3月9日の日記

2014年3月9日
○「モネ、風景をみる眼」西洋美術館

事情があって最終日に行くことになり、朝一で行ったけど大変混んでいて、最初のほうの絵は飛ばさざるを得なかった。夜まで時間延長してるくらいなんで朝のほうがいいかと思ったんだけど、遅い時間のほうがましなのかな?

ある程度進むと絵はまあまあ快適に見られるようになるけど、解説文は相変わらずとても字が小さくて、薄暗いから読みづらい。人の隙間から首をひょこひょこ動かして一生懸命に読まなければならず、疲れて頭が痛くなってしまった。こないだのラファエル前派展でも解説が小さくて、お年寄りとか全然読めないだろうと思ったんだけど、あれは音声ガイドを借りさせようという目論見なんだろうか?

実は西洋美術館とポーラ美術館の所蔵品による展覧会なので、そこまでレアな絵は出てない。にもかかわらずこの混みよう、やっぱりモネ人気はすごいんだなと思った。複製画にも大量に売約のシールが貼られてたし、図録は売り切れで注文販売になってた。

展示としては、同時代のほかの作家のものも合わせて紹介したりしているんだけど、やや説明不足で、あんまり統一感がないというか、しっかりとしたテーマに欠ける印象を受けた。でも似た構図で違う作風の絵を並べて比較したりしているところはおもしろかった。

ここ何年かでかなりシニャック好きになってきた。青とオレンジとピンクとエメラルドグリーンの明るい色彩がすばらしくきれい!

あと、別にムンクの版画展示をやっていたんだけど、絵本みたいな連作があって、シュールでおもしろかった。
アルファとオメガという、アダムとイブみたいな男女が無人島にいて、アルファはオメガを愛したけどオメガは島の動物たちと浮気を繰り返して島を出て行ってしまいました。すると動物や人もどきがアルファのもとにやってきて「お父さん」と呼んだのでアルファはうんざりしました。しばらくするとオメガが戻ってきて、アルファは怒って助走をつけて殴りました。オメガは死んだ。アルファは動物たちに噛み殺され、あとにはろくでもないやつらが残ってヒャッハーってなりましたとさ。
というような話だった! ろくでもないやつらの絵がやばかった。
※撮影可なので、検索すると絵も見られます


※だいぶ前に書いて載せるの忘れてた
○少年社中「贋作・好色一代男」紀伊国屋ホール

旗揚げから見てきた身としては、劇場が大きい!チケットが高い!ゲストが多い!って印象の、「小劇場系」と対照的な……大劇場系?っていうのか?
15周年記念公演ということでそのへん力が入ってたと思う。普通にチケット取れなかったし。

席が一番端だったからか、たまに小声の台詞が聞き取れなかったり(マイクは入ってたんだけど)、最初の群唱がバラバラで(客席とかでも分かれて言ってたからしょうがなさそうだけど)、いまいち舞台に入り込めず一歩引いてしまってた感じがあり、そうなると「人数が少ないシーンはもうちょっとキュッと引きしめた感じにしてほしいなぁ」とか「歌はいらないと思うけどファンサービス的に仕方がないのかなぁ」とか批判的な視線で見てしまう。

全体に豪華で特に衣装は素晴らしかったし、今までにないくらい下ネタ全開だったけど下品ではなくて笑える部分が多くて、主演の人が予想以上に魅力的だった。唐橋さんはいい役者だなあと思った。遠目に見て「むさいオカマ」になりきっていた長谷川さんの見分けがつかなかった。
あとパンフの写真が素晴らしかったのと昔の話が面白かったので買って良かった。
2時間超える長さがあったので間延びした感はあったかもなー。せっかくの節目の公演だし、もうちょっとだけ完成度を上げられたんじゃないかと思うけど、これだけ出演者が多いと全員集まって通し稽古をする機会も少ないんだろうか。

それより次回がネバーランド再演というのが嬉しい。あれはぜひまた何度でも見たい。また唐橋フックなんだろうか?ワニ神さまは?

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