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今年もたいへんお世話になりました
2003年12月31日決勝戦観戦手記・第2部
昨日のつづき。
三原さんのターンのエンドに、浅原さんは手にある3枚の《金粉の光/Gilded Light(SCG)》のうち、1枚をサイクリングし、《忘却石》を引いてくる。そののち、場にある《忘却石》を回すが、もみ消される(←最後の《もみ消し》)。
浅原さんのターン。さっき引いた《忘却石》を出し、《巻き直し》される。そののち《神の怒り》を撃ち、場には三原さんの《隷属器》だけが残る。それから《ドラゴン》を出す。
今の手札は《金粉の光》×2、《神の怒り》、《賛美されし天使》の4枚。
浅原さんが《ドラゴン》を出したスタックで三原さんが止まる。浅原さんの墓地を見て「うわ、持ってるじゃん」と言い出す(たぶん《神の怒り》のこと)。5分くらい考えている。
このとき、今井さんがやってきて「どうなった?」と聞く。状況を説明されて「えっ、俺残りライブラリー6枚のときにメシ食いにいったんやけど」。
進藤さんが「そろそろ動きましょう」とせかすと、三原さんは「待ってください。今が一番大事なところなんで」とやや強い口調。
でも、しばらくして「……考えんのだりィ……」
すごい実感のこもったつぶやき。
確かに、ここで思考を放棄したら負けだよな……。
ものすごく考えたあとで最後の《巻き直し》を撃った。浅原さんは変異を出して終了。
三原さんのターン。残りライブラリーはあと1枚。《ドラゴン》を墓地から戻して出し、もう1体出し、変異も出す。エンドに浅原さんの《天使》が表返る。
浅原さんのターン。《神の怒り》。
三原さん「そりゃ、持っとるわな。リセット持ってないわけがないよな」
浅原さん「もう(続ける意味は)ないよね?」
三原さん「もう引けないからね」
ゲームセット。開始時から100分経過。
----------------------------------------
サイドボード中に聞こえた会話
三原さん「最後の手札、《金粉の光》×2と《隷属器》ですよね?」
浅原さん「《隷属器》はないよ」
三原さん「引いてくださいよ(笑)」
浅原さん「あんなのゴミだよ(笑)」
----------------------------------------
2本目は逆にすごくあっけなかった。
三原さんが先攻だったのに3ターン目に土地が止まって先手後手が逆転し、その後も6ターン目あたりに1回土地を出せないことがあって、「今度は早く終わりそう」と苦笑していた。
順調に土地を出していく浅原さんと対称的に、三原さんは《ドラゴン》を全然引けず、始終つらそうだった。
浅原さんのプレイした《ドラゴン》を苦し紛れに《マナ漏出》してもマナは足りてるし、2枚しかない《復讐》のうちの1枚を土地を探すためにサイクリングしなければならなかったりした。
浅原さんは《隷属器》を張ったまま、あくまで慎重に《ドラゴン》をサイクリングしつづける。
三原さん「む!(慌てて浅原さんの墓地を見て)4枚! 1枚くらい分けてくれ」
1枚だけ《ひっかき爪》で消したけど、それくらいじゃどうにもならない。
浅原さんの並べた《隷属器》と《天使》をたまらず《忘却石》で流す三原さんだが、次のターンにまた《隷属器》が出てくる。
三原さん「そりゃ引くわな。4枚入っとるもんな」
三原さんは変異をプレイ。
浅原さんが《隷属器》を起動。
三原さん「まあ、端的に言って、通るかな」←なんか言い方がカッコイイ
後ろで堂山さんが勝利のファンファーレをひそかに口ずさみ始めた。
いろんなことがいっぺんに起きててあんまりよく見えなかったんだけど、浅原さんがコントロールしている三原さんのターンに、《集中》でドローして、兵士とかもフルアタックして、浅原さんが「そ、そのダメージは痛い!」とか言いながら全部スルーしてけっこうなダメージくらったりして、観客みんなして大笑いしながらいつのまにかゲームが終わってた。
2戦目にかかった時間はたぶん30分くらいかな。
準々決勝が16時に始まって、決勝の1戦目が始まったのが確か19:35、表彰式が終わったのが22時だったと思う。
