| メイン |
2月4日の日記
2014年2月4日○映画「エンダーのゲーム」
※ややネタバレを含む感想
今見に行かないと当分見られないということで、隙間を縫って見に行った。
原作はSFの中でも5本の指に入るくらい好きなので、映画化されてうれしい。
ものすごくはしょられてはいたけど長い話だからしょうがない。バトルルームとマインドゲームをちゃんと表現してくれたから満足。暴力と優しさの間を揺れ動きながら敵に共感するというテーマもちゃんと表現できていたと思う。
ラストで「あっ出てきちゃうんだ?」とは思ったけど。
不満点は、ピーターが単なる暴力兄貴のチョイ役だったこと。ピーターはかなり好きなキャラなのに……。できれば兄姉の話も見たかった。
レディースデイだったのに観客がオジサンだらけだった。
○「クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」 世田谷文学館
芦花公園という駅に初めて行った。
チケットがとてもいい感じの手触りの厚紙に星の型抜きがしてあって素敵。
最初に「棚卸し」コーナーがあって、いっぱい並んだ白い箱に今までの各種の作品などが収められている。
未来から来た本やムーンシャイナーなど、過去の作品に出てきたアイテムの実物が目の前に実在してる!というだけでテンションがあがる。本物の昔のチラシとかも混ざってて、それを見て「すごくクラフト・エヴィング商會っぽい」と思うのが面白い。
そのあと暗い路地があり、「一角獣」という古書店の店頭が作ってある。本物の古書と架空のアンティークが混ざった、古びて秘密めいたウインドーが素敵すぎる。ドアが開かないか試してしまった。
男の子的な中二病が「封印された黒き堕天使の『対価を求めし聖闇の遺物』がついに覚醒してしまうのか……!」みたいなものだとすると、どっちかというと女の子的な中二病として、長野まゆみを読んではきれいなガラス瓶と羽根ペンと鍵付きの日記帳を集めて、架空の友達に呼びかける形で日記やポエムを書いたりするような、そういう時期があると思うんだけど(少なくとも私にはあった)、その頃来てたら卒倒しかねないほどファンタジックかつセピア色な感じ。
隣に工房という、大量のメモや新作のイラストプロットが貼ってある部屋があって、ラジオドラマのようなものが聞けるところもあったんだけど、一人だけの小説のほうには興味がないのでスルーしてしまった。
最後に今まで手掛けた装丁の本がずらっと並んでいる。教科書なんかもやってて、それで勉強できるのはうらやましい。
お客さんの感想ノートがあって、上手なイラストが入っていたり、「たくさんの扉が手に入りました」みたいな、いかにもなコメントをつい探してしまった。
二階の企画展を出て降りたら、庭園の立派な鯉がたくさんいる池の背後に紅梅が咲いてて、大ひらの雪が降っててとてもきれいだった。
※かけらが大きい雪のことを、「大粒の雪」って言うのは変だなと思ってちょっと調べたが「牡丹雪」以外の言い方があまり見つからなかった。とりあえず「大片の雪」がかっこいいんじゃないかと思ったけどどうだろう。
一階のコレクション展は旅にまつわる資料を集めてあって、これもけっこう面白かった。ただスペース的には狭いので、わざわざ来るにはやや物足りなさは否めない。あと時間が合わなくてからくり仕掛けが見られなかったのがちょっともったいなかった。
※ややネタバレを含む感想
今見に行かないと当分見られないということで、隙間を縫って見に行った。
原作はSFの中でも5本の指に入るくらい好きなので、映画化されてうれしい。
ものすごくはしょられてはいたけど長い話だからしょうがない。バトルルームとマインドゲームをちゃんと表現してくれたから満足。暴力と優しさの間を揺れ動きながら敵に共感するというテーマもちゃんと表現できていたと思う。
ラストで「あっ出てきちゃうんだ?」とは思ったけど。
不満点は、ピーターが単なる暴力兄貴のチョイ役だったこと。ピーターはかなり好きなキャラなのに……。できれば兄姉の話も見たかった。
レディースデイだったのに観客がオジサンだらけだった。
○「クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」 世田谷文学館
芦花公園という駅に初めて行った。
チケットがとてもいい感じの手触りの厚紙に星の型抜きがしてあって素敵。
最初に「棚卸し」コーナーがあって、いっぱい並んだ白い箱に今までの各種の作品などが収められている。
未来から来た本やムーンシャイナーなど、過去の作品に出てきたアイテムの実物が目の前に実在してる!というだけでテンションがあがる。本物の昔のチラシとかも混ざってて、それを見て「すごくクラフト・エヴィング商會っぽい」と思うのが面白い。
そのあと暗い路地があり、「一角獣」という古書店の店頭が作ってある。本物の古書と架空のアンティークが混ざった、古びて秘密めいたウインドーが素敵すぎる。ドアが開かないか試してしまった。
男の子的な中二病が「封印された黒き堕天使の『対価を求めし聖闇の遺物』がついに覚醒してしまうのか……!」みたいなものだとすると、どっちかというと女の子的な中二病として、長野まゆみを読んではきれいなガラス瓶と羽根ペンと鍵付きの日記帳を集めて、架空の友達に呼びかける形で日記やポエムを書いたりするような、そういう時期があると思うんだけど(少なくとも私にはあった)、その頃来てたら卒倒しかねないほどファンタジックかつセピア色な感じ。
隣に工房という、大量のメモや新作のイラストプロットが貼ってある部屋があって、ラジオドラマのようなものが聞けるところもあったんだけど、一人だけの小説のほうには興味がないのでスルーしてしまった。
最後に今まで手掛けた装丁の本がずらっと並んでいる。教科書なんかもやってて、それで勉強できるのはうらやましい。
お客さんの感想ノートがあって、上手なイラストが入っていたり、「たくさんの扉が手に入りました」みたいな、いかにもなコメントをつい探してしまった。
二階の企画展を出て降りたら、庭園の立派な鯉がたくさんいる池の背後に紅梅が咲いてて、大ひらの雪が降っててとてもきれいだった。
※かけらが大きい雪のことを、「大粒の雪」って言うのは変だなと思ってちょっと調べたが「牡丹雪」以外の言い方があまり見つからなかった。とりあえず「大片の雪」がかっこいいんじゃないかと思ったけどどうだろう。
一階のコレクション展は旅にまつわる資料を集めてあって、これもけっこう面白かった。ただスペース的には狭いので、わざわざ来るにはやや物足りなさは否めない。あと時間が合わなくてからくり仕掛けが見られなかったのがちょっともったいなかった。
| メイン |
コメント