唐橋充大特集!
2003年8月20日東映ヒーローマガジン(だったかな)を立ち読み
していたら、「唐橋さんはプライベートでもブッ
飛んでる人だ」というコメントが出てきて「へぇ」
ボタンを連打しようかと思ったんですが、私の
知っているイメージだと「めちゃくちゃ腰の低い
はにかみやのいい人で、絵が上手くて天才肌」
という感じなんですよねぇ。
今日は私が今二番目に好きな俳優、唐橋さんの話。
単に自分のための文章で、知らない人が読んでも
ちっとも面白くないのを最初に断っておきます。
ファンになったきっかけは、唐橋さんが早稲田の
「Cretan Crete」という劇団に所属していたときに
見に行ったことなんですが、今数えてみると実は
3本しかクリクリの公演を見ていませんでした。
「SIS〜ボクの彼女は多重人格〜」
「ヴァンパイア・ハンター」
「SINBAD」
そのほか、客演として次の2本を見てます。
X-QUEST「血む娘。ザ・ヴァンパイア」
ニュアンサー「流星 LOVES YOU」
それぞれのストーリーと唐橋さんが演じていた
役柄の覚書と芝居の感想です。
-------------------------------------------
「SIS〜ボクの彼女は多重人格〜」
ストーリー:多重人格の彼女の心の中に迷い込んだ
主人公の青年が、心の森を探索し、各人格との対話を
通して彼女の過去やトラウマを知っていく。
役柄:多重人格の「彼女」が頼りにしている
精神科医。患者思いのいい医者なんだけど、
唐橋さんのあの独特の喋り方や妙にカッコいい
動きのせいで、「この医者は絶対悪い人だ」と
かなり最後のほうまで信じていた。
感想:初クリクリ観劇。「美男美女しかいない劇団」
というのが第一印象で、(男女一人ずつ例外はいる
ものの)入団時に写真オーディションがあるんじゃ
ないかと思うほどだった。
「ヴァンパイア・ハンター」
ストーリー:ヴァンパイア・ハンターの男とその
弟子の少年は、ヴァンパイア一族が住まう城へ
攻め入るが、返り討ちにあう。男は命からがら
逃げ出すが、弟子はヴァンパイアの女王に捕らわれ、
「死にたくない」と願ったことから一族として迎え
入れられる。一族の確執や権力争いの中、彼は
徐々に力をつけ、一族のほかのヴァンパイアたちや
新たなヴァンパイア・ハンターを滅ぼしていく。
ラストシーンで彼は、すっかり年をとったかつての
師匠に再会、人間の心を思い出しかけるが、彼を
一刀のもとに切り捨てて闇の中へ駆け戻っていく。
役柄:主人公。栗本薫が飽きもせず多用する
「若くて美しい男」という単語が、これほど似合う
人はいまいと思ったね。黒ずくめの、ぴったりした
衣装にマントひるがえして、女王の与える血を啜る。
感想:耽美。ゴージャス。ロマンチック。
ゴシック・エンターテインメント。
内容は「V:tM」の初心者向け紹介。ケイティフ
とか血の契りとかの細かい部分も出てきたから、
たぶん作者はルールブックを読んだと思われる。
ヴァンパイア・ハンターの師匠と弟子の関係が
やたら「萌え〜」な感じでドキドキした(笑)
だって、師匠はどんどん老いぼれていくのに、
弟子だけいつまでも若くて美しいままなんだよ。
「SINBAD」
ストーリー:実はシンドバッドの話ではなく、
シェヘラザードととその夫シャハリヤールの話。
シェヘラザードの語る冒険物語の世界に入り
込んだシャハリヤール王は、シンドバッド一味
との冒険を通じて人間的に成長し、かつて妻に
裏切られたトラウマを克服してシェヘラザードと
幸せに暮らす。めでたしめでたし。
役柄:やっぱり主人公のシャハリヤール王。
感情の起伏の激しい役で難しそうだった。
感想:当時は知る由なけれど、これがクリクリの
最後の公演。普通のファンタジー・エンター
テインメント。音楽がよかったなぁ。
X-QUEST「血む娘。ザ・ヴァンパイア」
ストーリー:ヴァンパイアの女と人間の男が恋を
するが、女はやはり人に混じっては暮らせないと
生まれた男の子を連れて去ってしまう。
残された男はヴァンパイアと人間が共存できる
世界を作ろうと考え、子宮の代わりに血溜め袋を
取り付けた「娘」を作り出す。
一方その頃、街ではヴァンパイアの仕業と噂される
連続殺人事件が起きる。その容疑者である貴族の
家で、ヴァンパイアの少年と血を生む娘は出会い、
さまざまな脇役たちとともに世界との戦いに
巻き込まれていく。
(※うーむ、あらすじの書きにくい芝居だ……)
役柄:警察にヴァンパイアではないかと疑われる
貴族の「ビューティ様」。実は単なる血依存症
(アルコール中毒みたいなものらしい)で、
処女のメイドを大勢雇ってその血を飲んでいた。
