●サカナクション 幕張メッセ(5/18)
Bブロックの最後方、やや右寄り。最初に立っていた場所だと、前に背の高い人がいてステージとスクリーンが見づらかったので少し移動したら、右手の柱で音が少しさえぎられるけど視界は開けた。客層はおしゃれ大学生みたいな二人連れ以上が圧倒的に多い気がしたが、子ども連れとかもいた。
最初に「一部6.1chのドルビーサラウンドでお送りします」というメッセージとともに、音が周囲をぐるぐる回る、映画館で流れるようなドルビーの宣伝が入って思わず「すっげー!!」ってなる。ステージ脇、左右、後方左右に低音を加えて6.1ch。スピーカー228個だったかな?
水の上に出ると魚が仰向けに空を飛び、水の中に沈むとさかさになった街並みが見えるという最初の映像がとてもきれいだけど、さすがにスクリーンが遠くて小さい。
全体的に、照明・演出と音楽の融合度合いはすごい総合芸術の域に達しており、ネイティヴダンサーの前に降った雪(泡のかたまりみたいで、触るとシャボン玉みたいにべたべたしていたが、乾くと何も残らない不思議な素材。紙吹雪と違って後片付けがいらない)とか、スクリーンの映像と合わせて演出全体を体感するライブになっている。オイルアートも健在、より生き物のような動きでレベルが上がっているように感じた。
ホーリーダンスのあたりで、LED照明が色を変えながら物理的に上下する仕掛けは、よく実現したなと感嘆した。28個もあるから、絶対途中で1つ2つ動かなくなったり、色が変わらなくなったりして無様なことになりそうだけど(実際1つ止まって消されたらしい)、よくやったなあ。サーカスみたいなアナログな動きとデジタルな輝きがあいまって、目をひきつけた。
MUSICの、Aメロ2回目から入るポロンという音がすごく好きなんだけど、一郎が歌い始めてからも手拍子がやまなくて、激しい怒りを覚えた。「歌ってんのに手拍子すんなよ!MUSICに手拍子なんて致命的に合わないだろ!!」と瞬間的に脳内で激昂したあと、「なんでそこまで怒ってんだ……」と冷静になった。後ろのCブロックからけっこう手拍子が起きるんだけど、遠いから「参加している感」が欲しいという気持ちの表れなんだろう。
サビに入るところも好きなんだけど、そこまでMacに5人並んでて、タメを作ってスモークで隠してバンド編成の位置まで移動してからサビが始まるので、ちょっと間が空いてしまうのはしょうがない。サビは周囲から音に包まれて気持ちよかった。
Aoiが一番よかった。コーラスのサラウンドが全方位からうわーっと聞こえて、大聖堂で合唱聞いてるみたいだった。サビで青い風船柱が立ち昇り、サビが終わるとともに空気が抜けてつぶれるんじゃなくて、根元を切り離されて空に舞い上がるのがよかった。見てたらライブパワーの人が拾いに行ってたけど、あれをまた送風機にとりつけて3回分のサビを繰り返したんだろうか。意外と地道。
音響とか関係者にはかなり絶賛されているけど、サラウンドが使われる曲は一部だけで、ほとんどは正面のスピーカーからしか音が出ていないので、幕張後方はさすがに音がモワモワしていてきつかった。もう少し前で見られたら全然違ったと思う。さすがに遠すぎて、映画館でブルーレイ見てるみたいな、ステージが切り離された別世界感があった。サカナクションは大きいステージが合うけど、せめて幕張じゃなくて横アリとかだったら……。
アンコールの、白衣のような衣装に紫外線で色がつくとか、夜の踊り子で日本舞踊が披露されたりとか、仕掛けがいろいろあったけどよく見えなかったから、映像で見ないと全容がわからない。WOWOWでやるらしいけど、ブルーレイもちゃんと発売するかな?
アンコールのラストにナイトフィッシングか藍色をやれば、コーラスに包まれて感動的だと思ったけど、やらなかった。アルバムツアーだから仕方ないが、2日目はやったらしくてずるい。
エンディングのスタッフロールの文字が、おしゃれで小さくて全然見えなかった。
●フジファブリック NHKホール(Voyagerツアーファイナル)
ダイちゃんがパイプオルガンを弾くオープニング。難しいだろうに、いつ練習したのか。特に曲というのではなく和音をカッコよく弾いてたが、途中でTIME TO COUNT DOWNの早弾きを始めて会場がヤヤウケ。あとでMCで感想を求められて「神になった気分だった」と言っていた。
3階後方右端あたりという非常に高くて遠い席で、エコーで全部の音が一緒くたにまとまって聞こえてくる。全体のバランスは悪くなかったけど歌声がハッキリ分かれてなくて残念だった。Fireの最後のむちゃくちゃになってるところもほとんどドラムの音しかわからなかったし。
スモールワールドで始まり、アルバムの曲はたぶん全部やった気がする。そのぶん古い曲は少なかった。
自分勝手エモーションの間奏の、YESのシベリアン・カートゥルみたいな刻むところで思いっきり拳を振れたので大満足。流線形のライトはキラキラしてきれいだった。どこだったか、ダイちゃんが立って足でキーボードを弾いて会場とかけあいしてるところが面白かった。STARは初めの曲というイメージがあるので、これを最後にやるともう一週ライブが始まりそうな気になる。グッズ紹介とかなく、MCが普通でちょっと残念だった。
サポートギターがあると音が厚く、総君がギターなしでやや頼りなげに立って歌う瞬間も見られて良かった。
Bブロックの最後方、やや右寄り。最初に立っていた場所だと、前に背の高い人がいてステージとスクリーンが見づらかったので少し移動したら、右手の柱で音が少しさえぎられるけど視界は開けた。客層はおしゃれ大学生みたいな二人連れ以上が圧倒的に多い気がしたが、子ども連れとかもいた。
最初に「一部6.1chのドルビーサラウンドでお送りします」というメッセージとともに、音が周囲をぐるぐる回る、映画館で流れるようなドルビーの宣伝が入って思わず「すっげー!!」ってなる。ステージ脇、左右、後方左右に低音を加えて6.1ch。スピーカー228個だったかな?
