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4月4日の日記
2020年4月4日●「エンダーのゲーム」の新旧訳を読み比べた話
「エンダーのゲーム」は3本の指に入るくらい好きなSF小説である。
話は子供が世界のために無理やり戦わされるよくあるもので、いかにしてゲームのルールに抜け穴を見つけて強い敵に勝つかが描かれ、主人公が天才でいわゆるオレツエー系なので、読んでて痛快で面白い。一方で、ラストになって唐突に哲学的な悲しさをぶつけてくるところも好き。特に、ピーターという魅力的なキャラクターがお気に入り。
しかし旧訳はわかりづらい。直訳調なだけで誤訳ではないので、こっちのほうが合う人ももちろんいると思うが、日本語としてこなれてない感じでとにかく読みづらい。新訳は読んだことがなかったので、今回旧訳と並べて読んでみた。
よくわからないままなんとなく読んでいた部分が、新訳によって明快になり「ああこれってそういうことだったのか」とスッキリすることが多かった。
さなぎをかえすために樹液が必要という下りが新訳で消えていたり、たまに少しだけ違う部分があるが、原作ではどうなってるんだろう?
結論としては、今から読むなら新訳を勧めるが、よくわからない部分があっても話の本筋が面白かったから旧訳でもよかったんだなとわかった。もともと旧訳で「この話は合わないな」と思った人は、新訳で読み直したら好きになるわけではないだろう。
続編「死者の代弁者」(名作!)も新訳が出ていたことを知ったので、次はこっちも読み比べたい。
「エンダーのゲーム」は3本の指に入るくらい好きなSF小説である。
話は子供が世界のために無理やり戦わされるよくあるもので、いかにしてゲームのルールに抜け穴を見つけて強い敵に勝つかが描かれ、主人公が天才でいわゆるオレツエー系なので、読んでて痛快で面白い。一方で、ラストになって唐突に哲学的な悲しさをぶつけてくるところも好き。特に、ピーターという魅力的なキャラクターがお気に入り。
しかし旧訳はわかりづらい。直訳調なだけで誤訳ではないので、こっちのほうが合う人ももちろんいると思うが、日本語としてこなれてない感じでとにかく読みづらい。新訳は読んだことがなかったので、今回旧訳と並べて読んでみた。
よくわからないままなんとなく読んでいた部分が、新訳によって明快になり「ああこれってそういうことだったのか」とスッキリすることが多かった。
さなぎをかえすために樹液が必要という下りが新訳で消えていたり、たまに少しだけ違う部分があるが、原作ではどうなってるんだろう?
結論としては、今から読むなら新訳を勧めるが、よくわからない部分があっても話の本筋が面白かったから旧訳でもよかったんだなとわかった。もともと旧訳で「この話は合わないな」と思った人は、新訳で読み直したら好きになるわけではないだろう。
続編「死者の代弁者」(名作!)も新訳が出ていたことを知ったので、次はこっちも読み比べたい。
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