ふんわりした白い袖の王子様みたいな衣装で、
ダンスのピルエットが無茶苦茶キレイで、でも
喋り方はすごくヘン。
感想:この作品だけビデオを持ってるんだけど、
実際に見たときの「すげぇ!!」って感動がビデオ
では全然伝わらなくてもったいない。照明と音楽、
殺陣とダンスとたたみかける台詞回し、唐橋さんの
美しい身のこなしも全部私の記憶の中にだけある。
ニュアンサー「流星 LOVES YOU」
ストーリー:眠ってばかりいる主人公の少女の
引越しを手伝うため、集まる友人や元彼氏たちの
絡み合う人間模様を、少女の夢の中の荒唐無稽な
イメージと交錯させて描く。
役柄:主人公の、別れたばかりの大学生の彼氏。
ボランティアに従事していて、次は東ティモールに
行くことになっており、彼女を連れて行くことが
できないので別れた。頭のてっぺんからつま先まで
正真正銘の「いい人」。こんないい人が実際いたら、
惚れることは間違いないけど完璧すぎて息が詰まる。
喋り方はごく普通。眼鏡かけてるのがまた素敵。
しかし少女の夢の中のシーンでは、なぜかバレリーナ
みたいな異常な露出度の高い衣装で現れ、ぐるぐる
回って踊っていた。もうちょっと仕事選べよ……。
感想:芝居はかなりつまらなかったんだけど、
決して偽善者っぽくならない、唐橋さんの笑顔の
さわやかさと、ラストシーンで決めたバク中が
やたらと印象的。
あと、少年社中「黄」公演のときに、唐橋さんが
客だしをやってて、廿浦さんあての差し入れを
渡そうと私がうろうろしていたら、「お呼び
しましょうか?」と声をかけてもらったことがある。
すごく腰が低くていい人というイメージはその時の
会話や、クリクリ公演のときにお客さんから
差し入れをもらったりしているときのようすから
私が勝手に抱いたものだ。
でも、どの公演のときも、最後に役者が舞台に揃って
頭を下げるとき、一番最後まで頭を上げないのは必ず
唐橋さんだったよ。
--------------------------------------------
http://www2.neweb.ne.jp/wd/crecre/
↑ここで唐橋さんの絵なんかが見られます。
劇団自体はもうありません。
こんなに長々と書いて結局何が言いたかったかと
いうと、劇場版555を早いとこ見たいな、と。
していたら、「唐橋さんはプライベートでもブッ
飛んでる人だ」というコメントが出てきて「へぇ」
ボタンを連打しようかと思ったんですが、私の
知っているイメージだと「めちゃくちゃ腰の低い
はにかみやのいい人で、絵が上手くて天才肌」
という感じなんですよねぇ。
今日は私が今二番目に好きな俳優、唐橋さんの話。
単に自分のための文章で、知らない人が読んでも
ちっとも面白くないのを最初に断っておきます。
ファンになったきっかけは、唐橋さんが早稲田の
「Cretan Crete」という劇団に所属していたときに
見に行ったことなんですが、今数えてみると実は
3本しかクリクリの公演を見ていませんでした。
「SIS〜ボクの彼女は多重人格〜」
「ヴァンパイア・ハンター」
「SINBAD」
そのほか、客演として次の2本を見てます。
X-QUEST「血む娘。ザ・ヴァンパイア」
ニュアンサー「流星 LOVES YOU」
それぞれのストーリーと唐橋さんが演じていた
役柄の覚書と芝居の感想です。
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「SIS〜ボクの彼女は多重人格〜」
ストーリー:多重人格の彼女の心の中に迷い込んだ
主人公の青年が、心の森を探索し、各人格との対話を
通して彼女の過去やトラウマを知っていく。
役柄:多重人格の「彼女」が頼りにしている
精神科医。患者思いのいい医者なんだけど、
唐橋さんのあの独特の喋り方や妙にカッコいい
動きのせいで、「この医者は絶対悪い人だ」と
かなり最後のほうまで信じていた。
感想:初クリクリ観劇。「美男美女しかいない劇団」
というのが第一印象で、(男女一人ずつ例外はいる
ものの)入団時に写真オーディションがあるんじゃ
ないかと思うほどだった。
「ヴァンパイア・ハンター」
ストーリー:ヴァンパイア・ハンターの男とその
弟子の少年は、ヴァンパイア一族が住まう城へ
攻め入るが、返り討ちにあう。男は命からがら
逃げ出すが、弟子はヴァンパイアの女王に捕らわれ、
「死にたくない」と願ったことから一族として迎え
入れられる。一族の確執や権力争いの中、彼は
徐々に力をつけ、一族のほかのヴァンパイアたちや
新たなヴァンパイア・ハンターを滅ぼしていく。
ラストシーンで彼は、すっかり年をとったかつての
師匠に再会、人間の心を思い出しかけるが、彼を
