらいなのが美味しい。
ロケット打ち上げ前のチェイスで、暗闇の中
中央で大ジャンプして交差するのが思わず歓声を
あげてしまうくらいカッコよかった。

辰巳(チキン)
今回の使い方はいまいちもったいないなー。
一瞬だったけどメロコード、2回目は「ワン、ツー」
千秋楽は「めし」と鳴いていた。

佐藤春平(道士)
今回が卒業公演ということで(おつかれさまでした)
初演より3割増しでかっこよくなってた気がする。
やっぱバットでミサイルを打ち返すとこが最高。
帰りのエレベーターの中でも「タオツィーが好き」
と言ってる女の子の声を何度か聞いた。
あとやっぱ右近ダンスかっこいー。とても文章で
表現できない独特なクセのある振り付けがすぐに
右近ダンスってわかる。

廿浦(オカルト、ボストーク)
実は初演時に誰がオカルトをやっていたのか、今
必死に考えていたんだけど全然思い出せない。
チキンが堀池さんでハカセが加藤妙子さんなのは
確実なんだけど……
ダメだ気になる、気持ち悪い。誰だっけ?
廿浦さんは初演時ってボストークだけだし……
あ! 佐藤さんかな?

スッキリしたところで、今回の廿浦さんは可愛い系
(特に車椅子を押すときの足のはねあげ方とか)。
外巻きの髪も素敵。やっぱ眼鏡ですよ、眼鏡!!
カチンコは2回目の時も取り落としてたな。

堀池(ニコラス)
初登場時の異常なテンションの高さは客席を引かせて
いなかったか? なんだったんだろうあれ。ただの
格下キャラじゃなくてもうちょっと奥行きを出して
あげてほしかった。名門出の苦労だっていろいろと
裏にはあるんだろうし。脚本の問題?

井俣(デューク、おじさん)
さすが看板役者。存在感が違う。「カラーひよこ」の
ギャグ好きだったけどなくなったんだね。
逆三角形の身体が素晴らしい。
田辺さんの弓形の立ち姿と並ぶと絵になる。

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