水の上に出ると魚が仰向けに空を飛び、水の中に沈むとさかさになった街並みが見えるという最初の映像がとてもきれいだけど、さすがにスクリーンが遠くて小さい。
全体的に、照明・演出と音楽の融合度合いはすごい総合芸術の域に達しており、ネイティヴダンサーの前に降った雪(泡のかたまりみたいで、触るとシャボン玉みたいにべたべたしていたが、乾くと何も残らない不思議な素材。紙吹雪と違って後片付けがいらない)とか、スクリーンの映像と合わせて演出全体を体感するライブになっている。オイルアートも健在、より生き物のような動きでレベルが上がっているように感じた。
ホーリーダンスのあたりで、LED照明が色を変えながら物理的に上下する仕掛けは、よく実現したなと感嘆した。28個もあるから、絶対途中で1つ2つ動かなくなったり、色が変わらなくなったりして無様なことになりそうだけど(実際1つ止まって消されたらしい)、よくやったなあ。サーカスみたいなアナログな動きとデジタルな輝きがあいまって、目をひきつけた。
MUSICの、Aメロ2回目から入るポロンという音がすごく好きなんだけど、一郎が歌い始めてからも手拍子がやまなくて、激しい怒りを覚えた。「歌ってんのに手拍子すんなよ!MUSICに手拍子なんて致命的に合わないだろ!!」と瞬間的に脳内で激昂したあと、「なんでそこまで怒ってんだ……」と冷静になった。後ろのCブロックからけっこう手拍子が起きるんだけど、遠いから「参加している感」が欲しいという気持ちの表れなんだろう。
サビに入るところも好きなんだけど、そこまでMacに5人並んでて、タメを作ってスモークで隠してバンド編成の位置まで移動してからサビが始まるので、ちょっと間が空いてしまうのはしょうがない。サビは周囲から音に包まれて気持ちよかった。
Aoiが一番よかった。コーラスのサラウンドが全方位からうわーっと聞こえて、大聖堂で合唱聞いてるみたいだった。サビで青い風船柱が立ち昇り、サビが終わるとともに空気が抜けてつぶれるんじゃなくて、根元を切り離されて空に舞い上がるのがよかった。見てたらライブパワーの人が拾いに行ってたけど、あれをまた送風機にとりつけて3回分のサビを繰り返したんだろうか。意外と地道。
音響とか関係者にはかなり絶賛されているけど、サラウンドが使われる曲は一部だけで、ほとんどは正面のスピーカーからしか音が出ていないので、幕張後方はさすがに音がモワモワしていてきつかった。もう少し前で見られたら全然違ったと思う。さすがに遠すぎて、映画館でブルーレイ見てるみたいな、ステージが切り離された別世界感があった。サカナクションは大きいステージが合うけど、せめて幕張じゃなくて横アリとかだったら……。
アンコールの、白衣のような衣装に紫外線で色がつくとか、夜の踊り子で日本舞踊が披露されたりとか、仕掛けがいろいろあったけどよく見えなかったから、映像で見ないと全容がわからない。WOWOWでやるらしいけど、ブルーレイもちゃんと発売するかな?
アンコールのラストにナイトフィッシングか藍色をやれば、コーラスに包まれて感動的だと思ったけど、やらなかった。アルバムツアーだから仕方ないが、2日目はやったらしくてずるい。
エンディングのスタッフロールの文字が、おしゃれで小さくて全然見えなかった。
●フジファブリック NHKホール(Voyagerツアーファイナル)
ダイちゃんがパイプオルガンを弾くオープニング。難しいだろうに、いつ練習したのか。特に曲というのではなく和音をカッコよく弾いてたが、途中でTIME TO COUNT DOWNの早弾きを始めて会場がヤヤウケ。あとでMCで感想を求められて「神になった気分だった」と言っていた。
3階後方右端あたりという非常に高くて遠い席で、エコーで全部の音が一緒くたにまとまって聞こえてくる。全体のバランスは悪くなかったけど歌声がハッキリ分かれてなくて残念だった。Fireの最後のむちゃくちゃになってるところもほとんどドラムの音しかわからなかったし。
スモールワールドで始まり、アルバムの曲はたぶん全部やった気がする。そのぶん古い曲は少なかった。
自分勝手エモーションの間奏の、YESのシベリアン・カートゥルみたいな刻むところで思いっきり拳を振れたので大満足。流線形のライトはキラキラしてきれいだった。どこだったか、ダイちゃんが立って足でキーボードを弾いて会場とかけあいしてるところが面白かった。STARは初めの曲というイメージがあるので、これを最後にやるともう一週ライブが始まりそうな気になる。グッズ紹介とかなく、MCが普通でちょっと残念だった。
サポートギターがあると音が厚く、総君がギターなしでやや頼りなげに立って歌う瞬間も見られて良かった。
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