一刀のもとに切り捨てて闇の中へ駆け戻っていく。
役柄:主人公。栗本薫が飽きもせず多用する
「若くて美しい男」という単語が、これほど似合う
人はいまいと思ったね。黒ずくめの、ぴったりした
衣装にマントひるがえして、女王の与える血を啜る。
感想:耽美。ゴージャス。ロマンチック。
ゴシック・エンターテインメント。
内容は「V:tM」の初心者向け紹介。ケイティフ
とか血の契りとかの細かい部分も出てきたから、
たぶん作者はルールブックを読んだと思われる。
ヴァンパイア・ハンターの師匠と弟子の関係が
やたら「萌え〜」な感じでドキドキした(笑)
だって、師匠はどんどん老いぼれていくのに、
弟子だけいつまでも若くて美しいままなんだよ。
「SINBAD」
ストーリー:実はシンドバッドの話ではなく、
シェヘラザードととその夫シャハリヤールの話。
シェヘラザードの語る冒険物語の世界に入り
込んだシャハリヤール王は、シンドバッド一味
との冒険を通じて人間的に成長し、かつて妻に
裏切られたトラウマを克服してシェヘラザードと
幸せに暮らす。めでたしめでたし。
役柄:やっぱり主人公のシャハリヤール王。
感情の起伏の激しい役で難しそうだった。
感想:当時は知る由なけれど、これがクリクリの
最後の公演。普通のファンタジー・エンター
テインメント。音楽がよかったなぁ。
X-QUEST「血む娘。ザ・ヴァンパイア」
ストーリー:ヴァンパイアの女と人間の男が恋を
するが、女はやはり人に混じっては暮らせないと
生まれた男の子を連れて去ってしまう。
残された男はヴァンパイアと人間が共存できる
世界を作ろうと考え、子宮の代わりに血溜め袋を
取り付けた「娘」を作り出す。
一方その頃、街ではヴァンパイアの仕業と噂される
連続殺人事件が起きる。その容疑者である貴族の
家で、ヴァンパイアの少年と血を生む娘は出会い、
さまざまな脇役たちとともに世界との戦いに
巻き込まれていく。
(※うーむ、あらすじの書きにくい芝居だ……)
役柄:警察にヴァンパイアではないかと疑われる
貴族の「ビューティ様」。実は単なる血依存症
(アルコール中毒みたいなものらしい)で、
処女のメイドを大勢雇ってその血を飲んでいた。
ふんわりした白い袖の王子様みたいな衣装で、
ダンスのピルエットが無茶苦茶キレイで、でも
喋り方はすごくヘン。
感想:この作品だけビデオを持ってるんだけど、
実際に見たときの「すげぇ!!」って感動がビデオ
では全然伝わらなくてもったいない。照明と音楽、
殺陣とダンスとたたみかける台詞回し、唐橋さんの
美しい身のこなしも全部私の記憶の中にだけある。
ニュアンサー「流星 LOVES YOU」
ストーリー:眠ってばかりいる主人公の少女の
引越しを手伝うため、集まる友人や元彼氏たちの
絡み合う人間模様を、少女の夢の中の荒唐無稽な
イメージと交錯させて描く。
役柄:主人公の、別れたばかりの大学生の彼氏。
ボランティアに従事していて、次は東ティモールに
行くことになっており、彼女を連れて行くことが
できないので別れた。頭のてっぺんからつま先まで
正真正銘の「いい人」。こんないい人が実際いたら、
惚れることは間違いないけど完璧すぎて息が詰まる。
喋り方はごく普通。眼鏡かけてるのがまた素敵。
しかし少女の夢の中のシーンでは、なぜかバレリーナ
みたいな異常な露出度の高い衣装で現れ、ぐるぐる
回って踊っていた。もうちょっと仕事選べよ……。
感想:芝居はかなりつまらなかったんだけど、
決して偽善者っぽくならない、唐橋さんの笑顔の
さわやかさと、ラストシーンで決めたバク中が
やたらと印象的。
あと、少年社中「黄」公演のときに、唐橋さんが
客だしをやってて、廿浦さんあての差し入れを
渡そうと私がうろうろしていたら、「お呼び
しましょうか?」と声をかけてもらったことがある。
すごく腰が低くていい人というイメージはその時の
会話や、クリクリ公演のときにお客さんから
差し入れをもらったりしているときのようすから
私が勝手に抱いたものだ。
でも、どの公演のときも、最後に役者が舞台に揃って
頭を下げるとき、一番最後まで頭を上げないのは必ず
唐橋さんだったよ。
--------------------------------------------
http://www2.neweb.ne.jp/wd/crecre/
↑ここで唐橋さんの絵なんかが見られます。
劇団自体はもうありません。
こんなに長々と書いて結局何が言いたかったかと
いうと、劇場版555を早いとこ見たいな、と。
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