決勝観戦手記・第1部

2003年12月30日
The Finals2003 決勝観戦手記

これだけ読んでもわけわかんないと思うので、
真木さんのレポートと合わせてお読みください。

※浅原さんサイドからお送りします。(文中敬称略)

浅原さん、《平地》と《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》しかない手札はさすがにマリガン。
(フィーチャーマッチの1戦目、《平地》《寺院》《寺院》に《天使》《ドラゴン》とあと何か2枚スペル、という手札はキープ)

浅原さん、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》スタート。
3ターン目の変異は《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》される。

浅原さん、兵士を2体出し、3体追加して三原さんのライフを削りにかかる。手には後続の《天使》もいるが出さずにじっくりと。
返しに《神の怒り/Wrath of God(8ED)》され、続いて《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》を張られる。
これで三原さんがフルタップになったので、浅原さんが《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》を出すと返しで《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》。にらみあいになる。

三原さんは《集中/Concentrate(8ED)》でドローを進める。浅原さんのほうも《ドラゴン》で圧縮を繰り返しているものの、2枚目の《雲上の座》もデッキに3枚入っている《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》も引かない。

三原さんの《ドラゴン》に運命カウンターが載り、《忘却石》にも載った。そして2体目の《ドラゴン》登場。
三原さんの手札はカウンターだらけに違いない。

浅原さんが《神の怒り》を撃ち、場には三原さんの《忘却石》だけが残った。
二人で《ドラゴン》を回して回して……
浅原さんの《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》で三原さんの《忘却石》と変異が流れ、場にはついに何もなくなった。

二人があらためて《ドラゴン》を出し合い、三原さんが《物語の円/Story Circle(8ED)》を、浅原さんが《忘却石》を出し、自分の《ドラゴン》に運命カウンターを載せた。

三原さんがフェッチランドを起動し、ものすごく久しぶりにライフが書き換わった。

浅原さん、《忘却石》を起動し、《物語の円》がなくなった。続けて《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》で兵士を9体出し、《ドラゴン》とともにアタック。
レスポンスで三原さんも兵士を(《巻き直し/Rewind(8ED)》のマナ分は残して)出したが、この攻撃でライフは浅原24:三原4となる。

三原さんの《忘却石》が回ってまた場は一掃される。
三原さんの《ドラゴン》だけが場にあるところで、浅原さんがやっと《隷属器》を引き、即プレイ。
三原は浅原さんの墓地をじっくり見てから《巻き直し》。
これで三原さんがノーガードになったので、《ドラゴン》をプレイ、さらに三原さんのエンドと次のメインに1枚ずつ《隠れ石/Stalking Stones(MRD)》を起動し、攻撃に送り出す。
三原さんは兵士を出してブロックするが、残りライフは1に。

三原さん、《集中》でドローして《復讐》を撃ち、浅原さんの《隠れ石》がなくなる。
浅原さんは《ドラゴン》を出し、《マナ漏出》。
三原さんは《ドラゴン》をプレイ。
浅原さん、再び《ドラゴン》を出し、《マナ漏出》。

あと1点、あと1点なのに! 削れない!

ここで三原さん、ドローしたカードを見て「うわっ」という顔をする(たぶんフェッチランドだろう、なんたって残りライフ1だから)。

三原さん、《隠れ石》を起動し、《ドラゴン》とともに攻撃。浅原さんのライフが減る。
浅原さん、エンドに《正義の命令》を撃ち、《もみ消し/Stifle(SCG)》される。
浅原さんの《神の怒り》で三原さんの《ドラゴン》と《隠れ石》が消える。

ここでゲーム開始から一時間経過。
たびたびヘッドジャッジのジョンさんがやってきて、そのたびに私が「まだ一本目です」という印に指を一本立てると、なんともいえない顔で去っていく、ということが繰り返された(ジョンさんは浅原さんと森田さんの準決勝に立ち会って疲れ果て、テーブルジャッジは進藤さんに代わっていた)。
お互いの墓地を何度も確認し、ライブラリと手札の内容を計算する二人。
三原さんのライブラリーはかなり薄くなっている。
進藤さん「今46ターン目です」

浅原さん、《忘却石》を出したスタックで三原さんが考え込み、止まる。
観客のため息。観客の根気がすごい。
とりあえず《忘却石》は出た。
しかし三原さんの最後の《復讐》で消えた。もしやライブラリ勝負か? という気配。

浅原さん、さらなる《忘却石》を出し、《ドラゴン》らカウンターを載せて、三原さんの手に《もみ消し》さえなければ起動して殴って勝ち、という状況になり、ここで長考。
三原さんのライブラリーはすでに残り4枚。

このときの私の思考:
「なんで浅原さんはこんなときでもこんなに慎重なのだ! 私だったら《もみ消し》あろうとなかろうといいや、殴っちゃえ! ってなるから一生マジック強くなれないんだけどさ!」

ここで会田さんが来て(ゲーム開始後80分経過)、3本先取の予定だったが2本先取にしたいという申し入れが入る。
慶太さんがテーブルでレポートを書いてる真木さんに気を利かせて缶コーヒーを買ってくる。進藤さんがそれを見て「オレも欲しい、っていうか腹減った」という話になり、二人して牛丼とか言い始める。

長いこと考えた末、浅原さんは2体目の《ドラゴン》を出し、エンド。
三原さん「終わりっすか! マジっすか」

三原さん、エンドに兵士を18体出し、《ドラゴン》とともにアタック。兵士17体分が通り、浅原さんのライフも残り1になる。
なんとなく観客に広がるざわめき。
ここで浅原さんがポンと机を叩いて「もー、つかれた!」とこぼす。
三原さん、「最後の勝ち手段」と言いながら追加で《隠れ石》と《ドラゴン》を出す。兵士も17体生き残っている。さらに《隷属器》を出す。そして三原さんの残りライブラリーは2枚。

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文字数制限に引っかかるので今日はここまで。
っていうかここでこういうテキストを書くのは
基本的に間違ってるよね。

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