昨日のつづき。
三原さんのターンのエンドに、浅原さんは手にある3枚の《金粉の光/Gilded Light(SCG)》のうち、1枚をサイクリングし、《忘却石》を引いてくる。そののち、場にある《忘却石》を回すが、もみ消される(←最後の《もみ消し》)。
浅原さんのターン。さっき引いた《忘却石》を出し、《巻き直し》される。そののち《神の怒り》を撃ち、場には三原さんの《隷属器》だけが残る。それから《ドラゴン》を出す。
今の手札は《金粉の光》×2、《神の怒り》、《賛美されし天使》の4枚。
浅原さんが《ドラゴン》を出したスタックで三原さんが止まる。浅原さんの墓地を見て「うわ、持ってるじゃん」と言い出す(たぶん《神の怒り》のこと)。5分くらい考えている。
このとき、今井さんがやってきて「どうなった?」と聞く。状況を説明されて「えっ、俺残りライブラリー6枚のときにメシ食いにいったんやけど」。
進藤さんが「そろそろ動きましょう」とせかすと、三原さんは「待ってください。今が一番大事なところなんで」とやや強い口調。
でも、しばらくして「……考えんのだりィ……」
すごい実感のこもったつぶやき。
確かに、ここで思考を放棄したら負けだよな……。
ものすごく考えたあとで最後の《巻き直し》を撃った。浅原さんは変異を出して終了。
三原さんのターン。残りライブラリーはあと1枚。《ドラゴン》を墓地から戻して出し、もう1体出し、変異も出す。エンドに浅原さんの《天使》が表返る。
浅原さんのターン。《神の怒り》。
三原さん「そりゃ、持っとるわな。リセット持ってないわけがないよな」
浅原さん「もう(続ける意味は)ないよね?」
三原さん「もう引けないからね」
ゲームセット。開始時から100分経過。
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サイドボード中に聞こえた会話
三原さん「最後の手札、《金粉の光》×2と《隷属器》ですよね?」
浅原さん「《隷属器》はないよ」
三原さん「引いてくださいよ(笑)」
浅原さん「あんなのゴミだよ(笑)」
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2本目は逆にすごくあっけなかった。
三原さんが先攻だったのに3ターン目に土地が止まって先手後手が逆転し、その後も6ターン目あたりに1回土地を出せないことがあって、「今度は早く終わりそう」と苦笑していた。
順調に土地を出していく浅原さんと対称的に、三原さんは《ドラゴン》を全然引けず、始終つらそうだった。
浅原さんのプレイした《ドラゴン》を苦し紛れに《マナ漏出》してもマナは足りてるし、2枚しかない《復讐》のうちの1枚を土地を探すためにサイクリングしなければならなかったりした。
浅原さんは《隷属器》を張ったまま、あくまで慎重に《ドラゴン》をサイクリングしつづける。
三原さん「む!(慌てて浅原さんの墓地を見て)4枚! 1枚くらい分けてくれ」
1枚だけ《ひっかき爪》で消したけど、それくらいじゃどうにもならない。
浅原さんの並べた《隷属器》と《天使》をたまらず《忘却石》で流す三原さんだが、次のターンにまた《隷属器》が出てくる。
三原さん「そりゃ引くわな。4枚入っとるもんな」
三原さんは変異をプレイ。
浅原さんが《隷属器》を起動。
三原さん「まあ、端的に言って、通るかな」←なんか言い方がカッコイイ
後ろで堂山さんが勝利のファンファーレをひそかに口ずさみ始めた。
いろんなことがいっぺんに起きててあんまりよく見えなかったんだけど、浅原さんがコントロールしている三原さんのターンに、《集中》でドローして、兵士とかもフルアタックして、浅原さんが「そ、そのダメージは痛い!」とか言いながら全部スルーしてけっこうなダメージくらったりして、観客みんなして大笑いしながらいつのまにかゲームが終わってた。
2戦目にかかった時間はたぶん30分くらいかな。
準々決勝が16時に始まって、決勝の1戦目が始まったのが確か19:35、表彰式が終わったのが22時だったと思う。
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